チョコレート専門店 ボンボンショコラ

LE BONBON ET CHOCOLAT

このエントリーをはてなブックマークに追加 地域: 長浜市 2016年2月17日更新

 黒壁スクエアの喧騒から少し離れた大通寺近くの通りに、小さなチョコレート専門店ができた。お店の名まえは「ボンボンショコラ」。口にするだけでこころが弾むようなこの店名は、フランス語で「le bonbon et chocolat」。ひとくちサイズの小さなチョコレートのことなのだそうだ。
 ボンボンショコラのショーケースにももちろん、小さな、そして美しいチョコレートが一粒ずつ整然と並んでいる。お店のロゴがあしらわれた可愛らしい箱に入ったセットもあるし、一粒ずつ買うことができるのも専門店ならではの魅力だと思う。店頭には他にも、色とりどりのマカロン、フランスのムースケーキやウィーンのチョコレートケーキ、焼き菓子も揃う。
 店主の前田こず枝さんは、長浜出身。製菓学校を経て、大阪の洋菓子店で10年間パティシエとして働いた後、さらに2年間、フランスのパティスリー・ショコラトリーで経験を積んだ。「ショコラトリー」とはフランス語でチョコレート専門のお店のこと。そこで働くのは、チョコレート専門の教育を受けてきた「ショコラティエ」。本場フランスでは、チョコレートは他のお菓子と区別された専門の領域なのだという。「フランスやベルギーには、ものすごくたくさんのチョコレート屋があります。どんな田舎でもチョコレート屋が何軒もあって、チョコレートは、人びとにとって本当に身近な存在」と前田さん。本場のチョコレートの美しさ、おいしさ、楽しさに魅せられ、チョコレート屋をしようと決めた前田さんは、それからフランス・ベルギーじゅうに足を伸ばし、数えきれないほどのチョコレート屋を巡ったという。自分の食べたい味を見つけては、それに近づくよう試作を繰り返した。

前田こず枝さん

 現在ショーケースに並ぶチョコレートは、6種類。見た目からはわからないが、どのチョコレートも中は層になっていて、ガナッシュ、ゼリー、プラリネなどがそれぞれ組み合わされている。口に入れて噛みしめた瞬間、想像していなかったような味、食感、香りがひろがり、やがて別だった層が口の中で溶け合って、そしてすっと消える。繊細な味わいだ。おいしさはもちろん、この小さなチョコレートから、思いもしなかった世界が口の中に広がる驚きも楽しい。
 「とても小さいチョコレートですが、組み合わせのバランスと調和で、色んなことを表現できるんです。ミリ単位で層の厚みが狂うと味のバランスが変わってしまいますから、すごく細かい作業。上質な素材を使うだけでなく、チョコレートをよく知ることが必要です。チョコレートは繊細で、やればやるほど色々わかってきて、本当におもしろいです。」と、前田さんは、チョコレートづくりの尽きない魅力を語ってくれた。
 バレンタインが終わると、あらゆる店の店頭にあった特別なチョコレートは姿を消すけれど、ボンボンショコラではいつも最高においしいチョコレートに出会える。そう思うだけでこころが弾む。

ボンボンショコラ LE BONBON ET CHOCOLAT

滋賀県長浜市元浜町18-22
TEL: 0749-65-5560
営業時間 10:00〜17:00
定休日 水・木曜日(祝日は営業)

店舗等の情報は取材時のものですので、お訪ねになる前にご確認ください。

はま

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