ひと

  • 2014年12月31日

    教師として、作家として生きる
    志萱州朗さん

    『湖風に吹かれて』志萱州朗  彦根市立東中学校の美術科教諭の志萱州朗(しがやくにあき)さん57歳は、2014年、10回目の日展入選を果たした。来年3月、日展の「会友」に選出されるだろう。初入選は44歳、遅すぎるデビューだった。60歳までに「会友」になること、それが志萱さんにとって大きな目標だった。2015年は... 続きを読む

  • 2014年12月2日

    余呉に暮らすジャズボーカリスト
    木原鮎子さん

     ジャズが好きだ。いや、もしかしたら「ジャズを聴いている自分」が好きなだけかもしれないけれど、ともあれジャズが好きだ。特にジャズボーカルを好んで聴いている。  最近、余呉に暮らすジャズボーカリスト木原鮎子さんのことを知った。透明感のある伸びやかな声で、ファーストアルバムの「SEASONS」を聴いて一瞬で虜になって... 続きを読む

  • 2014年10月27日

    古民家で聴く、ウィーン仕込みの歌声
    中嶋俊晴さん

     彦根市正法寺町出身、28歳の中嶋俊晴さんは、世界的にも希少な声種である「カウンターテナー」の歌手である。  小学生からピアノを始め数々の賞を受賞したが、高校生の時ミュージカルに夢中になり、声楽へ転向。関西の名門京都市立芸術大学を卒業し、東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程に入学。京都市芸術文化特別奨励者に選ばれ... 続きを読む

  • 2014年9月17日

    夏のおわり、秋のはじまり
    廣中桃子さん

     できれば長く使うことができ、時とともにやがて古い友人になりうるようなものを生活に取り入れたい。心地よい生活を支えるよい習慣を助けてくれるような「よい品」を、と求める気持ちがある。  器と生活道具を扱う「The Good Luck Store」は、そんな気持ちに応えてくれる店だと思っている。作り手の手間ひまが感じ... 続きを読む

  • 2014年8月29日

    襤褸(らんる)― ぼろの美
    出雲一郎さん

     それを何と呼ぶのか、ふさわしいと思える言葉が見つからない。しかし、古物の世界では、古布、とくに「ぼろ(襤褸)」と呼ばれているようだ。  出雲さんが「ぼろ」に出会ったのは昭和63年ころ。古美術店の店頭にディスプレイされたボロボロの野良着を見て、頭を殴られたような衝撃を受けたという。思わず値段を聞いた出雲さんに、店... 続きを読む

  • 2014年6月13日

    政所 茶の味
    山形 蓮さん

    山形 蓮さん  5月半ば。以前DADAでも記事を書いていた山形蓮さんに会いに、鈴鹿山脈の山間にある政所をはじめて訪れた。政所がこんなにきれいなところだとは知らなかった。見渡す限り緑の山、澄んだ水が岩壁を濡らす谷、茅葺き屋根の集落、斜面をもこもこと覆う茶畑、川の音が聞こえるばかりの静けさ。絵に描いたような田舎の... 続きを読む

  • 2014年5月30日

    写真に焼き付けた感動
    中村一雄さん

     66年前、中村一雄さんが初めて買ってもらったカメラは、蛇腹カメラだった。その頃をご存知の方には当たり前のことなのだろうが、ひとむかし前は、蛇腹カメラが普通だったそうだ。現在、中村さんの手元には、蛇腹カメラはもうない。しかし、中村さんにどんなカメラだったか聞いていると、蛇腹が開く様を目にしているかのような臨場感が... 続きを読む

  • 2014年4月23日

    I’s Art paint
    音瀬伊都子さん

     夢京橋キャッスルロード沿いのチョークアートカフェ「Cafe & Bar 伊沙羅(イザラ)」は、編集部の向かいにある。2階からの眺めは僕らの日常の一部になっている。いつ頃からだろう…、チョークアートの素敵な看板が通りを飾っていた。そもそも、チョークアートとは何なのか? 様々な定義があるが、黒い背景にオイル... 続きを読む

  • 2014年4月2日

    原点のD51に夢を乗せて
    吉野毅さん

     D51蒸気機関車、通称「デゴイチ」が現役だった時のことを知らない。それでも、吉野毅さん(彦根市高宮町)の制作した全長2メートル50センチ、総重量200キログラム以上ある黒く光るミニチュアのデゴイチを見た時、その迫力と美しさに感動を覚えた。  高宮町に暮らす吉野さんは現在75歳。金型の設計施工に40年近く従事し、... 続きを読む

  • 2014年3月5日

    手に触れて育つ木のアクセサリー
    アクセサリークリエーター 山田浩久さん

     木で作られた赤や紫、黄色など色とりどりのアクセサリー。それらが着色しているのではなく、木そのものの色であると聞いて驚いた。彩り豊かでかつ落ち着きのある雰囲気はとても魅力的だ。  長浜市安養寺町に10年前、京都から移り住んだアクセサリークリエーター山田浩久さん。世界中の色や模様に特徴のある希少な銘木約... 続きを読む

  • 2013年12月27日

    大人の書道教室
    坂根沙綾さん

     「美文字」なるものがブームなのだそうだ。テレビ番組の中で芸能人がボールペン字を競うコーナーで人気に火がつき、「美文字」は今年の流行語大賞にもノミネートされたらしい。その影響もあってか、最近では二十から三十代を中心に若い世代で書道をはじめる人が増えているのだという。  そう話してくれたのは、書家で画家の坂根沙綾さ... 続きを読む

  • 2013年9月13日

    チョークアートで彩る
    Yukiさん

    Yukiさん  Yukiさんの描くチョークアートは温かくてやさしくて美味しそうなのだ。長浜を拠点に活動するYukiさんの作品が今、湖北の街並みを彩りつつある。  このオーストラリア発祥のチョークアートは、黒いボードにオイルパステルと呼ばれるクレパスのような画材で鮮やかに描くことが特徴だ。欧米諸国の飲食店では看... 続きを読む

  • 2013年7月31日

    パパの小さい時は……
    寺西充曜さん

    寺西充曜さん  寺西充曜(みつあき)さん(30歳)独身。読売新聞彦根東の店長であり、クリクラ湖北の所長である。そして、愛すべき「牛乳の蓋」コレクターである。  『経済ってそういうことだったのか会議』(佐藤雅彦・ 竹中平蔵 / 日本経済新聞社)でその蓋の価値と交換について記されているが、それは都会の話である。小... 続きを読む

  • 2013年6月24日

    ロボカップで世界に挑む!
    西村元宏君・渡辺明君

    西村元宏君(右)と渡辺明君  この週末からオランダで世界と戦う彦根出身の少年たちがいる。鳥居本中学校1年の西村元宏君(12)と城南小学校6年の渡辺明君(11)だ。  2人が挑むのは「ロボカップジュニア世界大会」。19歳以下の2人以上が1組となり、自律式ロボットと呼ばれる自作のロボット2台でサッカーゲームを行う... 続きを読む

  • 2013年3月28日

    自転車のビジネスに迫る
    NPO法人五環生活 近藤隆二郎さん

    近藤隆二郎さん  3月15日、学芸出版社から『自転車コミュニティビジネス エコに楽しく地域を変える』と題した書籍が出版された。空前の自転車ブームに伴い、全国各地で新たな自転車コミュニティビジネスが次々におこり、地域を変え始めている。各地の自転車コミュニティビジネスの現状と可能性を一挙に紹介した初のガイド本である... 続きを読む

  • 2013年3月12日

    彦根出身のヴァイオリニスト
    被災木ヴァイオリンに想いをのせて
    足木かよさん

    ヴァイオリニスト 足木かよさん  東日本大震災から明日で2年になる。あの日多くの人が抱いた悲しみやむなしさ、「何かしなければ」という想いはどれだけ実を結び、どれだけ今に受け継がれているのだろう……。  この震災は皮肉にも被災地から遠く離れた土地に住む私たちにとって、東北各地の地名を知る機会となった。陸前高田... 続きを読む

  • 2013年1月25日

    鉄作家×鍛冶屋のまち
    鉄作家 山田大輔さん

    鉄作家の山田大輔さん  「人生の第二章がここで始まったみたいです」。鉄作家である山田大輔さんが昨年秋、長浜市鍛冶屋町に移住し湖北で新たな風を起こそうとしている。  鍛冶屋町は名前の通り鍛冶職人が多く暮らした土地である。その歴史は古く、秀吉の時代には武具の生産で活躍し、その後は農鍛冶へと形態を変えながら技術を継... 続きを読む