第73回 イタリア的日常ごはん 〜昼食編〜
甘いパンで午前中をしのぎ、お待ちかねランチタイム!イタリアのお昼の休憩時間は1時〜4時が基本ですが、都市部ではワークスタイルの変化により、短縮されつつあるようです。帰宅する時間がないので、職場近くで食事をすませるイタリア人も多いのですが、限られた時間でどんなランチをするのでしょうか。まず、イタリアのレストランにはいわゆるランチセットがありません。昼も夜も同じメニューです。けれどフルコースで食べる必要もありませんので、パスタかメイン料理+サラダなど好きなものだけを選択し、さっと食べてコーヒーでしめる、といった具合です。今のように寒い時期なら、豆や野菜のスープパスタが人気です。昼間からのワインもありですが、人によります。休日ならマンマの手料理を家族でゆっくりと、なんてこともありますが、平日はそうもいかないのですね。イタリア人だって、一生懸命働いているのです! (お弁当編に続く)
材料(2人分)
スパゲッティ 140g / 白インゲン豆水煮 200g / にんにく 1かけ / ベーコン 3枚 / 唐辛子 1本 / 塩・あらびき黒こしょう・オリーブ油 各適量
作り方
- つぶしたにんにくときざんだベーコン、オリーブ油をフライパンに入れて弱火にかける。にんにくに火が通ったら唐辛子と白インゲン豆、水1カップを加えて5分ほど煮込む。
- スパゲッティを記載された時間より3分短くゆで、1に入れてさらに3分ゆでる。とろみが出てきたら完成。仕上げに黒こしょうとオリーブ油をかけてどうぞ。
あきこ Profile
1977年生まれ。兵庫県明石市出身。京都の大学に在学中、旅行をきっかけにイタリアに魅了される。その加熱ぶりは卒業論文のテーマを「バルサミコ酢」にしてしまったほど。卒業まもなく管理栄養士の資格を取得。半年後、憧れのイタリアへ料理の勉強に旅立つ。2004年4月より彦根市内に勤務し、現在は湖国ライフを満喫中。