" />

彦根市の記事一覧

  • 2018年2月9日

    明治維新150年 其の一 まち・文化

    天寧寺の大東義徹顕彰碑の書は日下部鳴鶴が揮毫。鳴鶴は彦根藩士であり明治の三筆、近代書道の確立者の一人である。  かつてDADAジャーナルでは湖東・湖北に遺る近代化遺産を記してきた。文化庁によると、近代化遺産とは、「幕末から第2次世界大戦期までの間に建設され、我が国の近代化に貢献した産業・交通・土木に係る建造物... 続きを読む

  • 2018年1月31日
    No Image

    彦根ゴーストツアー まち・文化

     「目に見えないモノを見ることができるかもしれない旅をしませんか? 現世(うつしよ)と幽世(かくりよ)の狭間、湖東・湖北の伝承を追いかけ文化遺産を巡るTour に出かけませんか?『空(くう)の旅人舎』がご案内いたします」と、「妖怪探訪の章」(2月17日・18日)、「井伊直弼の章 其の二」(3月3日・4日)が行われる予定... 続きを読む

  • 2018年1月10日

    地域探索(まちの見え方) 1 特集

     少し前と言っても半年ほどだが、滋賀大学経済学部の近藤紀章先生の授業で学生の方々と話す機会があった。DADAジャーナルについても説明をした。「新しいまちがいろいろできて、かっこいいまちもたくさんあるなかで、僕らが、何をどういう風に語ることができるかということがとても大事だと思います」、「もしも、不思議なものや面白いもの... 続きを読む

  • 2017年12月25日

    湖東・湖北 ふることふみ 40
    井伊家千年の歴史(23) まち・文化

    直虎終焉の地・松岳院跡  『おんな城主 直虎』の放送も無事に終了した。一旦区切りとなるので今稿では放送前に大きな問題も提示されていた件について私説を書いてみたい。  井伊直虎は男性である。そんな説がまことしやかに発表されたが現在はほぼ否定されていると考えても差し支えない。一番の理由は男性説の証拠となる史料が1... 続きを読む

  • 2017年12月13日

    顔のみえる発酵でつなぐ お店
    ハッピー太郎醸造所

     甘酒、鮒ずし、漬物、味噌…「ハッピー太郎」こと池島幸太郎さんのつくる発酵食品は、とてもうまい。味がしっかりしていつも軽やかで、素材に対して控えめなバランスが、どこか上品な感じがしている。  どんなふうにつくられるのだろう…10月1日に発酵食品の工房とお店「ハッピー太郎醸造所」がオープンしたとき、さっ... 続きを読む

  • 2017年12月4日
    No Image

    半月舎だより 14 まち・文化

    お客さんたちのあれこれ  舎主のUさんも、舎員のわたしも30代の女なので、「お客さんも同世代くらいの女性が多いんでしょう」というようなことを言われることがあるが、そんなこともない。定期的にお越しになるような、お互い顔を覚えるようなお客さんは、ほとんど年配の男性だ。  お客さんから本を買い取らせてもらい、自分で選んで並... 続きを読む

  • 2017年11月30日

    城下町の稲荷社 なぞの言葉「せんぎょう」? まち・文化

     中山道高宮宿、犬上川沿いに「豊勝稲荷」がある。宿場町の稲荷で、11月5日に大祭があるというので出かけた(11月と2月の第一日曜日が大祭)。明治初期、個人の家で祀っていた稲荷を「門口」の字で世話をするようになったのだという。立派で大きな稲荷である。この稲荷を個人宅で祀っていたのだから、高宮の繁栄ぶりがうかが... 続きを読む

  • 2017年11月14日

    城下町の稲荷神社 2 まち・文化

    瘡守稲荷神社(彦根市馬場1丁目)  唐突だが、今、僕は稲荷神社が面白い(のではないか)と思っている!! 稲荷神社は「商売繁盛の神様」のイメージが強いが、彦根城下の稲荷はどうも違っているぞ……、という話である。  前回、「彦根の瘡守稲荷(かさもりいなり)は、井伊直政が上野国箕輪に居た頃、常陸の国の笠間稲荷社(茨... 続きを読む

  • 2017年10月31日

    喜多充「唄屋の縁」 連載150回記念LIVE&TALK まち・文化

     2004年10月より小紙連載中のコラム「唄屋の縁」が、来月150回を迎えます。これを記念して筆者・喜多充のディナーライブ開催決定!  ピアニスト・平間さと子(from 東京)、ギタリスト・歳森隆史(from 兵庫)と、喜多を知り尽くす強力なメンバーと共に、最高の「唄」をお届けします。また今回は連載100回記念ラ... 続きを読む

  • 2017年10月24日

    即興のこころで ひと
    野本由香さん

    ダンスホール紅花にて photo by Junko Kanazawa  野本由香さんが彦根にやってきたのは、今からちょうど20年前、1997年5月だった。生まれ故郷である愛媛県松山を出て住んだことはなかったという野本さんは、結婚と同時に、それまで縁もゆかりもなかった滋賀県へ移り住んだ。  新しい住処を決めるた... 続きを読む

  • 2017年10月10日

    城下町の稲荷神社 まち・文化

    長林稲荷大明神(彦根・清凉寺) 長林稲荷大明神(彦根・清凉寺)  唐突だが、今、僕は稲荷神社が面白い(のではないか)と思っている!!。  彦根の街を自転車で走る機会があって、夏が逝く流れる景色を視野の端で捉えながら……突き進んでいた。ふらふらではなく、久し振りの自転車が気持ち良くて、一心不乱にペダル... 続きを読む

  • 2017年10月6日

    半月舎だより 13 まち・文化

    古本市に降った雨  9月20日、半月舎は開店して丸6年をむかえた。この日は定休日だったのだが、たまたま舎主のUさんも舎員のわたしも揃って、おのおの仕事をしていた。ふと「今日で、何年目になるんだっけ」とUさんが言って、そうか、とわたしも日付に気がついた。「がんばってるよねーウモレボンもいい感じだし」とUさんは軽やか... 続きを読む

  • 2017年10月3日

    湖東・湖北 ふることふみ 37
    井伊家千年の歴史(20) まち・文化

    昨年発見された南渓和尚の位牌  井伊家の話、再開。  直虎を始めとする井伊家の人々に常に寄り添って助言する人物が龍潭寺の二世住職南渓瑞聞である。  南渓和尚は直虎の大叔父(祖父の弟)で、以前は井伊直平実子の次男(もしくは三男)と言われていたが、過去帳を見ると両親の戒名が直平以外の人物が記されていた。現在では井... 続きを読む

  • 2017年9月25日
    No Image

    プロフィール まち・文化

      僕のプロフィールが欲しいと言われ、そんなもの真面目に書いたことが無いと思いながら、こんな具合に書き始めたのでした。  DADAジャーナル編集人。最近、弓道教室に通い始めました。カロム、波兎(竹生島紋様)、ガチャコン、妖怪、入れ歯、オコナイ、城下町の稲荷、鳥居など、興味のあることは全て中途半端で、生き方も定まりません... 続きを読む

  • 2017年9月7日

    半月舎だより 12 まち・文化

    ウモレボン市で俳句募集  毎年秋に開いている一箱古本市「ウモレボン市」は、店を始めた年に始めて、今年で7回目になる。(ここでは以前に何度も書いているのでくどいと思われるかもしれないが、一箱古本市とは、不要になった本を持ち寄って開く本のフリーマーケット。9月16日の開催に向けて、現在出店者募集中)夏ころになると、... 続きを読む

  • 2017年9月4日

    目指せ!! 彦根梨の樹オーナー まち・文化

    彦根梨のこと  「ひこね梨さんぽ2017」というイベントが8月20日(日)から始まっている(9月10日まで)。彦根梨を使い工夫を凝らしたオリジナルメニューの食べ歩きラリーを楽しむことができる。参加店は彦根市内のレストランや菓子店など40店舗。食べ歩きラリーでは、抽選で彦根梨の樹オーナーの権利や、彦根梨加工品詰め... 続きを読む

  • 2017年8月28日

    彦根繍を知る まち・文化

    「松に孔雀図」(1220×790mm)個人蔵 写真提供:愛荘町立歴史文化博物館 「日光陽明門と神橋図」(1610 ×950mm)個人蔵 写真提供:愛荘町立歴史文化博物館  「彦根繍(ひこねぬい)」は色鮮やかな絹糸で一針ひと針根気よく図柄を刺していく日本刺繍で、彦根市京町の青木刺繍ただ1社が名乗っている... 続きを読む