「長浜」を含む記事一覧
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2011年10月19日
木之本発 鹿と猪のハム・ソーセージ! お店
湖北地域の、山が迫る田園地帯で、獣害対策のために飼われた牛が放牧されているのを見たことがある。大きな牛がいることで猿や猪が恐れて近づかず、田畑の作物を守る効果があるのだと教えてもらった。獣害は、山間部では深刻な問題だ。田畑にネットや電気柵などを設けるのは、もう当たり前になっている。そんななかで狩猟した肉を有意義... 続きを読む
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2011年10月14日
噂のハンバーグランチ お店
おにくや食堂 Suehiroおにくや食堂 Suehiro 店内 ハンバーグが好きだ。お箸を入れたとき、肉汁があふれるジューシーさを目指し作るのだがうまくいかない。そのせいかハンバーグがおいしいというお店の噂には敏感だ。 7月、長浜のまちなかに「おにくや食堂 Suehiro」がオープンした。ランチメニューのハンバーグが評判だという。噂... 続きを読む
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2011年9月28日
マクロビで、ニコニコになる お店
ナチュラルカフェ にこにこ店主の大平真紀さん 旧浅井町に6月「ナチュラルカフェ にこにこ」がオープンした。マクロビオティック食のカフェレストランである。マクロビとも略される食事法の一種だ。 「日本人本来の食生活である玄米菜食を軸にした食事法です。マクロビオティックは『自然に即した命のあり方』との意味をもちます。自分も自然の一部であ... 続きを読む
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2011年9月26日
火の用心を呼びかける独特の響き
夜回りの錫杖 まち・文化木之本の夜回り 私が住んでいる町内では、数週間に1度夜回り当番が回ってくる。拍子木を打ち、担当エリアを巡回する。隣町では拍子木の代わりにドンドンと太鼓が鳴る。太鼓も新鮮だったが、木之本町木之本では拍子木と共に錫杖を使う。錫杖に付けた紐を持ち、引きずって歩くのだ。 錫杖は、僧侶が仏道修行のために持つ道具の1つ... 続きを読む
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2011年9月21日
焼畑の斜面に立つ! まち・文化
山仕事の無事と焼畑の豊穰を祈って祝詞があげらた 「焼畑=環境破壊」というイメージができあがったのはいつからだろう。実は、「焼畑」は日本でも山間部などでは伝統的に行われてきた農法だ。滋賀県でも昭和40年頃まで行われていたそうだ。 山の斜面を焼くことで灰が肥料となり、雑草を抑え害虫の駆除になる。耕作した土地は1... 続きを読む
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2011年9月16日
飾って楽しい、使ってうれしい Söpöのしあわせっけん ひと
石けん作家の近藤由紀子さん りんご、動物のシルエット、水玉、空、波、パステルの淡い色にモチーフが浮かぶ。スタンプや消しゴムのようにも、おいしそうなお菓子にも見えたり……、実は、みな石けんなのだ。 長浜市に住む近藤由紀子さん(34)は、石けん作家である。「Söpö」というウェブサイトで手づくり石けんを公開、... 続きを読む
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2011年9月6日
6年振りにシャグマが揺れた まち・文化
長浜市余呉町下余呉太鼓踊り(県指定無形文化財)の奉納が、8月21日行われた。6年振りだという。 下余呉には式内社が2社あった。乃彌(のみ)神社と乎彌(おみ)神社で、寛延2年(1749)に合祀(ごうし)され、乎彌神社となった。式内社は、延長5年(927)にまとめられた『延喜式神名帳』に記載され... 続きを読む
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2011年8月30日
野菜たっぷりさくさくキッシュ お店
手づくり工房 みゆう手づくり工房「みゆう」のケーキ 手づくり工房「みゆう」は、旧高月町内で7月にオープンしたばかりのケーキショップだ。地元の農産物や日用品を販売するお店「K&A」の中にある。工房は元々お惣菜製造コーナーだった場所で、オープンキッチンのようになっている。 ショーケースに並ぶケーキは常時約20種。「もう食べてしま... 続きを読む
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2011年8月22日
B級グルメバトルで健闘した「近江牛たま」とは…… お店
近江牛たま 少し前、籐製品の涼を体感することができる夏原籐製作所のギャラリーを紹介した。ギャラリーでは、ちょっとした飲み物などを注文することができるのだが、「長濱名物 近江牛たま」というメニューがあった。 「甘辛く煮込んだ近江牛の牛すじをたっぷりたまごの、ふわふわ生地で包みました。長浜の老舗ちゃんこ鍋店『... 続きを読む
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2011年7月21日
関ヶ原の英雄 大谷吉継は余呉町出身!? まち・文化
大谷吉継の首塚の伝承がある祠(米原市下多良) 慶長5年(1600)、関ヶ原の戦いにおいて石田三成との友情に殉じ徳川家康と戦った大谷吉継(越前敦賀5万7千石)は高潔の士としてよく知られている。裏切りが横行する戦いにおいて友情を貫き、東軍に寝返った小早川軍と勇壮に戦う吉継に魅力を感じる人は多い。一説には、不幸にし... 続きを読む
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2011年7月15日
夏を快適に過ごす
籐敷物 さらさら、すべすべ、ひんやり まち・文化夏原籐製作所のギャラリー 長浜のまちなかを歩いていたとき、不思議なギャラリーを見つけた。店内には籐の敷物がディスプレイされ、中央の敷物に腰掛けることができるスペースがある。尋ねてみると籐製品を体感するためのギャラリーなのだという。腰掛けてみると、さらさらすべすべの感触が気持ちいい。靴を抜いで寝転んでしまおう... 続きを読む
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2011年7月1日
麗しく潤おしい……Japanを伝える ひと
塗師 渡邊嘉久さん塗師 渡邊嘉久さん 七職という言葉がある。仏壇製造に必要な7種の職、総木地師、塗師、金箔押師、宮殿師、彫刻師、蒔絵師、錺金具師のことだ。浜仏壇の製造で知られる旧長浜市内にも、七職が点在する。 塗師の渡邊嘉久さん(47)も、その一人である。漆塗りを専門にする渡邊仏壇店の3代目だ。20年前に塗りの世界に入り、... 続きを読む
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2011年5月11日
余呉にぴったりのスイーツ お店
居川屋さんの「かりんとう饅頭」 大河ドラマの「江」の初回で、幼い江が饅頭をほおばって、馬にも食べさせる場面があった。あんこを馬に食べさせて大丈夫なのかという余計な心配をしていた頃、噂を聞いたのが余呉に本店をもつ和菓子店「居川屋」さんの「かりんとう饅頭」だった。すぐに売り切れてしまうそうだ。 小ぶりの饅頭を... 続きを読む
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2011年4月18日
琵琶湖に注ぐふたつの川……、彫刻の林 ひと
長谷川喜男さん突然現れた彫刻の林 不思議な風景に出会った。姉川と高時川が交わり、堤防がずっと続いている。竹やぶやら畑やら……、集落の小さな公園や墓地が視界に現れては消えていく。車を走らせ後ろへ流れる景色は、この辺りの静かで長閑な日常だ。 集落の屋根が重なり連なるなかに石の彫刻が並んでいる。突然現れた小さな彫刻の林のよう... 続きを読む
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2011年3月21日
江展望 2011
三姉妹の小谷城脱出ルートをたどる —こじき坂の伝承— まち・文化谷間のこじき坂 浅井三姉妹が生まれ育った小谷城は織田信長軍の攻撃により落城し、浅井長政は城内で自刃、長政の妻市と三姉妹は城外へ逃れた。母子の行き先には諸説あり、信長の居城・岐阜城とも、信長の弟の居城があった伊勢だともいわれている。近江には、三姉妹は旧浅井町平塚の実宰院(当時は実宰庵)にかくまわれたという説が... 続きを読む