暮らしを彩る器と出会おう

Salut! 暮らしの道具店

このエントリーをはてなブックマークに追加 地域: 米原市 2014年3月19日更新

 カフェブームの昨今。カフェでの楽しみは料理や飲み物、店内のインテリアや音楽はもちろんのこと、かわいくておしゃれな食器も大切なポイントだ。
 そんな食事が楽しくなるような食器を、カフェだけでなく毎日の暮らしにも取り入れてほしいという思いから、昨年の6月にオープンしたのが食器専門店「Salut!(サリュー)暮らしの道具店」だ。米原市高溝の国道8号線沿いにあるお店には食器や家具、小物や雑貨が所せましと並んでいる。
 食器のほとんどは陶器で有名な愛知県瀬戸にある「スタジオM」のもので揃えられている。どれも主張しすぎず暮らしになじみやすそうなデザインだが、色や模様、質感が少しずつ違うので自分らしい組み合わせを考えるのが楽しい。そのほかにも半透明で厚みのあるガラスで作られたファイヤーキングのアンティークマグカップもファンには嬉しい一品だ。
 店内は暮らしの風景を切り取ったように食器が配置されている。店主の西尾美千代さんは「こんな風に並べたい、盛りつけたいというような器の使い方も提案していけたら」と、食卓のイメージ写真なども季節にあわせて紹介している。
 昨年秋からはさらにスペースを拡張して、西尾さんがセレクトした手作りの商品も販売するようになった。消しゴムハンコやフェルトの人形、アクセサリー、ナチュラルソープなど、県内外の作家7人ほどの作品を常時取り扱っている。そのほかに、北欧ならではの温かみのある絵柄の描かれた「ポーリッシュポタリー」という食器もポーランドで一つ一つ手で描かれたもので人気とのことだ。
 この拡張した5・5坪ほどのスペースは今後、ショップとしてだけではなく様々な人が活用できるフリースペースとしても活用していきたいと西尾さんは考えている。最近では「手作り市」が各地で開かれるようになり、副業や趣味にしておくにはもったいないような手作りの雑貨やアクセサリー、お菓子などに出会える機会が増えた。しかしそのような場は都心部が中心で、米原付近にはまだまだ少ないのが現状だ。何かをしたいと思っている人が表現し活躍できる場、出会える場を米原にも作りたいと、アンティーク家具で飾られた空間を1日2,000円という価格で貸出し、自由に使ってもらおうと考えたそうだ。「1day手作りマーケットやワークショップなどに活用してもらえれば」と西尾さん。フリースペースに訪れた人がショップを覗き、ショップに訪れた人がフリースペースを覗く。そうして様々な暮らしの提案に触れられる場へとSalut!は進化しようとしている。
 さて、新しい暮らしを始める人が多くなるこの季節。暮らしを彩る食器はプレゼントにも喜ばれる。「プレゼントにありがちなものではなく、ひとあじ違ったものを贈るのがポイント」と西尾さん。誰かのために、そして自分のために、新しい暮らしを彩るヒントを探しにSalut!へ出かけてみてはどうだろうか。

食器専門店 Salut! 暮らしの道具店

滋賀県米原市高溝314-6 / TEL: 0749-52-4629
営業時間 11:00~17:00 / 定休日 日・祝日(臨時休業あり)

Facebookページ「salut! 暮らしの道具店」も随時更新中
フリースペースの使用については、電話やFacebookでお問い合わせください。

店舗等の情報は取材時のものですので、お訪ねになる前にご確認ください。

れん

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