「仙琳寺」を含む記事一覧

  • 2021年12月8日

    Fox Hole no.5 まち・文化

    狐の穴  「Fox Hole」、文字通り「狐の穴」である。今まで何度かFox Holeについて書いてきた。ある程度のボリュームがあるものはDADAジャーナルで4回ほど。最初の原稿は2017年、この原稿を5回目とする。  Fox Holeは稲荷の社に空けられた穴のことだ。コンクリートや石組みの台座に空いている...  続きを読む

  • 2013年11月1日

    石田三成茶の井(伝)竹藪 まち・文化

     今年も「ひこねキャンドルナイト」が行われることになっている。夢京橋キャッスルロード界隈で約2万個のキャンドルに火が灯る。そのうちの300ほどが竹灯である。この竹、実は、「石田三成の茶の井(伝)」がある竹藪の竹を使っている。  佐和山の麓に愛宕山仙琳寺という寺がある。彦根藩4代藩主井伊直興(1656〜1717)の...  続きを読む

  • 2013年8月23日

    トンネルと井戸 まち・文化

    2010年(写真上)、2012年(写真下)。  トンネルは横穴、井戸は縦穴。ここ数年、「穴」が気になっている。かつて隧道と呼ばれたトンネル。湖東湖北には明治時代の煉瓦トンネルや、大正から昭和にかけて活躍した村田鶴が設計したいくつかの隧道が今も立派に機能していたりする。山で隔てられた空間をトンネルが結んでい...  続きを読む

  • 2012年7月9日

    平穏な日常 まち・文化

     どちらかというと、僕の毎日は平穏だと思ってはいる。そしてまた、夏がやってくる。嫌なわけじゃない。雨が降らなければ、日曜日には、佐和山の麓にあるお寺「仙琳寺」の竹藪を整備している。ドーッと汗をかいて大量のミネラルウォーターを飲んで、寝てしまおうと考えている。どちらかというと、自分にとっては好ましいことだ。この竹藪...  続きを読む

  • 2010年10月27日

    11月6日、石田三成で結ばれよう まち・文化

    石田三成の茶の井の伝承が残る仙琳寺の竹藪(現在も整備継続中)。  秋が深くなっていく……。日常に忙殺されはしても、月を愛でるくらいの余裕は持っていたい。  「100万人のキャンドルナイト」というイベントがあって、合い言葉は「でんきを消して スローな夜を」。夏至と冬至の夜、8時から10時まで電気を消し、キャンド...  続きを読む

  • 2010年8月1日

    真夏の仙琳寺プロジェクト まち・文化

     突然、夏になった。  やっぱり、夏は暑いと笑うしかない。その炎天下、「仙琳寺プロジェクト」に参加した。佐和山の麓に仙琳寺という井伊家縁の寺がある。寺の裏山に石田三成がお茶を煎れる時に水を汲んだという井戸が竹藪の中に残っている。  プロジェクトは、竹藪を整備し、切り出した竹を使って、キャンドルナイト(9月23日...  続きを読む

  • 2010年7月14日

    石田三成茶の井とひこねキャンドルナイト まち・文化

    仙琳寺の竹薮の中にある石垣 石田三成が水を汲んだと伝わる井戸  彦根、佐和山の麓に仙琳寺という寺がある。彦根古絵図には佐和山天守から千貫池、蛇谷、御殿跡となぞると、蔵跡があり、現在の仙琳寺の場所は愛岩(宕)山と記されている。彦根藩4代藩主井伊直興(1656〜1717)の庶子本空(幼名千代之介)を開基...  続きを読む

  • 2010年7月2日

    仙琳寺と石田三成 まち・文化

     佐和山の麓に仙琳寺というお寺がある。彦根藩4代藩主井伊直興公の庶子本空(幼名千代之介)を開基とする天台宗の古刹である。この寺の恵明権現は、首から上の病にご利益があるといわれている。目が不自由な人が快復したとか、耳が聞こえるようになったとか、逸話には事欠かない。不眠の悩みにも効き目があるそうだ。不思議なのは、仙...  続きを読む