「彦根」を含む記事一覧

  • 2011年1月2日

    包丁研ぎます ひと
    小菅一宏さん

    小菅一宏さん  「包丁研ギマス ¥500〜」。  彦根・花しょうぶ通り商店街、「村川商店」の店先で見つけたのぼりだ。村川商店はタバコや有機栽培食品を扱っている。尋ねてみると、「包丁を研いでくれる方への取り次ぎをしている」のだという。どんな人がどんな風に研ぐのだろう……取り次いでもらい、小菅一宏さん(72)にお...  続きを読む

  • 2010年12月31日

    元旦はガンガン打ってみる! お店
    彦根バッティングセンター

     広い室内練習場を備えたバッティングセンターが彦根市地蔵町にある。通称を「彦根バッセン」、もう少し短くして「バッセン」という。元旦から営業しているのがいい。初詣の帰りに「打ち初め」をするのもいいなぁと思っている。  速球スピード140キロのマシンに向かいガンガン打つことができれば申し分なく良い年の予感……。しかしで...  続きを読む

  • 2010年12月30日

    年貢を納める まち・文化
    彦根市南三ッ谷町 常光寺

    常光寺の梵鐘は「暁、夕べ、声を発して、十方に至る」といわれ、一里四方に響き長夜の夢を破る名鐘だった。昭和18年、太平洋戦争のため供出、帰らぬものとなった。写真は梵鐘供出当日に撮られたもの(常光寺蔵)。現在の梵鐘は檀家の均等喜捨と信徒・縁者の寄付により鋳造された3代目となる。  2010年12月19日は延命山常...  続きを読む

  • 2010年12月17日

    バーで食べるハンバーグ お店
    Bar Thistle 四番町スクエア店

    バー・シスルの店内  バー・シスルは、止まり木の向こう側に、いつもと変わらぬ優しいバーテンダーがいるお店だ。数ヵ月に一度しか訪れることのない僕をしっかりと覚えていてどんなに酔っていても、深夜であっても「いらっしゃいませ。今日は何になさいますか」と迎えてくれる。  バーは独りに限る。誰とも話さない。バーテンダーさ...  続きを読む

  • 2010年12月10日

    レキジョのための基礎知識 4
    龍潭寺に遺る佐和山の記憶 まち・文化

    城内の屋敷にあったと伝わる板戸  戦国ブームの影響もあって、石田三成の居城であった佐和山城跡へ登る人が増えている。山を挟んで西からのルートの入口にあたるのが龍潭寺である。関ヶ原合戦の功労により佐和山城を与えられた井伊直政が、現在の静岡県浜松市にある井伊家始祖・共保(ともやす)以来の同名の菩提寺を分寺し開いた、臨...  続きを読む

  • 2010年12月7日

    こだわりのないところがこだわりのママカレー お店
    BOULANGER CENT(ブーランジェ・サン)

    アル・プラザ彦根 1Fの「ブーランジェ・サン」 店長の大石新治さん こだわりのないところがこだわりのママカレー  彦根駅前アル・プラザ 1階の「ブーランジェ・サン」は、焼きたてパンが店頭に並ぶパン屋さんである。一日、サンドイッチの種類も入れて約80種。厨房から売れ具合を確かめながら、オーブンが...  続きを読む

  • 2010年11月16日

    RALLY NIPPON 2010 長浜・彦根 まち・文化

    雅楽師の東儀秀樹さん  11月5日から8日にかけて、クラシックカー約70台が、東京 - 京都間約1200キロを走り抜けた。昨年4月より、社団法人日本ユネスコ協会連盟は、100年後の子どもたちに長い歴史と伝統のもとで豊かに培われてきた地域文化・自然遺産を伝えるための運動として「プロジェクト未来遺産」運動をスター...  続きを読む

  • 2010年11月14日

    変わった植物 まち・文化

    南川瀬町のナスビ 巨大なオクラ  DADAの誌面が少し変わった。  カラーにしようという企みへの一歩である。本当ならば、一気にやってしまうのだろうけど、僕らはほとんど進まない。気がつくと、少し変わったかなという程度である。  また、言われなくては気づかないこともある。興味の対象が異なるのだ。例えば、モン...  続きを読む

  • 2010年10月27日

    11月6日、石田三成で結ばれよう まち・文化

    石田三成の茶の井の伝承が残る仙琳寺の竹藪(現在も整備継続中)。  秋が深くなっていく……。日常に忙殺されはしても、月を愛でるくらいの余裕は持っていたい。  「100万人のキャンドルナイト」というイベントがあって、合い言葉は「でんきを消して スローな夜を」。夏至と冬至の夜、8時から10時まで電気を消し、キャンド...  続きを読む

  • 2010年10月18日

    RALLY NIPPON 2010 まち・文化

     昨年、10月19日月曜日、午前10時過ぎ、表が騒がしいので出てみるとクラシックカーが何台も目の前を通り過ぎていった。僕らは「流し撮り」の練習をしようとカメラを持ち出し、何度もシャッターを押した。「流し撮り」というのは撮影テクニックの一つで、動くものを追いかけながらシャッターを切る。背景が流れたよう...  続きを読む

  • 2010年9月30日

    竹林整備 まち・文化

     少し涼しくなった。夏が始まる頃、竹林整備に誘われて、月に一度は朝早くから出かけている。僕の場合、朝早くからというのではなく、徹夜明けのどんよりした心と身体をシャワーで清めて出かける。つなぎを着て長靴を履きタオルを首に巻いて、ノコギリを持ち、さぞ役にたちそうな姿で車に乗り目的地まで行く。実際はあまり役に立たない...  続きを読む

  • 2010年9月23日

    ヴォーリズ建築のカフェで過ごす お店
    Yeti Fazenda

    お店の前にはアウトビアンキ A112  彦根市日夏町の静かな家並みに、70年以上前、日夏村役場として建築された建物がある。設計・監督は、各地に名建築を遺したウィリアム・メレル・ヴォーリズ氏が率いたヴォーリズ建築事務所だ。当時は最先端の建物も、歳月に洗われ今はすっかり風景に馴染んでいる。役場から公民館、農協など...  続きを読む

  • 2010年9月19日

    人形の可能性 全てが無く、全てが存在する世界。 まち・文化

     人形は話さない。からくり人形は別にして人形は動かない。命も無いはずなのだが、人形は語りかけ、見つめ、笑い、そして悲しみをたたえているように見える。姿を映しカタチを与えられたが故だろうか……。あまり深くは考えたことのない世界がある。  人形の制作30年という國門登美恵さんにお会いした。請われて夢京橋あかり館で作...  続きを読む

  • 2010年9月3日

    英語で空手をマスターする! ひと
    「ブラックベルト・イングリッシュ」ロバート・ノットさん

    空手の指導をするロバートさん  彦根の旭森小学校近くに空手道場がある。「ブラックベルト・イングリッシュ」はアメリカ人のロバート・ノットさんと智恵さん夫妻が去年から開校している。日本語に訳すと「黒帯英語」道場となるのだろうか。ロバートさんは幼い頃からアジア文化に興味をもち、空手を学んできた。今は空手道七段(教士...  続きを読む

  • 2010年9月1日

    水辺まで30秒、湖岸の小さなパン工房 お店
    パン工房 VIDAL

    松原の湖岸のすぐそばのパン工房「VIDAL」  比良山と琵琶湖が好きで、愛知から滋賀に移り住んだパン屋さんがある。店主の加藤由加里さんは、3年前、彦根の松原にパン工房「VIDAL」をオープンした。松原水泳場のほぼ目の前、工房を出れば直ぐそこに水辺があり、ゆるい曲線を描く湖の向こう側に比良山系が真夏の雲をつかん...  続きを読む