「千代神社」を含む記事一覧

  • 2021年11月17日

    千代宮常夜灯と柳町 まち・文化

    イントロ 石川千代松先生像  石川千代松博士の胸像写真が必要だったので撮りに行ったときの話だ。彦根の旧港湾、かつて鮎苗協同組合があった場所(彦根市元町)、船町の交差点近くにある。昭和49年(1974)、石川先生小鮎移殖顕彰会が建立したもので、「石川先生顕彰の碑」には次のように記されている。 「石川千代松...  続きを読む

  • 2020年8月5日

    千代神社と藤原不比等の娘 まち・文化

    千代神社 不比等の娘、千代姫  『近江の伝説』(日本の伝説19 / 角川書店)に興味深い話が載っていた。  「藤原鎌足の子不比等は近江の国守に任じられて、よく彦根の地に足を運び、土地の神官の娘とのあいだに千代姫という姫を儲けた。この姫は成長するにつれてたぐい稀な美貌を謳われるようになった。時に高音丸と時雨丸...  続きを読む

  • 2015年1月30日

    土橋の弁天さん まち・文化

     銀座商店街の一本裏通り、彦根に残る唯一の銭湯「山の湯」の向かいに弁天さまを祀った小さな社がある。地元の人から「土橋の弁天さん」と呼ばれるこの社は、明治十三年(1880)に建立されたものだという。この界隈は、彦根城の高宮口御門があり外堀に土橋が架かっていたことから土橋町と呼ばれ彦根の中心地として栄えた。おそらくは...  続きを読む

  • 2014年5月5日

    近江高天原の証明!? まち・文化

    近江高天原と書かれた沿線地図『近江鉄道沿線名勝之栞』(近江鉄道株式会社 1928年)(個人所蔵)  「古事記は近江の國を中心とした出来事の記録だ」と記したのは彦根高等商業学校(現・滋賀大学経済学部)の橋木犀之助教授である。古事記(こじき、ふることふみ)は、和銅5年(712)、天武天皇の命で稗田阿礼の「誦習」を...  続きを読む

  • 2009年3月8日

    笑う・笑えば・笑う時は、今! まち・文化

    千代神社  「山路を登りながら、こう考えた。智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。」  夏目漱石は有名な長編小説『草枕』の冒頭でそう語った。僕は、一時でもそれを笑いで吹き飛ばせる世の中がいい。  知人にすすめられて、漫談家・綾小路きみまろさんのDVDを見る機会...  続きを読む