憩いの時間が生まれる場所に

Marz-Kitchen Cafe + Bar Route206

このエントリーをはてなブックマークに追加 地域: 彦根市 2013年3月1日更新

木の香りが漂う店内

 県道206号線沿いに昨年12月に出来たカフェレストラン「Marz-Kitchen Cafe+Bar Route 206」。店に入るとほのかに木の香りがし、大きな薪ストーブが出迎えてくれる。
 カフェ好きにとって嬉しいのが店内の広さ。天井まで吹き抜けになっている1階にはゆったりとしたソファー席を含めて38席あり、ロフトのようになった2階には10名以上なら貸し切りでも使える14席の空間がある。また入り口近くには一人でも立ち寄りやすいようにとカウンター席が設けられ、訪れる人それぞれにとっての居心地のよい時間を提供できるよう心が配られている。安心で安全な店をとのオーナー松野和則さん(45)の想いから、壁や家具の塗装には体にやさしい塗料を使い、小さな子どもでも安心して過ごすことができる癒しの空間でもある。

オーナーの松野和則さん

 地元産の有機減農薬野菜を使い、季節の素材を活かしたメニューは、パスタやオムライスなどの洋食が中心。「家庭の味の延長線上にある、どこか懐かしい気持ちになって体が元気になる料理を」というのがモットーだ。そして、この店の嬉しいところは夜もいろんな楽しみ方ができるということ。居酒屋とはちょっと違う気分で飲みたいという方のために、ドイツやベルギーなど世界のビールを取りそろえ、カクテルや女性に人気の果実酒も充実、季節の野菜や魚介類を使ったアラカルトも用意している。また、ランチやカフェのメニューが夜も楽しめるので、ゆっくり食事を楽しむこともできる。
 ところで、松野さんは彦根出身。実は最近まで料理とは無縁の仕事をしていたのだそうだ。もともと食べ歩くのは好きだったが、6年前、40歳を前にして彦根の地で根を下ろし一生を懸けられる仕事をしたいと料理の道を選び本格的に学びはじめた。

季節の素材を活かしたメニュー

 この地でお店を始めた大きな理由に、彦根から昔ながらの喫茶店が姿を消しつつあることがあったという。誰もが気楽にふらっと立ち寄れて、思い思いの時間を過ごすことができる喫茶店特有の雰囲気が松野さんの記憶の中にあった。
「これからは地域の人がミニライブや展示をできる場にもしていきたいですね。様々な年齢層の方が、あそこなら気楽に行けると思ってくださる場であれば」と松野さんは夢を語る。さっそく3月には県立大学の写真部による写真展が行われるようだ。この広い空間が、訪れる人たちと共にさらに居心地のよい空間になっていくのが楽しみである。

Marz-Kitchen Cafe + Bar Route206

滋賀県彦根市平田町58番地の3 / TEL: 0749-29-0074
営業時間 ランチ・カフェ 11:00~16:00 / ディナー・バー 18:00~22:00
定休 水曜日 / 駐車場 12台

季節のパスタやロコモコ丼にスープとサラダが付くランチセットは1,155円~。ランチセットがボリュームアップしたディナーコース1,260円~。525円を追加すると飲み物とスイーツが付く。オリジナルブレンドコーヒー420円。外国ビール840円。貸し切りパーティーも対応可能。

店舗等の情報は取材時のものですので、お訪ねになる前にご確認ください。

れん

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