「長浜」を含む記事一覧

  • 2012年6月4日

    隧道と村田鶴 横山隧道 まち・文化

    横山隧道米原市側 横山隧道長浜市側  トンネルは魅力的である。それを抜けた時に現れる新しい世界にいつもワクワクする。そういえば、子どもの頃も、ジャングルジムでも、土管でも穴を抜ければ向こう側にはいつも別世界が広がっていた。紙を丸めた筒だって同じである。  一ヶ月ほど前、彦根の佐和山の裾野にある仏生山...  続きを読む

  • 2012年6月1日

    長浜の町にさらなる賑わいを運ぶ「このはな珈琲」 お店
    このはな珈琲 長浜表参道店

    代表の水野君仁さん  女性にとって開店時間が長い店は貴重だ。提供されるメニューがオシャレで、さらに落ち着くことができる雰囲気であればなおよし。家や職場の近くにこんなカフェが欲しいと願う人も多いはずだ。男性だっていつでもおいしいものを食べることができ、友人や仕事先の人と語らうことができる店があれば、通いた...  続きを読む

  • 2012年5月23日

    大河ドラマと北近江 まち・文化
    戦国大河ながはま館にて

    館長の箕浦茂光さん  『51作ある大河ドラマの中で、一番多くとりあげられた時代は戦国時代。その数は20作品になります。日本の歴史を動かした三英傑といえば、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康。三人は大河ドラマに何度も登場しますが、中でも徳川家康は最多となる19回も登場。秀吉は16回、信長は14回。また、三...  続きを読む

  • 2012年5月9日

    湖北の切支丹灯籠 まち・文化

     以前のDADAに「湖北のキリシタン灯籠」の記事がある。面白いテーマだと思った。  『織田信長はキリスト教布教に寛大だったが、信長の後を継いだ豊臣秀吉はバテレン追放令を出し、宣教師を国外追放。徳川の世となるとキリシタンへの弾圧と迫害はさらに強まり、幕府は踏み絵を強制するなどキリシタン狩りを行った。しかし熱心な信者...  続きを読む

  • 2012年5月7日

    語り部が伝える賤ヶ岳合戦 まち・文化

    「賤ヶ岳合戦語り部の会」 山口忠義さん、小川敬子さん、村上宣雄さん  「長浜戦国大河ふるさと博」の会場のひとつ木之本エリアは、織田信長の後継を巡って羽柴秀吉と柴田勝家が争った賤ヶ岳合戦に焦点をあてている。ふるさと博は、史跡を野外博物館として位置づけ、北近江の戦国史を紹介しており、賤ヶ岳もそのひとつだ。頂上では...  続きを読む

  • 2012年4月30日

    波兎に呼ばれる! まち・文化

    社左側の竹生島文様 右側も同様の彫り物がある。野田神社の御祭神は少彦名命・受保命。波と兎といえば大国主命である。少彦名命は、大国主命と共に国造りをした神様である。その関係からこの文様が社殿にあるのかもしれない。  信じられないかもしれないが、本当の話だ。波兎が僕を呼んでいる。僕は、波間を跳ぶ兎のキュートな文様...  続きを読む

  • 2012年4月4日

    夢見るような手まり寿司 お店
    夢ものがたり

     大橋博文さん(42)ゆかりさん(42)夫妻が営む和食店「夢ものがたり」は今年で開店12年目。界隈では珍しい「水晶鍋」が食べられるお店だ。水晶の塊をくり抜いた鍋で、鍋料理をいただく。水晶には遠赤外線効果や、食材の臭み、不純成分を除去する浄化作用があり、具材などのアクが出ず美味しく食せるという。さらに博...  続きを読む

  • 2012年3月30日

    大河のふるさとを巡る
    大坂城の遺構 竹生島唐門 まち・文化

    竹生島  1996年のオーストリアである発見があった。エッゲンベルグ城に飾られていた壁画が、豊臣時代の大坂を描いた屏風絵だったことが判明したのだ。そこには大坂城の様子も詳しく描かれており、本丸と二の丸の間にかかる「極楽橋」が見てとれる。極楽橋はちょうど400年前の慶長元年(1596)に建造され、慶長5年(16...  続きを読む

  • 2012年2月29日

    食事のお供はお酢のドリンク お店
    マロズキッチン

     食事のときにあわせる飲み物は?と聞かれれば、お茶やお水が一般的で、洋食ならコーヒーや紅茶もあるけれど、食後に飲む印象が強い。夜ならワインや日本酒の場合もあると思う。  お酢を使ったドリンクが料理と一緒に出てくるお店がある。長浜の和食店「マロズキッチン」の日替わりランチセットだ。ぶどう、マスカット、 トマトマンゴ...  続きを読む

  • 2012年2月20日

    王国の、最高にフレッシュな 「いちごジャム」 お店

    吉安純一郎さんと知里さん夫妻  「できたてに勝るご馳走なし」とはよく聞く言葉で、とれたて、調理したての食べ物はやっぱりおいしいと思う。とは言っても収穫したてをすぐに食べることはこの時代難しい。それを身近で可能にしてくれるのが果物狩りかもしれない。今の季節ならば、いちご狩りだ。  長浜市榎木町にある「純野菜王国...  続きを読む

  • 2012年2月17日

    そこに臼と杵があるから、餅をつく まち・文化

    左から西川さん、辻井さん、津田さん  1920年代、3度に渡りエベレスト登頂に挑戦したイギリスの登山家ジョージ・マロリーにはこんな逸話がある。新聞の取材で「なぜあなたはエベレストを目指すのか」と問われてマロニーはこう答えたという。 「そこに山があるから(Because it is there. )」。  長浜...  続きを読む

  • 2012年1月24日

    花嫁は、みんな妹みたい ひと
    アトリエ ZARA 池田久美子さん

    池田久美子さん  「アトリエZARA」は、オーダーメイドのウェディングドレスを手がける小さなアトリエである。子どもの頃から洋裁が大好きだったという池田久美子さん(36)が5年前に開いた。大学時代、友人にウェディングドレスを制作したことが、ドレスづくりのきっかけだった。社会人になってからも依頼は続き...  続きを読む

  • 2011年12月19日

    歴史に二人の源義経あり! まち・文化

     「歴史に二人の義経あり!」平家打倒の最大の労を功したのは「源(九郎)義経」、そして、彼とほぼ時期を同じくして活躍したもう一人の義経がいた。湖北出身の「源(山本)義経」である。  聞くところによると、九郎義経は源義家の子孫で、源平の合戦で華々しく登場し、悲劇の最期を遂げた英雄である。一方、山本義経は義...  続きを読む

  • 2011年11月18日

    湖畔のまちの古書店 お店
    さざなみ古書店

    さざなみ古書店  中村恭子さん(61)は、ふらりと旅で訪れた長浜に一目で惚れて、北九州市から移り住むことにした。一目惚れだから多分、理由は無い。このまちで暮らしたいと思い、前々から淡く抱いていた古書店をしたいという願望が形になり、今年9月、長浜のまちなかに「さざなみ古書店」を開いた。中村さんが長浜に移り住んで...  続きを読む

  • 2011年10月31日

    源義経と舎那院 まち・文化

     ——昔々。京の都では、怪僧弁慶が、夜な夜な通行人の刀を奪いこれを千本集めているという噂で、おそれられていた。千本目となるある夜のこと、牛若丸という少年が弁慶の前に現れた。弁慶は牛若丸の立派な太刀を奪おうと長刀を振り回すものの牛若丸は華麗にかわし、手に持った扇を投げ弁慶の額に命中させた。降参した弁慶は、牛若丸...  続きを読む