「木之本」を含む記事一覧

  • 2021年8月4日

    山内さんの 愛おしいもの・コト・昔語り  番外編「山内さんの本」 まち・文化

    日本には古くから伝えられてきた文化や風習があります。 それは日本人の心の中に生き続けてきた貴重な財産です。 それが近年、急速に忘れ去られようとしています。 私は先人の〝知恵〟や〝想い〟が埋もれてしまうのをしのびなく思い、私の人生で経験し、心の糧として大切にしてきたことなど、記憶を掘り起こして、お話ししました。 ...  続きを読む

  • 2021年2月9日
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    樹齢千年超の“逆杉” まち・文化
    長浜市木之本町石道・高尾寺跡

       樹齢千年を超えると言われる「逆杉」を初めて見たとき、生涯で初めて〝息をのむ〟というのはこんな風なのだろうと思った。高尾寺跡の標識が立つこの場所に来るまで、全くその姿を見ることはなかった(と思う)。足元ばかりを見ながら山道を登り、やっと平坦な場所に出たなと顔をあげると、歩く速度に合わせて左手にそ...  続きを読む

  • 2021年1月27日

    山内さんの 愛おしいもの・コト・昔語り「あいあけ披露目」 まち・文化

    婚礼の日  ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(93)和子さん(93)ご夫妻にお会いしてお話を聞き色々教わっている。ふと耳にする山内さんのお話が面白い。今回は「あいあけ披露目」。  「葬式の話をしたさかい、婚礼の話もしておこか」と、喜平さんらしく順序正しく、注釈も入れながら結婚の際の一...  続きを読む

  • 2021年1月15日

    山内さんの 愛おしいもの・コト・昔語り「野辺送り」 まち・文化

    さんまい(墓地) 香典受納帳  ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(93)和子さん(93)ご夫妻にお会いしてお話を聞き色々教わっている。ふと耳にする山内さんのお話が面白い。今回は前回にも少し触れた「野辺送り(葬式)」。  かつて古橋では死者を弔う野辺送りが行われ、黒打掛に白手拭...  続きを読む

  • 2020年11月10日

    フジタ天六ゲーム まち・文化

     長浜市木之本町黒田の藤田長蔵さん(79)が新しいサイコロゲームを考案した。「フジタ天六ゲーム」という。今年正月、ビデオゲームばかりしている孫に「何かほかの遊びもしたら」と世話をやいたら、「何か考えて」と言われ生まれたのがこのゲームだ。試行錯誤に半年、7月に完成した。  ルールは至極簡単である。4・5センチ角の...  続きを読む

  • 2020年11月4日

    山内さんの 愛おしいもの・コト・昔語り「高時川に架かる橋」 まち・文化

     ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(93)和子さん(93)ご夫妻にお会いしてお話を聞き色々教わっている。ふと耳にする山内さんのお話が面白い。今回は「高時川に架かる橋」のお話。  以前、古橋では新年最初の集会を「綱打ち(つなうち)」と呼び、その名は大水が出るたびに流される高時川に架かる橋を...  続きを読む

  • 2020年9月3日

    山内さんの 愛おしいもの・コト・昔語り 「日野菜」 まち・文化

     ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(93)和子さん(92)ご夫妻にお会いしてお話を聞き色々教わっている。ふと耳にする山内さんのお話が面白い。今回は、「日野菜」。  日野菜は県内日野町が原産地であることからその名がつけられた。細長い形状をしているが蕪の仲間で、上部が赤紫色、下部は白色で、糠漬...  続きを読む

  • 2020年8月19日

    山内さんの 愛おしいもの・コト・昔語り「野沢菜の漬物」 まち・文化

    野沢菜の塩漬け専用の漬物桶。木製の蓋は喜平さんの自作で、いつでも使えるようにきれいに保管されている。  ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(93)和子さん(92)ご夫妻にお会いしてお話を聞き色々教わっている。ふと耳にする山内さんのお話が面白い。今回は、「野沢菜の漬物」。  野沢菜の漬物は...  続きを読む

  • 2020年7月8日

    山内さんの愛おしいもの・コト・昔語り 「シソミソ」 まち・文化

    6月中頃の赤シソ。梅雨明けごろがシソミソにも梅干しにも最適だ。  ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(93)和子さん(92)ご夫妻にお会いしてお話を聞き色々教わっている。ふと耳にする山内さんのお話が面白い。今回は、「シソミソ」。  「シソミソ」は赤シソと味噌で作る保存食だ。喜平さんにとっ...  続きを読む

  • 2020年6月10日

    山内さんの愛おしいもの・コト・昔語り「そばなときゅーちゃん漬け」 まち・文化

    きゅーちゃん漬けとそばなのお浸し  ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(92)和子さん(92)ご夫妻にお会いしてお話を聞き色々教わっている。ふと耳にする山内さんのお話が面白い。今回は、「そばな」と「きゅーちゃん漬け」。  山内さんが「そばな」と呼ぶのは、そばの間引き菜で、お浸しにしてもて...  続きを読む

  • 2020年5月20日

    山内さんの 愛おしいもの・コト・昔語り「小鮎のへしこ」と「鮎寿司」 まち・文化

    鮎寿司を漬ける喜平さんと和子さんと(平成25年ごろ)  ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(92)和子さん(92)ご夫妻にお会いしてお話を聞き色々教わっている。ふと耳にする山内さんのお話が面白い。今回は、「小鮎のへしこ」と「鮎寿司」。  前回、ゼンマイと川原ゼンマイ(コゴミ)のことを書い...  続きを読む

  • 2020年3月31日

    山内さんの愛おしいもの・コト・昔語り「ゼンマイ」と「川原ゼンマイ」 まち・文化

    ゼンマイ(左)と川原ゼンマイ  ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(92)和子さん(92)ご夫妻にお会いしてお話を聞き色々教わっている。ふと耳にする山内さんのお話が面白い。今回は、「ゼンマイ」と「川原ゼンマイ」。  「コゴミはどうして食べる?」。山菜の話をしていて喜平さんに問われた。「茹...  続きを読む

  • 2020年3月2日

    山内さんの愛おしいもの・コト・昔語り オコナイの「五汁」と「油揚げ」 まち・文化

    秘密基地(別宅)にはさまざまな道具があり、自作の道具で豆乳の絞り方を実演してくれた  ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(92)和子さん(92)ご夫妻にお会いしてお話を聞き色々教わっている。ふと耳にする山内さんのお話が面白い。今回は、古橋では3月初めに行われるオコナイにちなむ「五汁」と「...  続きを読む

  • 2020年2月18日

    山内さんの 愛おしいもの・コト・昔語り 「そばの話エトセトラ」 まち・文化

    赤く見えるのは未熟なそばの実で、完熟すると黒くなる。ちなみに花は白色(伊吹山文化資料館 提供)  ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(92)和子さん(92)ご夫妻にお会いしてお話を聞き色々教わっている。ふと耳にする山内さんのお話が面白い。今回は「そばの話エトセトラ」。  前回、喜平さんか...  続きを読む

  • 2020年1月15日

    山内さんの 愛おしいもの・コト・昔語り「伊吹・太平寺のそば」 まち・文化

    太平寺のそば打ちで行われたベニ鉢を温める方法の再現(伊吹山文化資料館提供)  ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(92)和子さん(92)ご夫妻にお会いしてお話を聞き色々教わっている。ふと耳にする山内さんのお話が面白い。今回は「伊吹・太平寺のそば」。  喜平さんは昭和50年代末から60年代...  続きを読む