51CAFE, 743276!

このエントリーをはてなブックマークに追加 地域: 彦根市 2011年4月27日更新

倉庫を改装したという店内

 彦根に新しくカフェができたらしい。噂に聞くそのお店の名前は「51CAFE」。「ごーいちカフェ」と読む。オーナー夫妻は、小市孝さん(39)、玲子さん(32)。「こいち」→「51」、苗字の「こいち」にちなんだ名前である。ご夫妻は千葉県の出身。玲子さんのお祖母さんが彦根で暮らしておられる縁で、この地に移り住んだ。
「まだまだ滋賀のことは知らないことばかりで、いろんなところに行ってみたいですね。私たちが滋賀になじんでいくように、お店もこの土地になじんでいけばいいなあと思っています」。

 店名にはカフェとあるが、長く飲食関係に携わってこられた2人の得意分野を生かしたフードメニューも充実している。孝さんはイタリアンが専門。パスタをはじめとするランチやディナーを担当し、玲子さんはケーキや天然酵母パンを焼いている。玲子さんのお店で一番好きなメニューは、天然酵母マフィンのサンドイッチと聞いて、私も同じものを注文した。
単品でもランチのプレートにもできる。マフィンは生地がもっちりしていておいしい……。

天然酵母マフィンのサンドイッチ

 倉庫を改装したという店内は、アンティークのテーブルやチェア、雑貨や小物がディスプレーされている。
「長く愛され続けられているもの、愛していけるものを置いています。これまで家で使ってきたものもいっぱいあります」。
 家具や雑貨のひとつひとつは個性が強いが、主張しすぎるでもなく、控えめでさりげない。 玲子さんと、千葉と彦根の暮らしの違い、好きな食べ物のこと(玲子さんの好物はたこ焼きとおでんだという)、お酒のこと……とにかくいろいろな話をしたように思う。

 夕方、高齢の男性がひとりでふらり、という感じでコーヒーを一杯注文された。
 馴染むということと、染まるということはよく似ているように思う。どっちがどっちにということではないのだろう。コーヒーを一杯注文された男性には、私が「51CAFE」の風景のひとつとして映ったに違いない。私は既に、512746ことに成功していたのである。

          

51CAFE

滋賀県彦根市平田町790-3 / TEL: 0749-27-7751
ランチ 11:30〜14:30 / ディナー 18:00〜21:00(お茶だけの利用も可)
16:30〜18:00は閉店 / 定休日 木曜日

ハムとチーズのイングリッシュマフィン400円、コーヒー・紅茶350円、ヒューガルデンホワイト600円など
ランチ(内容は週替わり): パスタランチ900円、パンプレート1,000円、サラダボウルランチ、ごはんランチ(各1,000円)は5食限定 / ディナーは単品が揃う。

店舗等の情報は取材時のものですので、お訪ねになる前にご確認ください。

椰子

DADA Journal 内の関連記事
スポンサーリンク
関連キーワード