「稲荷神社」を含む記事一覧

  • 2021年12月8日

    Fox Hole no.5 まち・文化

    狐の穴  「Fox Hole」、文字通り「狐の穴」である。今まで何度かFox Holeについて書いてきた。ある程度のボリュームがあるものはDADAジャーナルで4回ほど。最初の原稿は2017年、この原稿を5回目とする。  Fox Holeは稲荷の社に空けられた穴のことだ。コンクリートや石組みの台座に空いている...  続きを読む

  • 2021年4月30日

    Fox Hole(狐の穴) まち・文化

    城山稲荷神社のFox Hole(松江市殿町449-2)小泉八雲もこのFox Holeを見たに違いない。  「狐の穴」について書いたのは2017年だったと思う。稲荷の社の裏に狐が出入りできる穴があいているのだ。  小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)はおおよそ100年前にこのことに気づいた。『新編 日本の面影Ⅱ』(...  続きを読む

  • 2018年5月7日

    狐穴 まち・文化

    彦根市池州町の花山院稲荷社。社の台座の石組みにも「狐穴」。  前回、「狐穴」について書いた。稲荷の社の裏に狐が出入りできる穴があいているという話だ。彦根市本町の宗安寺の「旧上魚屋町稲荷」と高宮町「豊勝稲荷」にはちゃんと狐穴があった。以来、1ヶ月、僕は、他の稲荷社にもあるに違いない……と、お参りしては社の裏に回...  続きを読む

  • 2018年1月17日
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    城下町の稲荷社 なぞの言葉「せんぎょう」(2) まち・文化

     前回、彦根市高宮の豊勝稲荷に、「せんぎょう」或いは「せんぎょ」と呼ばれるお供えの風習があることを話した。その時は言葉の意味は判らなかったが、「施行」と書くことが判った。大抵は「しこう」と読むが「僧や貧しい人々の救済のため、物を施し与える」ときには「せぎょう」と読む。豊勝稲荷の「せんぎょう」「せんぎょ」は、「せぎょう」...  続きを読む

  • 2017年11月14日

    城下町の稲荷神社 2 まち・文化

    瘡守稲荷神社(彦根市馬場1丁目)  唐突だが、今、僕は稲荷神社が面白い(のではないか)と思っている!! 稲荷神社は「商売繁盛の神様」のイメージが強いが、彦根城下の稲荷はどうも違っているぞ……、という話である。  前回、「彦根の瘡守稲荷(かさもりいなり)は、井伊直政が上野国箕輪に居た頃、常陸の国の笠間稲荷社(茨...  続きを読む