Let’s squash!!……世界一健康的なスポーツ

Jcourt

このエントリーをはてなブックマークに追加 地域: 彦根市 2011年7月4日更新

滋賀県で唯一のスカッシュコート「Jcourt」

 彦根市役所を北に入ったところに、モノトーンの外観で「Jcourt」と記された建物がある。スタイリッシュな雰囲気だから、美容院とかデザイン関係のお店のようにも見える。ところが看板には「スカッシュを始めよう」。実は滋賀で唯一のスカッシュコートがあるのだ。「Jcourt」を運営するのは杉本聖順さん(47)。娘さんの梨沙さん(16)が小学校のときにスカッシュを始め本格的なプレーヤーとして歩み出したことや、地域にスカッシュが普及すればとの思いから5年前に仲間とコートを作ったのだという。国内唯一のスカッシュ普及団体、日本スカッシュ協会の公認コートでもある。
 スカッシュは、イギリス発祥のインドアスポーツだ。映画のシーンでも時々登場するから、思い当たる人もいるだろう。簡単に説明すると、四方を壁で囲まれたコートでラケットを使い、ゴム製のボールを2人で交互に打ち合う。基本的には2人で対戦する。

 初心者でもプレーできる「おためしスカッシュ」があり、体験させていただいた。用意するのは動きやすい服装のみ。ラケットもボールもシューズも貸してもらえる。
 初心者には、ルールが把握できるまで杉本さんが指導してくれる。今回は指導役と相手役になってくださった。
 「自分が打ったボールを前面の壁にあて、隣り合わせで並んだ対戦相手とラリーしていきます。相手がとれないところにボールを打つよう計算していくのが醍醐味ですね。テニスに似ていますが、動きとしてはバドミントンに近いように思います」。
 ボールは側面や後方の壁に当てて打ち返してもよい。壁から跳ね返ってきたボールは慣れると拾えるようになる。ラリーが続くようになると一気に面白みが増す。空調が効いている室内で、それほど動いたようにも思わないのに短時間で汗が吹き出てくる。テニスの2倍の運動量に相当し、1時間で700kcalほどを消費する。非常に効率的な有酸素運動として「世界一健康的なスポーツ」とも言われているそうだ。 

 「スカッシュは上達するとあまり動かなくてもボールを打ち返せるようになるんですよ。玉拾いに行かなくていいし、屋内だから天候や日焼けが気にならないのもいいでしょう。子どもから高齢者までが楽しめるスポーツなんです。日本では知名度が低いのがちょっと残念です」。
 すっかり気に入ってしまったスカッシュ。さっそくにでも再訪したいのだが、まずは相手を見つけてこないといけない。できればごく個人的な「スカッシュ部」なんかも作ってみたい。ダイエットにも効果的と触れ回って、スカッシュ布教に励む日々である。

杉本梨沙さん(1994年生まれ・近江高等学校2年)

2004年 第9回全日本ジュニアスカッシュ選手権(U11)優勝 / 2005、06年 第10、11回全日本ジュニアスカッシュ選手権(小学校高学年の部)2年連続優勝 / 2008、09年 第12、13回全日本ジュニアスカッシュ選手権(U15)2年連続優勝 / 2010年 第14回全日本ジュニアスカッシュ選手権(U17)優勝、スコテッシュジュニアオープンスカッシュ大会(U17)優勝 / 2011年 東北オープンスカッシュ選手権優勝
2011年6月10日現在 女子全日本スカッシュランキング12位、ジュニアナショナルチームで海外などに遠征し活躍中。

 

Jcourt

滋賀県彦根市船町1-15 / TEL: 0749-21-5653
営業時間 10:00〜22:00
予約がない場合17:30まで・土日祝は17:00まで

おためしスカッシュ  1,500円 / おためし以降のビジター  2,100円
コート使用料が割安になる会員登録制度もある。

店舗等の情報は取材時のものですので、お訪ねになる前にご確認ください。

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