「彦根」を含む記事一覧

  • 2009年11月17日

    とんかつ・つゆしゃぶ あ桜 お店

    四番町ダイニング内の「あ桜」  天高く、馬肥ゆる秋。さわやかな気候で食欲が旺盛になることを表す言葉だと思っていたけれど、どうやら本当の意味はずいぶん違うようだ。中国北方の古い諺で、秋になると襲ってくる騎馬民族への警戒を指しているとあった。  それにしても、食べることが楽しくなる季節である。秋の始まりにとんかつ...  続きを読む

  • 2009年10月27日

    楽しいの向こう側へ まち・文化
    滋賀大学 冒険部

    滋賀大学冒険部のメンバー  滋賀大学経済学部に「冒険部」というサークルがあると聞いた。冒険部の究極の目的は「自分の心の未開の部分を冒険すること」であると、部長の宮本弘之さんは語る。三重県出身の宮本さんは北海道の大学に入学し、その後編入試験を受け滋賀大の3回生となった。北海道の大学では旅行サークルに所属していた。...  続きを読む

  • 2009年10月11日

    佐和山城天守の行方 ひと
    城郭研究家 長谷川博美さん

    「澤山城図」滋賀県犬上郡多賀町多賀大社蔵「多賀大社社頭絵図」(写真提供 長浜市長浜城歴史博物館) 佐和山城遺跡出土 焼印木片(写真・説明 長谷川博美) 彦根城天守木材に墨書された「チキリ」符牒と同種と思われる「チキリ」紋様の焼印のある木片が、佐和山城遺跡の土中より発掘されて、発掘現場事務所のトレーの中に...  続きを読む

  • 2009年9月28日

    逆さま世界 彦根の穴場・暗い部屋 まち・文化
    スミス記念堂 カメラ オブスキュラ

    会場となるスミス記念堂。  吹く風が気持ちいい……。  台風の気配をはらんで、街路樹が風の姿を映している。清秋とはよく言ったもので、空気が澄み、世界の何もかもがはっきりとした輪郭を持ち始める。高度を下げた太陽のせいもあるかもしれない。屋外が気持ちいい季節だが、「カメラ オブスキュラ(暗い部屋)」というインドア...  続きを読む

  • 2009年9月20日

    「いかつぶ」と「宇宙」 まち・文化
    上田三佳展

     上田三佳さんは美大を卒業し仕事をもつ傍ら、絵を描いたり糸や綿布など身近な素材で、移りゆく季節やその時々の自分自身の気持ちを映すように作品を作ってきた人だ。近々、久しぶりに個展を開催するという。  「いかつぶ展」…… これが個展のタイトルだ。「いかつぶ」の「いか」は、海に棲むあのイカであり、イカが今回の...  続きを読む

  • 2009年7月26日

    サムスィング ハプン まち・文化
    ひこねフィジカル・アート 2009

     8月。ひこね市文化プラザで上質な芸術文化を体感できるフェスティバル「ひこねフィジカル・アート 2009」が開催される。演劇や舞踏、音楽、ライブペイント、書などジャンルの異なったアーティストの身体表現を間近で楽しむことができる企画だ。  ところで、文化や芸術という言葉を耳にしたとき、舞台上で繰り広げられる世界を...  続きを読む

  • 2009年7月12日

    レキジョのための基礎知識 3
    石田三成「像」を巡る旅 まち・文化

     戦国時代、近江を制する者は天下を制すといわれていた。特に、信長や秀吉をはじめ、多くの武将たちが手を伸ばした湖北地域だが、やっぱり石田三成の存在感が大きい。敗軍の将でありながら、後世に語り継がれるだけの何かを持った人物だったのだろう。  現在でもそのカリスマ性は強く、像が建てられている場所は思いつくだけで4箇所あり、一...  続きを読む

  • 2009年7月12日

    宗安寺の幽霊の絵 公開 まち・文化

    六条御息所をモチーフとした通称「幽霊の絵」  人間の側が活気づいてくると、どうやらあちらの世界も賑やかになってくるようで、夏は怪談の季節でもある。彦根市の夢京橋キャッスルロードにある宗安寺で、一晩だけ「幽霊の絵」が公開される予定だと聞き、訪ねてみた。  宗安寺は、江戸時代の初め、彦根城下町が作られたときに現在の...  続きを読む

  • 2009年6月28日

    夏は三口屋 お店
    三口屋菓子玩具卸店

    倉庫を改装した店内  夏といえば、駄菓子屋である。気温と湿度が高くなるにつれ、駄菓子屋熱も高くなる。  毎年、誰から言い出すでもなく自転車で近くの店に乗りつけ、握り締めた小銭で最初に瓶の炭酸ジュースを買う。ジュースの冷蔵庫に栓抜きがぶら下げてあって、セルフサービスで王冠を開け、店先で喉を冷やしながら、今日はこれ...  続きを読む

  • 2009年6月14日

    湖東・湖北のたこ焼き 特集

    季節は梅雨、特別な理由があるわけではないけど、「う〜ん、何とかしなくては」と思ったら、たこ焼き! 買いに出かけて食べたら、気分も変わるのではないかと思った……。たこ焼きを買い集めました。 よろずや たっぷりの具材でヘルシー&栄養満点 定番の紅しょうが、天かす、ネギに加えて、キャベツにアミエビ。地元のお年寄りや子ど...  続きを読む

  • 2009年6月14日

    たこたま明石風……? お店
    お食事処・居酒屋 兼広

    兼広の「たこたま明石風」  たこ焼きは、そのルーツを辿ると明石焼きに辿り着くらしい。なんでも、江戸時代後期、タコを卵の黄身でくるんで焼いた料理が明石地方で考案され、昭和になってから、それを元に大阪で生み出されたのがたこ焼きだそうだ。  個人的な話だが、この辺りで明石焼きといわれて真っ先に思いつくのが、彦根市立病...  続きを読む

  • 2009年5月24日

    彦根りんご復活とロームビューティー まち・文化

    平成の彦根りんごの花  和名を「芹川」というリンゴが彦根のリンゴ園で栽培されている。「ロームビューティー」という品種で、現在、国内で栽培されているのはここだけであるという。  アメリカでロームビューティーという新品種のリンゴが発見されたのは1816年。明治時代に他の西洋リンゴと共に日本に輸入された。国内では青森...  続きを読む

  • 2009年5月10日

    ピアノ生誕300年・ハイドン没後200年 クラシックをもっと楽しもう! まち・文化

    左から、ベーゼンドルファーのピアノ、スタインウェイのピアノ、チェンバロ  クラシック音楽を近くに感じた夜があった。  先月、ひこね市文化プラザで開かれた『ひこね音楽夜話クラシック事始』と題した「初心者こそ楽しめる、クラシックのレクチャーコンサート」のときのことだ。国内外で活躍するピアニストの福田直樹さんをナビゲ...  続きを読む

  • 2009年5月10日

    蒔絵に秘められた物語を読む…… ひと
    漆art風工房 坂根龍我さん

    蒔絵の手法は、桃山時代に大成したという。  japanという英単語には、日本という語意以外に、もう一つ別の意味がある。それは漆器。食器や家具など、日用品の一部として僕たちの身の回りに溢れている。欧米では、磁器をchinaと表記するのに対して、漆器は日本特産品の代名詞として捉えられているらしい。  「日本では、弥...  続きを読む

  • 2009年5月10日

    蕎麦を食べる30分 お店
    献上伊吹そば つる亀庵

    「よろい重そば」が五段ずつ運ばれる。  彦根城の堀端に伊吹蕎麦を食べさせてくれる「つる亀庵」という蕎麦処がある。  伊吹は日本の蕎麦発祥の地であると伝えられ、江戸時代には井伊家から将軍徳川家への献上品の記録に「伊吹蕎麦」と記されていたりする。つる亀庵では、打ちたての伊吹産の蕎麦を食べることができる。ゆがきたての...  続きを読む