第69回 癒しのパスタスープ

イタリアでは9月が新年度の始まりです。元気モリモリで新生活をスタートさせたいところですが、休みボケ、夏の疲れ、そして雨の多い月でもあるので、何となくしんどくなるのも事実です。私も例にもれず、9月に体を壊したことがあるのですが、そんな時に同居人のイタリア人、ジェニーが作ってくれたパスタスープでずいぶんと癒されました。看病してもらっているくせに、日本人的にはオカユやろう、と偉そうなことを考えながら一口いただくと、おいしい☆…使う食材はいたってシンプルですが、消化吸収がよく、体を適度に温めてくれるので、疲れた体にスッと入ってくれます。もうすぐ始まる食欲の秋に備えて、まずはパスタスープで体をリフレッシュしてみてくださいね。
材料(4人分)
餃子の皮1袋(約30枚)/ 詰め物(豚ひき肉100g、ハム90g、パルメザンチーズ 大さじ5、卵1個、ナツメグ少々、塩少々)/ 固形ブイヨン2個
作り方
- ハムを適当な大きさに切り、残りの詰め物の材料と一緒にフードプロセッサーにかける。
- 1を餃子の皮で包んでトルテッリーニの形にする(イラスト参照)。
- 鍋に水1Lと固形ブイヨンを入れて火にかける。沸騰したら2のトルテッリーニを入れて、浮かんできてからさらに2〜3分煮る。
- 器に3をスープごと盛り付ける。
あきこ Profile
1977年生まれ。兵庫県明石市出身。京都の大学に在学中、旅行をきっかけにイタリアに魅了される。その加熱ぶりは卒業論文のテーマを「バルサミコ酢」にしてしまったほど。卒業まもなく管理栄養士の資格を取得。半年後、憧れのイタリアへ料理の勉強に旅立つ。2004年4月より彦根市内に勤務し、現在は湖国ライフを満喫中。