「宇曽川」を含む記事一覧

  • 2019年10月16日
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    湖東・湖北 ふることふみ 61
    野良田の戦い(後編) まち・文化

    宇曽川堤から肥田城址を望む  前回は『浅井三代記』の野良田の戦いを紹介した。今回は『江濃記』を見てみたい。  宇曽川を挟んで対峙した六角・浅井両軍だったが、午前10時頃から浅井軍の百々内蔵助が宇曽川を渡って、六角方の蒲生定秀の手勢と衝突。戦いの決着はすぐには着かなかったが、六角軍の田中冶部大夫・楢崎壱岐守が百...  続きを読む

  • 2019年9月10日

    湖東・湖北 ふることふみ 60
    野良田の戦い(中編) まち・文化

    宇曽川南岸より撮影。奥の山が荒神山  前回は、宇曽川を挟み北に浅井賢政率いる1万弱、南に六角義賢率いる2万5千(それぞれ兵力は諸説有)が布陣したところまで書いた。この先を伝えるものは軍記ばかりであり一級資料ではないためこの先は物語として読んでいただきたいが、その軍記でも『浅井三代記』と『江濃記』では同じ戦いを...  続きを読む

  • 2010年7月20日
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    平将門の首の続き まち・文化

     前回、『将門の首』の記事を書いた。『関東八州を制圧し、新皇を名乗った将門は東国の英雄であり、斬首されるという非業の死は伝説を生み、怨霊・怨念の系譜へと繋がっていく。伝説は関東を中心に全国に広がり、淡海にも大津市、彦根市、愛荘町に残っているという。彦根市は「平流山(荒神山)」、愛荘町は「のまず(野間津・不飲)の池」「山...  続きを読む

  • 2010年7月8日

    平将門の首 まち・文化

    愛荘町石橋の看板  湿気を含んだ空気がじとーと澱む頃になると、人は怪談話を思い出すらしい。淡海妖怪学波にも「妖怪を知りませんか」と問い合わせが入る。恐い話をと期待されるのだが、妖怪の時代というものがあったとするならば、その時代と畏怖の種類が現代とは違うのだから仕方がない。濃い闇が夜を支配し山々の影が一層密度と...  続きを読む

  • 2009年4月26日

    会いに行く桜レポート 2 まち・文化
    三津町の3つ 宇曽川の桜ライトアップ

    ライトアップされた宇曽川の桜  彦根市三津町には遠方から人々の集まるスポットが3つある。 1つめは、全国でも珍しい福の神「勝鳥神社」。2つめは絶好の稚アユ釣りポイント。そして3つめは、宇曽川沿いの桜並木である。三津町の3つ。おそらく偶然の産物なのだろうけど、数字が符合しているのが面白い。  なかでも、宇曽川の堤...  続きを読む