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水源の記事一覧

  • 2009年7月26日

    福田屋のスペシャル お店

    JR木ノ本駅前の福田屋  JR木ノ本駅前の「福田屋」は、創業から70年以上続く老舗の食事処である。店の前にある大きな柳の古木が目印で、土間を改装した店内の落ち着いた雰囲気や裏口から馴染みが来店する様子は、今も昔も相変わらずである。  現在、3代目となる福田和夫さん(58)と眞千子さん(58)がお店を切り盛りして... 続きを読む

  • 2009年7月12日

    コルトレーン ナイト まち・文化

    高橋知己(sax) 竹内 直(sax)  7月18日、陶芸家の村長泰如さんがプロデュースするJAZZライブ第2弾が、2月に行われた渡辺貞夫さんのライブに続き、岡村本家の酒蔵を改装したホール「蔵しっく館」で行われる。ご自身もJAZZプレーヤーであった村長さんが「本物が伝える感動を、より多くの人に知ってもら... 続きを読む

  • 2009年6月28日

    受け継がれる尼子のカロム まち・文化

    尼子カロム大会の様子  彦根市を中心に、湖東湖北地域で100年以上親しまれ続けているカロム。実は、大きく別けて二種類のスタイルがある。  一つは、カロム日本選手権大会(日本カロム協会主催)の公式戦スタイル。そこには、一介の盤上遊戯から競技として洗練される過程で定められた、細かいルールが存在する。そして、もう一方... 続きを読む

  • 2009年6月14日

    たこたま明石風……? お店
    お食事処・居酒屋 兼広

    兼広の「たこたま明石風」  たこ焼きは、そのルーツを辿ると明石焼きに辿り着くらしい。なんでも、江戸時代後期、タコを卵の黄身でくるんで焼いた料理が明石地方で考案され、昭和になってから、それを元に大阪で生み出されたのがたこ焼きだそうだ。  個人的な話だが、この辺りで明石焼きといわれて真っ先に思いつくのが、彦根市立病... 続きを読む

  • 2009年5月24日

    レキジョのための基礎知識 2 「義」の物語
    頭痛が治るらしい!? 大谷吉継の首塚 まち・文化

    大谷吉継の首塚とされる畑の片隅の祠。  米原市下多良の畑の片隅に、祠がポツンと建っている。車通りの多い幹線道路から外れた場所で、案内板も出されていない。地元の人でも、知る人ぞ知る祠である。僕が訪ねたときは長閑な風景に人の気配はなく、少し寂しい雰囲気だった。祠の前に、パック酒とペットボトルのコーヒー飲料が供えられ... 続きを読む

  • 2009年5月10日

    蒔絵に秘められた物語を読む…… ひと
    漆art風工房 坂根龍我さん

    蒔絵の手法は、桃山時代に大成したという。  japanという英単語には、日本という語意以外に、もう一つ別の意味がある。それは漆器。食器や家具など、日用品の一部として僕たちの身の回りに溢れている。欧米では、磁器をchinaと表記するのに対して、漆器は日本特産品の代名詞として捉えられているらしい。  「日本では、弥... 続きを読む

  • 2009年4月26日

    奇祭 茶わん祭 まち・文化

    2008年の茶わん祭の様子  5月4日。余呉町上丹生で伝統の「丹生茶わん祭」が行われる。  茶わんで飾りつけられた高さ10数メートルの曳山渡御を中心に、神輿や舞、しゃぎり(お囃子)などを子どもから大人まで、村中が一体となって奉納する奇祭だ。かつては3年に1度行われていたが、ここ数年、人手不足などが原因で、今年は... 続きを読む

  • 2009年3月8日

    記憶のなかのカレーうどんを求めて お店
    カレーうどん専門店 忠助 —CHUSUKE—

    「石焼チーズカレーうどん」を注文した。カツオとサバなどから出汁をとった特選スープとうどん。とろける チーズの相性が絶妙な一品。  今や二大国民食としてラーメンと双璧をなすカレー。その専門店は巷に多い。そして、うどん屋は和食の中でも最もポピュラーな専門店である。  長浜市にある風の街CAN’S CIT... 続きを読む

  • 2009年2月8日

    北極星に、今、夢を叶える力を願う まち・文化

    彦根・蓮華寺前から北天を望む  今から200年ほど前、日本中で星空を見上げていた一人の男がいた。伊能忠敬(いのうただたか)である。江戸時代後期、日本列島を測量し、「大日本沿海輿地全図」を完成させた人物である。その精度の高さ以上に、伊能忠敬50歳からの挑戦だったことに驚く。  忠敬は、上総国(千葉県)で生まれ、若い... 続きを読む