味も量も十二分に堪能できるつけ麺専門店

十二分屋

このエントリーをはてなブックマークに追加 地域: 彦根市 2013年8月5日更新

 滋賀県内で初めてとなる「鳥居式」のラーメン店「十二分屋」が今年1月、彦根にオープンした。「鳥居式」とは、東京の製麺会社 大成食品株式会社が主宰する「鳥居式らーめん塾」のことで、ラーメンの基礎知識はもちろん、開業までのプランの立て方から経営ノウハウまでラーメン業界のあらゆることを学ぶことができるという。その卒業生が開いた店に「はずれ」はないとさえ言われるほどで、まさにラーメン界の虎の穴、エリート養成所といったところだろうか。

店主の宮川澄人さん

 十二分屋の店主宮川澄人さん(31)は、鳥居式らーめん塾16期生だ。20代前半の頃から、いつかは自分の店を持ちたいと県内のラーメン店で働いた。そして、仕事の傍ら、鳥居式らーめん塾に通い、その後、同じく鳥居式出身の大垣の有名店「中村屋」で修業したのち、十二分屋のオープンにこぎつけた。6月に行われた第4回彦根ラーメングランプリでは、初出場で見事グランプリを獲得、彦根での知名度も上がってきた。
 宮川さん曰く、十二分屋は「ラーメン屋というよりつけ麺屋」なのだそうだ。一番の売りである「つけめん」は、ファンが多いという大成食品の太麺を使用。多加水でもちもちとした食感が特徴だ。スープは、魚介系と豚骨・鶏のWスープに甘酢の酸味がほどよく効いて濃厚だがさっぱりとした味わい。スープの中には、葱と大きめのメンマ、ほろほろのチャーシューが入っていて食べごたえがある。麺の量が、「並」「大盛」「特盛」「3玉」の4種類から選ぶことができるのも嬉しい。

十二分屋の「つけめん」

 麺・スープ・具、そのひとつひとつを突き詰めることで一杯の味をつくりあげていくラーメンの世界に魅力を感じるという宮川さん。その一杯でお客さんに十二分に満足してもらいたいという思いから、店の名前を「十二分屋」と名付けた。「十二分屋はまだスタートしたばかり。鳥居式出身という前評判、ラーメングランプリでのいきなりの優勝など、いい意味でのプレッシャーを感じながら、留まることなく進化し続けていきたい」と話す。
 僕はというと、「つけめん」を十二分に堪能して、すっかり虜になってしまった。滋賀県内で初めての鳥居式、みなさんもぜひ味わってほしい。きっと十二分に満足できるはずだ。

十二分屋

滋賀県彦根市平田町511 サザンビレッジ102
TEL: 0749-26-1616
営業時間 11:00〜15:00 / 18:00〜23:30(L.O.)
火曜日定休

つけめん 並780円・大盛850円・特盛920円・ 3玉1050円、中華そば 680円、油そば 750円、焼豚丼 390円、一品あぶりチャーシュー 250円など

店舗等の情報は取材時のものですので、お訪ねになる前にご確認ください。

編集部

DADA Journal 内の関連記事
スポンサーリンク