「賤ヶ岳」を含む記事一覧

  • 2015年12月28日

    伊吹山から昇る朝日を見に賤ヶ岳へ登る まち・文化

     富士山の山頂と太陽が重なるのを「ダイヤモンド富士」と言うらしい。ならば、伊吹山の山頂から昇る朝日は「ダイヤモンド伊吹」と言ってもいいかもしれない。  10月の半ば頃、「日の出・日の入りマップ」というウェブサービスで、12月1日の朝に賎ケ岳の山頂に立てばちょうど伊吹山のてっぺんから朝日が昇るということを知った。教えて...  続きを読む

  • 2012年11月20日

    賤ヶ岳隧道 まち・文化

     賤ヶ岳隧道は、大正13年着工、4年後の昭和2年(1927)7月に完成している。残された工事銘板には村田鶴の名はないが、意匠は横山隧道・佐和山隧道と酷似している(『“道”を拓いた偉人伝』(永冨謙著・イカロス出版株式会社・2011年)。現在のトンネルができるまでは国道のトンネルとして使われていた。本当は「賤...  続きを読む

  • 2012年7月2日

    博覧会はバスに乗って まち・文化

     この季節に山登りをするなら、私は、たどりついた頂上でビールを飲みたいと考えるタイプである。賤ヶ岳や小谷城跡は何度となく登ってきたが、最寄駅からのアクセスが少々不便なので叶わないと思っていた。  ところがである。「戦国大河ふるさと博」の会期にあわせ、各会場を巡回するバスが走っているのだ。「戦国バス」「七本槍バス」...  続きを読む

  • 2012年6月18日

    足軽として語る戦国 まち・文化

    津田志保さん  『歴女』……。ウィキペディアでは「歴史好きあるいは歴史通の女性を指す造語」とある。さらに歴史の何が好きかで細分化されるらしい。  「大きくは、史跡・武将・甲冑などの武具装束・軍略などに分けられますが、たいていは複数の分野に興味を持っています。私はまず甲冑。自分が着るのも造るのも、着ている人を...  続きを読む

  • 2012年5月7日

    語り部が伝える賤ヶ岳合戦 まち・文化

    「賤ヶ岳合戦語り部の会」 山口忠義さん、小川敬子さん、村上宣雄さん  「長浜戦国大河ふるさと博」の会場のひとつ木之本エリアは、織田信長の後継を巡って羽柴秀吉と柴田勝家が争った賤ヶ岳合戦に焦点をあてている。ふるさと博は、史跡を野外博物館として位置づけ、北近江の戦国史を紹介しており、賤ヶ岳もそのひとつだ。頂上では...  続きを読む

  • 2010年5月3日

    片桐且元の首塚…? まち・文化

    片桐且元の首塚  JR高月駅の西側、入り組んだ路地の一角に石碑がある。片桐且元の首塚である旨が記されている。歴史好きなら首をかしげるだろう。一般に且元は駿河の国で死去したといわれているからだ。  且元といえば、賤ヶ岳合戦の七本槍のひとりとしてよく知られる人物である。旧浅井町須賀谷に生まれ、幼くして羽柴秀吉に仕...  続きを読む

  • 2009年3月8日

    賤ヶ岳トンネルのビル? まち・文化

     トンネルを抜けると、一変する景色に驚くことがある。国道8号線の賤ヶ岳トンネルもそのひとつだ。山が迫る木之本町大音側から山梨子側に出ると、奥琵琶湖の湖面が光っている。  このトンネルの帰りのコースでいつも気になっていたことがある。山梨子側の入口にトンネルと一体化するように「ビル」が建っているのだ。交通量の多い国道...  続きを読む