三輪トラックのトルティーヤ屋台 !

ONO Thic's Tortilla

このエントリーをはてなブックマークに追加 地域: 彦根市 2014年9月30日更新

 8月下旬、夢京橋キャッスルロードに突如現れた三輪トラックの屋台。黄色と赤で彩られた車体には大きく「ONO THIC’S」と書かれている。三輪トラックの車両は、イタリア・ピアジオ社のベスパ・カー。荷台部分を改造して屋台仕様にしてある。見るからにアジアンテイストなその外観は、登場以来話題を呼んでいたようで、気になっていた方も多いのではないかと思う。
 この三輪トラック「ONO Thic’s Tortilla」は、名前の通りメキシコ料理トルティーヤの屋台だ。夢京橋キャッスルロード、関西アーバン銀行の向かいの滋賀飲料の駐車場で毎日11時ごろから店を開いている。

 店主の小野太成さんは、いままで彦根市内の飲食店を転々としてきた。曰く「彦根飲食界のスーパーサブ」。この屋台をはじめる前は、彦根のバー・シスルで3年間働いていたそうだ。いつか屋台のような小さなお店を始めたいと漠然と考えていた小野さんに屋台の話が持ち上がったのは開店の1ヶ月ほど前。屋台となる三輪トラックの車両や出店場所、食材の調達等、とんとん拍子で話が進み、8月22日にオープンとなった。
 メニューは、ボロネーゼのトルティーヤ、豆とアボカドのピリ辛トルティーヤの2種類。具材はバー・シスルの特製だ。ぱりっとしたトルティーヤの生地にたっぷりの具が包まれている。ちょっと小腹が空いたときに気軽に食べられる感じがいい。

 取材中、ひっきりなしに顔なじみのお客さんが訪れた。さすが、彦根飲食界のスーパーサブ。顔が広い。「地元の人の憩いの場、コミュニケーションの場になるような屋台でありたい」という小野さん。下校する小学生たちにも「おかえり!」と声をかける姿が印象的だった。派手な三輪トラックと、そこに集まる様々な人々……。小野さんの思い描く屋台の未来図がちょっとだけ垣間見れたような気がした。

ONO Thic’s Tortilla

滋賀県彦根市本町1-12-28 滋賀飲料駐車
営業時間 11:00頃〜日没 *イベント出店等で休業の場合あり

スペシャル・ボロネーゼ・トルティーヤ 500円
豆とアボカドのピリ辛トルティーヤ 500円
シフォンケーキ 200円

店舗等の情報は取材時のものですので、お訪ねになる前にご確認ください。

はじめ

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