Monologue

  • 2015年9月27日

    Monologue No.619

    夕日に染まって カフェオレ色の野原に風が吹く 来年も その次も 銀色の影を探しているだろう 続きを読む

  • 2015年9月13日

    Monologue No.618

    シンプルとかナチュラルに見えることが 実はそうではないことがある 大切なことを間違えないように 良い目を持ちたいと思う 続きを読む

  • 2015年8月23日

    Monologue No.617

    傍観者は 何事もなくその場を離れるはずであった 夏の終わり ガマズミの赤い実がそれをさせなかった 続きを読む

  • 2015年8月9日

    Monologue No.616

    坂道を登り切ったその先に 必ず湖が見える場所があるのだと知っている 一度くらいは喉が切れるような声でも いいかな 続きを読む

  • 2015年7月26日

    Monologue No.615

    思い出すことをしなくなった古い神々がいる 何を願い祀ったのか 人はもう思い出せない 何故、こんなにも動かないでいるのだろう 続きを読む

  • 2015年7月12日

    Monologue No.614

    本当の話 かつてレイク・ビワは 麗湖琵琶と記された時代があった この時代も麗湖である 続きを読む

  • 2015年6月28日

    Monologue No.613

    睡蓮の英名は「water lily」 未草、明るい午睡 雨の音がかろうじて届く部屋 夢の花である 続きを読む

  • 2015年6月14日

    Monologue No.612

    雨の日の青い梅 笹百合 どくだみの花 岩山の日和坊 わざわざ訪ねるのが好ましい 続きを読む

  • 2015年5月24日

    Monologue No.611

    いつも思っている 「なにぬねの」 「ぬ」を語尾につけるのは難しい 「な」も「に」も「ね」も「の」も柔らかい 続きを読む

  • 2015年5月10日

    Monologue No.610

    夢中になってやっている好きなことは 完結しない 目標もない 命を削っても止められない 続きを読む

  • 2015年4月26日

    Monologue No.609

    季節はめぐり また めぐり めぐり めぐり めぐっているはずの 空がある 続きを読む

  • 2015年4月12日

    Monologue No.608

    前人未踏 少なくとも前人未踏 多分、前人未踏 それでも僕は眠れない 続きを読む

  • 2015年3月22日

    Monologue No.607

    城の櫓跡に咲く桜 僕は母とこの季節を過ごしたことがない 桜餅を買いに 明日、いかなくちゃ 続きを読む

  • 2015年3月8日

    Monologue No.606

    今だけ あとひとつだけ 一度だけ これが終わったらと  そんなふうに乗り越えている 永遠のピンポンダッシュ 続きを読む

  • 2015年2月22日

    Monologue No.605

    樹齢四百年  梅の花が咲く 彦根で一番遅れて咲くという 樹洞にも命が宿る 胸が痛いはずである 続きを読む

  • 2015年2月8日

    Monologue No.604

    伊吹山が以前よりも美しい…… そもそも 見るもの全てが浄化されていく 残り時間のようなものだろうか 続きを読む

  • 2015年1月25日

    Monologue No.603

    妖怪がブームらしい しかも妖怪と友達になることができるという かつて、越えることができない境界があった だから、美しくはかない物語が生まれるのだ 続きを読む