淡海の妖怪

オタマサン 2

このエントリーをはてなブックマークに追加 地域: 長浜市 2014年2月24日更新

姉川河川敷のオタマサン

 前回、彦根市高宮町のオタマサンは全国的にはケセランパサランといわれてきた妖怪であり、高宮の日常にフツーに居たということに驚くと記したら、素敵な封書が長浜市新庄中町のTHさんから届いた。
『長浜市国友町の姉川河川敷公園にてグランドゴルフを仲間25名としていたところオタマサンらしき物が飛んできました。枯れた芝生の上に落ちたので拾いました。本当にオタマサンかどうかはわかりませんが送ります。たった1個とんできました。』
 封筒の中を確かめると、赤い毛氈が切り取られた上にそれは載せられ、ビニールの小さな袋に入っていた。オタマサンに間違いはないだろう……。オタマサンは、春先の強い風が吹く季節に現れる。春は近いのだと思った。

淡海妖怪学波のオタマサン

 ケセランパサランは、風に踊るように飛んできて、粉白粉と一緒に箱の中にいれておくと、動物さながらの動きを見せると多くの妖怪関係の記述にはあり、飼っている間、家は幸運に恵まれるが、やがてどこかへいなくなってしまうというのが定説である。しかし、実際その姿形は特定されていない。イメージにあるのはふわふわの「毛玉」だけなのだ。そして、、動物系のケセランパサラン、植物系のケセランパサランの2種が存在するとされている……。
 届いたオタマサンは毛の長さから推測すると直径4センチほどの毛玉だったのだろう。芯のようなものがある。2011年、僕もこの毛玉妖怪を捕まえたことがある。今も箱に入ってもらっているが、少し艶が無くなり萎んでいる。おいでいただいた当時は直径が4・5センチあった。真剣に白粉を探そうという気持ちになった。THさんにはこの記事と共に、姉川河川敷公園のオタマサンをお返ししようと思っている。袋から出し見守っていただければと思う。
 今年は、風の強い春が望みだ。

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