6月22日「えきまちテラス長浜」でのエキジビションマッチ（写真提供：長浜プロレス）
「プロレスを通して長浜の曳山まつりを盛り上げたい」と話すのは、長浜市元浜町の平居由宣（48）さんである。平居さんと僕が知り合ったのは5年前、「ヒキヤマン」というキャラクターを猛烈に語り、筋肉の美しさを分析する印象的な人だった。その熱量は本気であることを物語っていた。
そして、平居さんは「長浜プロレス」を立ち上げ、今年の6月22日プレ旗揚げ興行として、「えきまちテラス長浜」でエキシビションマッチを行った。エル・ヒキヤマ vs MITSUNARI（石田三成の化身）。曳山まつりを盛り上げるというだけあって、ご当地キャラのMITSUNARIもヒール（悪役）で登場。エル・ヒキヤマの必殺技長浜クローバーホールドが炸裂した。
「実際にプロレスを見たことのない子どもたちに、迫力あるリングを感じてほしいと思っています」と言う平居さんに、ビデオを観せてもらった。想像以上に激しく、肉体がぶつかる音がものすごい。
この「長浜プロレス」が、11月23日（土）13時から長浜曳山博物館広場に特設リングを設置し旗揚げ興行を行う。ヒキヤマン、エル・ヒキヤマ、MITSUNARIの他、YOSHITSUGU（大谷吉継の化身）が新キャラクターとして登場しデビュー戦を飾る。平居さんの話では、MITSUNARIは今回「ヒールではなくええもんで登場する」という。個人的な感想を言わせてもらえば、MITSUNARIはダークヒーローとして成長してほしかったのだが……。
「長浜プロレス」のメンバーは現在14名。「長浜だけでなく出張公演にも積極的に取り組もうと考えています。レスラーも募集中です」と平居さんの熱量は相変わらずである。
地元で本格的なプロレス観戦ができる時代になったことに感謝したい。
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【小太郎】
