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青磁の記事一覧

  • 2014年2月13日

    自分たちの「しゃぎり」を繋ぐために まち・文化

     「しゃぎり」とは曳山まつりにおけるお囃子のことだ。曳山の巡行時や歌舞伎が始まる前には篠笛や摺鉦、締太鼓に長胴太鼓を用いて必ずしゃぎりが演奏される。毎年10月上旬に行われる米原曳山まつりでは、このしゃぎりを年齢や性別、居住地にかかわらず多くの人で奏でている。  山組のひとつ松翁山は7年前「松翁山しゃぎり保存会」を... 続きを読む

  • 2013年9月11日

    ぜいたくな時間を味わう お店
    めん処 もみじ

    高橋紀子さんと小椋羊子さん  思わずごろんと昼寝がしたくなるようなラーメン店である。東近江市奥永源寺地域の杠葉尾(ゆずりお)という集落に昨年11月「めん処 もみじ」が誕生した。  杠葉尾は永源寺ダムのさらに奥、三重へとつながる石榑トンネルのすぐ手前に位置している。三重との玄関口であり、夏場はキャンプ場としても... 続きを読む

  • 2013年7月22日

    和caféで楽しむ“わけいこ” まち・文化

     レトロな空間で気軽に参加できる女性の為の  おけいこ  が2ヶ月に一度、米原市醒井にある「和caféたち季」で開かれている。毎回、食やものづくり、美容、健康などをテーマにした1~2時間ほどのおけいこが4、5種類開催され、参加者は興味のあるものを選んで受講することが出来る。和caféで開くおけ... 続きを読む

  • 2013年6月10日

    とんてんかんと響く鍛冶屋町へ まち・文化

     長浜市鍛冶屋町。約840年前から鍛冶職人が暮らし、武具の生産や野鍛冶で栄えた歴史を持つ集落である。明治期には100軒以上が野鍛冶をしていたというが次第にその数は減り、昭和38年頃には姿を消したという。  その鍛冶屋町で今月22日と23日の両日、地元のまちづくり委員会が企画した「とんてんかん in 鍛冶屋」という... 続きを読む

  • 2013年5月17日

    食が支える暮らしの安心 お店
    ファームキッチン 野菜花

     東近江市小倉町、旧愛東町だったこの地域に、地元の美味しい野菜やこだわりの食材、そしてここならではの伝統料理を味わうことができる場所が先月オープンした。その名も「ファームキッチン 野菜花(のなか)」。広い店内には湖東地域産の木材(kikito材)を使ったテーブルやカウンターがあり、大きな窓から愛知川沿いに広がる緑... 続きを読む

  • 2013年5月1日

    のほほん ワッフルカフェ お店
    no-ho-ho-n tanacafé

    田仲訓さん 「ばーら(おばちゃんたち)の存在が生きがいなんですよね。ばーらがいてくれたから、ここに残ろうと思えたんだと思います」。のほほんとそう話してくれるのは田仲訓さん(42)。昨年11月から、姉川の源流である奥伊吹地域の米原市甲賀でカフェ「no-ho-ho-n tanacafé」を始めた。  田仲さんは2... 続きを読む

  • 2013年4月1日

    水に願いを、パンに想いを お店
    石窯パンcafeつむぎ

     愛知川の源流、永源寺ダムからもう少し奥へ進んだ東近江市蓼畑(たてはた)町に石窯でパンを焼く小さなパン屋がある。川沿いに建てられた店には石窯と併設してカフェスペースもあり、漂うパンの香りと四季折々の川の眺めを楽しみながらゆっくりとした時間を過ごすことができる。  パンを焼くのは高橋幸恵さん。7年ほど前、第二の人... 続きを読む

  • 2012年12月17日

    政所 茶レン茶ー 誕生!! まち・文化

     「宇治は茶どころ、茶は政所(まんどころ)」滋賀にはこう歌い始める茶摘み歌がある。  政所は東近江市の東部、旧永源寺町を構成した7集落のひとつだ。愛知川の源流域にあたり、川の両岸の斜面に民家と茶畑の鮮やかな緑が広がる美しい集落である。穏やかな日に訪れた稀人にとって、川底は白く、流れは清らかである。  近江の茶とい... 続きを読む

  • 2012年11月28日

    桜の名所からモミジの山へ まち・文化

     木之本小唄は「春は田上の桜の盛り どこを向いても人の波」という一節ではじまる。17番まであるというこの唄は、春祭りなど木之本の人たちの宴の場では必ず歌われたそうである。  ここで「田上(たがみ)」と歌われているのは、木之本地蔵尊の少し北に位置する田上山だ。賤ヶ岳の戦いにおいて豊臣秀吉が築いたという田... 続きを読む