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長浜市の記事一覧

  • 2012年5月7日

    語り部が伝える賤ヶ岳合戦 まち・文化

    「賤ヶ岳合戦語り部の会」 山口忠義さん、小川敬子さん、村上宣雄さん  「長浜戦国大河ふるさと博」の会場のひとつ木之本エリアは、織田信長の後継を巡って羽柴秀吉と柴田勝家が争った賤ヶ岳合戦に焦点をあてている。ふるさと博は、史跡を野外博物館として位置づけ、北近江の戦国史を紹介しており、賤ヶ岳もそのひとつだ。頂上では... 続きを読む

  • 2012年4月30日

    波兎に呼ばれる! まち・文化

    社左側の竹生島文様 右側も同様の彫り物がある。野田神社の御祭神は少彦名命・受保命。波と兎といえば大国主命である。少彦名命は、大国主命と共に国造りをした神様である。その関係からこの文様が社殿にあるのかもしれない。  信じられないかもしれないが、本当の話だ。波兎が僕を呼んでいる。僕は、波間を跳ぶ兎のキュートな文様... 続きを読む

  • 2012年4月4日

    夢見るような手まり寿司 お店
    夢ものがたり

     大橋博文さん(42)ゆかりさん(42)夫妻が営む和食店「夢ものがたり」は今年で開店12年目。界隈では珍しい「水晶鍋」が食べられるお店だ。水晶の塊をくり抜いた鍋で、鍋料理をいただく。水晶には遠赤外線効果や、食材の臭み、不純成分を除去する浄化作用があり、具材などのアクが出ず美味しく食せるという。さらに博... 続きを読む

  • 2012年3月30日

    大河のふるさとを巡る
    大坂城の遺構 竹生島唐門 まち・文化

    竹生島  1996年のオーストリアである発見があった。エッゲンベルグ城に飾られていた壁画が、豊臣時代の大坂を描いた屏風絵だったことが判明したのだ。そこには大坂城の様子も詳しく描かれており、本丸と二の丸の間にかかる「極楽橋」が見てとれる。極楽橋はちょうど400年前の慶長元年(1596)に建造され、慶長5年(16... 続きを読む

  • 2012年2月29日

    食事のお供はお酢のドリンク お店
    マロズキッチン

     食事のときにあわせる飲み物は?と聞かれれば、お茶やお水が一般的で、洋食ならコーヒーや紅茶もあるけれど、食後に飲む印象が強い。夜ならワインや日本酒の場合もあると思う。  お酢を使ったドリンクが料理と一緒に出てくるお店がある。長浜の和食店「マロズキッチン」の日替わりランチセットだ。ぶどう、マスカット、 トマトマンゴ... 続きを読む

  • 2012年2月20日

    王国の、最高にフレッシュな 「いちごジャム」 お店

    吉安純一郎さんと知里さん夫妻  「できたてに勝るご馳走なし」とはよく聞く言葉で、とれたて、調理したての食べ物はやっぱりおいしいと思う。とは言っても収穫したてをすぐに食べることはこの時代難しい。それを身近で可能にしてくれるのが果物狩りかもしれない。今の季節ならば、いちご狩りだ。  長浜市榎木町にある「純野菜王国... 続きを読む

  • 2012年2月17日

    そこに臼と杵があるから、餅をつく まち・文化

    左から西川さん、辻井さん、津田さん  1920年代、3度に渡りエベレスト登頂に挑戦したイギリスの登山家ジョージ・マロリーにはこんな逸話がある。新聞の取材で「なぜあなたはエベレストを目指すのか」と問われてマロニーはこう答えたという。 「そこに山があるから(Because it is there. )」。  長浜... 続きを読む

  • 2012年1月24日

    花嫁は、みんな妹みたい ひと
    アトリエ ZARA 池田久美子さん

    池田久美子さん  「アトリエZARA」は、オーダーメイドのウェディングドレスを手がける小さなアトリエである。子どもの頃から洋裁が大好きだったという池田久美子さん(36)が5年前に開いた。大学時代、友人にウェディングドレスを制作したことが、ドレスづくりのきっかけだった。社会人になってからも依頼は続き... 続きを読む

  • 2012年1月16日

    あれこそ聞こえ候ふ竹生嶋にて候へ
    白龍現る! まち・文化
    源平ゆかりの地—竹生島

     平家の台頭から没落までを書いた「平家物語」(巻7)に、竹生島を舞台にした話がある。平経正(つねまさ)が、木曽義仲討伐に赴く道中に竹生島を訪れる「竹生島詣」だ。経正は平清盛の甥で、平家一門のなかでも詩歌管弦に優れ、琵琶の名手として知られた人物だ。 ——木曽義仲討伐のために、平家の兵たちは北陸を目指していた。隊の将... 続きを読む

  • 2011年12月2日

    青空の下でフレンチ お店
    C’courage

    C’courageの店内  長浜のとある住宅地に、創作フレンチのお店「C’courage(シークラージュ)」はある。  今どきの新しい家々が並ぶ景色に溶け込んだお店を見つけるには少しばかり注意が必要だ。靴を脱いで上がると、リビングダイニングのような空間にテーブル席があり、「いらっしゃいませ」よりも、「お帰りな... 続きを読む

  • 2011年11月18日

    湖畔のまちの古書店 お店
    さざなみ古書店

    さざなみ古書店  中村恭子さん(61)は、ふらりと旅で訪れた長浜に一目で惚れて、北九州市から移り住むことにした。一目惚れだから多分、理由は無い。このまちで暮らしたいと思い、前々から淡く抱いていた古書店をしたいという願望が形になり、今年9月、長浜のまちなかに「さざなみ古書店」を開いた。中村さんが長浜に移り住んで... 続きを読む

  • 2011年10月31日

    源義経と舎那院 まち・文化

     ——昔々。京の都では、怪僧弁慶が、夜な夜な通行人の刀を奪いこれを千本集めているという噂で、おそれられていた。千本目となるある夜のこと、牛若丸という少年が弁慶の前に現れた。弁慶は牛若丸の立派な太刀を奪おうと長刀を振り回すものの牛若丸は華麗にかわし、手に持った扇を投げ弁慶の額に命中させた。降参した弁慶は、牛若丸... 続きを読む

  • 2011年10月14日

    噂のハンバーグランチ お店
    おにくや食堂 Suehiro

    おにくや食堂 Suehiro 店内  ハンバーグが好きだ。お箸を入れたとき、肉汁があふれるジューシーさを目指し作るのだがうまくいかない。そのせいかハンバーグがおいしいというお店の噂には敏感だ。  7月、長浜のまちなかに「おにくや食堂 Suehiro」がオープンした。ランチメニューのハンバーグが評判だという。噂... 続きを読む

  • 2011年9月28日

    マクロビで、ニコニコになる お店
    ナチュラルカフェ にこにこ

    店主の大平真紀さん  旧浅井町に6月「ナチュラルカフェ にこにこ」がオープンした。マクロビオティック食のカフェレストランである。マクロビとも略される食事法の一種だ。  「日本人本来の食生活である玄米菜食を軸にした食事法です。マクロビオティックは『自然に即した命のあり方』との意味をもちます。自分も自然の一部であ... 続きを読む

  • 2011年9月16日

    飾って楽しい、使ってうれしい Söpöのしあわせっけん ひと

    石けん作家の近藤由紀子さん  りんご、動物のシルエット、水玉、空、波、パステルの淡い色にモチーフが浮かぶ。スタンプや消しゴムのようにも、おいしそうなお菓子にも見えたり……、実は、みな石けんなのだ。  長浜市に住む近藤由紀子さん(34)は、石けん作家である。「Söpö」というウェブサイトで手づくり石けんを公開、... 続きを読む

  • 2011年8月22日

    B級グルメバトルで健闘した「近江牛たま」とは…… お店

    近江牛たま  少し前、籐製品の涼を体感することができる夏原籐製作所のギャラリーを紹介した。ギャラリーでは、ちょっとした飲み物などを注文することができるのだが、「長濱名物 近江牛たま」というメニューがあった。  「甘辛く煮込んだ近江牛の牛すじをたっぷりたまごの、ふわふわ生地で包みました。長浜の老舗ちゃんこ鍋店『... 続きを読む

  • 2011年8月5日

    湖北のキリシタン灯籠 まち・文化

    国友町「因乗寺」のキリシタン灯籠  イエズス会のフランシスコ・ザビエルによってキリスト教が日本に伝来したのは、鉄砲伝来と同じ天文18年(1549)のことだ。織田信長はキリスト教布教に寛大だったが、信長の後を継いだ豊臣秀吉はバテレン追放令を出し、宣教師を国外追放。徳川の世となるとキリシタンへの弾圧と迫害はさらに... 続きを読む