大人のデザート

Le Vacabon

このエントリーをはてなブックマークに追加 地域: 彦根市 2012年12月10日更新

ヨーロッパの街角に迷い込んだかのような外観

 最初に告白しておくと、僕は甘いものがあまり得意ではない。どちらかというと、塩辛いもののほうが好きな典型的な酒飲みのタイプである。最近では、めっきり甘いものを食べなくなって、先日、それを覆す素敵なお店に出合った。お店の名前はLe Vacabon(ル・ヴァカボン)。ヴァニラとヴァカンスの「va」、カカオの「ca」とフランス語でおいしいを意味する「bon」をくっつけた造語だそうだ。店長の平桂子さんは、ホテルやレストランのパティシエとして働いたのち、9月末にこの店をオープンした。
 まるでヨーロッパの街角に迷い込んだかのようなシックな外観。店内は白を基調としていて洒落たカフェのようだ。入ってすぐのショーケースにはケーキが並び、その奥にカウンターとテーブル席が続く。ケーキのテイクアウトはもちろん、お昼はランチ、夜はデザートや一品料理と一緒にお酒も飲める。Le Vacabonは、ケーキ屋さんでありカフェでありレストランでもある、今までにないスタイルのお店だ。平さんに「何屋さんですか?」と訊ねたら「デザート屋さんです」と答えが返ってきた。

店長の平桂子さん

 ケーキは、定番のショートケーキやロールケーキに加え、季節のフルーツをたっぷりと使ったタルトなど数種類が常時テイクアウト可能。店内でも食べることができる。「KUKKA(グレープフルーツとバラのタルト)」は一押し。ほどよい甘さのクリームにグレープルーツの酸味とほのかなバラの香りがマッチした上品な味がする。まさに大人のデザートだ。
 ランチメニューは、パスタランチ(1050円)とデザートランチ(1365円)の2種類。デザートランチは前菜、一口リゾットやフレンチトーストなどの軽めのメイン料理と、デザート5種盛りのセットでドリンクも付く人気メニューだ。デザートをたっぷり楽しむことができるようメイン料理は控えめにしてあるのだそうだ。
 そして、夜。「デザートディナー」と名付けられた18時〜23時の時間帯は、お酒を飲みながら甘いものを楽しむ大人の時間。照明は少し暗めにセットされ、昼間の印象とは打って変わってバーのような雰囲気だ。店内には女性ジャズボーカルが流れていて心地いい。お酒に甘いものという組み合わせには少なからず抵抗があったけれど、意外や意外、とてもよく合う。例えば、さつまいもの蜂蜜煮に黒胡椒がかかっていたり、無花果にブルーチーズが添えられていたり。

KUKKA(グレープフルーツとバラのタルト)

「デザートのフルコースが出せるお店にしたい」というのが平さんの目下の目標だそうだ。「デザートのコースと言ってもケーキが次から次から出てくるわけではなくて、デザートの手法を用いたコース料理というイメージです。食事とデザートとの境界は明確にあるわけではなくて実は曖昧だと思うんです。その曖昧さの部分を活かして、甘いもの、酸っぱいもの、温かいもの、冷たいものを織り交ぜたコースを出したいと思っています」。まだ見ぬデザートのフルコースについて思いを巡らせてみる。うまく想像できないけれど、きっと平さんのことだから、素敵な大人のデザートのフルコースを出してくれるに違いない。

デザートランチのデザート5種盛り

Le Vacabon(ル・ヴァカボン)

滋賀県彦根市平田町256 Nasu2 1F・TEL: 0749-49-2936
営業時間 11:00〜23:00
ランチ 11:00〜14:30 ・デザートディナー 18:00〜23:00

ランチ1,050円〜、テイクアウトのケーキは、苺ショート 350円、KUKKA(グレープフルーツとバラのタルト)550円、苺タルト450円など。 夜は一品料理、ビールやワインなども。オーダーケーキや貸切でのパーティーも対応可能。クリスマスケーキの予約受付中。

店舗等の情報は取材時のものですので、お訪ねになる前にご確認ください。

編集部

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