「森川許六」を含む記事一覧

  • 2019年6月4日
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    蓑火と森川許六 まち・文化

     「蓑火(みのび)」という妖怪と森川許六が繫がった。  『百鬼解読』(多田克己著 講談社)に、明治時代の妖怪研究家井上円了の一文が引用されている。「近江の琵琶湖には不思議な火があると古老は言う。旧暦五月頃の幾日も降り続く梅雨の、ま近な景色もよく見えないほどの天気の暗夜になると、湖水を往来する船夫の簑に、まるで蛍火のよう...  続きを読む

  • 2015年9月18日

    蕉門十哲・森川許六 三百回忌 まち・文化

     今年は、彦根藩14代藩主・井伊直弼公生誕から二百年の年である。関連行事もあちこちで行われている。直弼公が槻御殿で生まれた年からさらに百年前、森川百仲(ももなか)という藩士が城下で亡くなった。俳諧師・松尾芭蕉の弟子として知られる、森川許六である。芭蕉最晩年の弟子で、交流期間は短いが、数多くいた芭蕉の弟...  続きを読む

  • 2012年4月13日

    庭に箒もあてず、樹に木鋏を入れることもせず…… まち・文化

    五老井の句碑  「五老井」は森川許六の号である。井戸の名前ではない。一般的に「許六」は「きょろく」というが、彦根では「きょりく」と発音するらしい……。  許六は、明暦2年(1656)8月14日の生まれ。本名を森川百仲といい、禄高300石。通称を五助、五老井・菊阿佛・無々居士を号した彦根藩士である。代々、武術指南...  続きを読む