「石田三成」を含む記事一覧

  • 2015年3月13日

    湖東・湖北ふることふみ7 前田慶次が渡った琵琶湖(2) まち・文化

    米原湊のモニュメント(米原駅)  慶長6年(1601)10月24四日に伏見の上杉屋敷を出発し、翌25日に堅田から沖島東の「弁財天嶋の世渡」を過ぎ薩摩港で餉を済ませた前田慶次の旅を前稿で紹介した。  今稿ではその続きを見て行くが、実はこの先は「さほ山のあなたなる前原の湊につく」としか書かれていない。つまり佐和山...  続きを読む

  • 2015年3月11日

    昭和13年に建った履物店を改装 治部少丸オープン!! まち・文化

    墨絵師 御歌頭氏によるライブパフォーマンス  彦根の花しょうぶ通り商店街は戦国をテーマに様々な活動をしていることで知られている。  3月1日、空き店舗になっていた「とも栄」という履物店の店舗部分を商店街が借り受け、石田三成にちなんだギャラリーとして街の駅「治部少丸」がオープンした。式典も「開城式」と呼ぶくらい...  続きを読む

  • 2014年10月20日

    湖東・湖北 ふることふみ2
    水口と大和郡山を俯瞰した近江人 まち・文化

     平城京の頃には羅城門を有し、以降大和国の経済の中心にあったこの地は、豊臣秀吉の弟秀長や江戸時代の有力な譜代大名が治めた拠点だった。  豊臣秀長は郡山に百万石の城を築城する。しかし詳細な資料は現在に伝わっていない。  そんな郡山城の天守台発掘調査が行われ、豊臣政権における貴重な天守遺構が姿を見せた。  小高い丘に...  続きを読む

  • 2014年5月21日

    石田三成公お手植えの藤 まち・文化

     米原市世継にある春日神社に「石田三成公お手植えの藤」が伝わっている。5月2日快晴、ゴールデンウィーク真っ只中、湖岸道路の渋滞を回避しようと横道に入り、ボケラーっと休憩を決め込んだ。長閑である。世継会館の駐車場に大きな「世継まちあるきMAP」が建っていた。優れたMAPだと思った。世継という地域の古代から現代までを...  続きを読む

  • 2014年4月18日

    注目は井伊直虎!? まち・文化

    石田三成の袖看板  彦根の夢京橋あかり館2階の「まちなか博物館」で開催されている「MITSUNARI11」という企画展示が面白い。超次元サッカーではない。戦国アクションゲーム「戦国無双」を開発した株式会社コーエーテクモゲームスの協力を得て、ゲームに登場するキャラクターの等身大パネルを展示しているのだ。  彦根...  続きを読む

  • 2014年3月26日
    No Image

    安国寺恵瓊 肖像画 まち・文化

     3月15日彦根の清凉寺で「三成の戦 2」というイベントが行われていた。チラシをよく見て驚いた。石田三成肖像画と安国寺恵瓊肖像画板絵が龍潭寺で特別公開されていたのだ。3月23日、29日、30日にも公開されるというから是非とも観ておきたい。安国寺恵瓊はNHK大河ドラマ「黒田官兵衛」に登場したと聞いた。恵瓊は彦根とも関係が...  続きを読む

  • 2014年3月14日

    佐和山遊園のこと まち・文化

     実は、僕は国道8号線佐和山トンネルの近くにある「佐和山遊園」が近頃随分気に入っている。最初は「なんだかなー」と思っていたが、実際に訪れてみると素晴らしいのである。  偽物といってしまえばそれまでだが、実に、自由奔放に石田三成時代の佐和山を再現しているのだ。造形物は長い歳月をかけて増殖していったのだろう。過去のも...  続きを読む

  • 2013年11月1日

    石田三成茶の井(伝)竹藪 まち・文化

     今年も「ひこねキャンドルナイト」が行われることになっている。夢京橋キャッスルロード界隈で約2万個のキャンドルに火が灯る。そのうちの300ほどが竹灯である。この竹、実は、「石田三成の茶の井(伝)」がある竹藪の竹を使っている。  佐和山の麓に愛宕山仙琳寺という寺がある。彦根藩4代藩主井伊直興(1656〜1717)の...  続きを読む

  • 2012年7月16日

    「石田三成の記憶」と「大坂の陣 供養碑」 まち・文化

     大坂の陣、冬の陣は慶長19年(1614)、夏の陣は慶長20年(1615)……。関ヶ原合戦後の二重講公儀体制が破綻し、豊臣宗家は滅んだ。二重講公儀体制とは、「基本的に豊臣・徳川の共存共栄を図る構想であり、東西分治のもと両勢力の棲み分けによる共存戦略であった」(『関ヶ原合戦と大坂の陣』笠谷和比古著・吉川弘文館)。 ...  続きを読む

  • 2011年6月18日

    彦根〜米沢支援金贈呈式 義の継承 まち・文化

    支援金贈呈式の様子  豊臣秀吉は、石田三成・直江兼続の二人の才覚・才能を愛したといわれている。三成は「わしの亡きあと天下を窺うに足る」と言わしめ、兼続を「日本の宰相がつとまる」と激賞したといわれている。  二人は仲がよく、それも素晴らしくよく、若い頃、義兄弟の盟約を結び、三成にしても兼続にしても、秀吉没後の世...  続きを読む

  • 2011年3月27日

    三成の気持ち まち・文化
    夢京橋あかり館企画展示 MITSUNARI 11

     気になるイベントがある。「三成イレブン」……よく解らない。ホームページに、主催者の次のようなメッセージがあった。  「MITSUNARI 11」の展示イベントについては、開催を自粛すべきとの意見も多数ありましたが、検討を重ねたうえ、予定通り開催することにいたしました。  三成の気持ちは、「大一大万大吉」の旗印に象...  続きを読む

  • 2010年12月10日

    レキジョのための基礎知識 4
    龍潭寺に遺る佐和山の記憶 まち・文化

    城内の屋敷にあったと伝わる板戸  戦国ブームの影響もあって、石田三成の居城であった佐和山城跡へ登る人が増えている。山を挟んで西からのルートの入口にあたるのが龍潭寺である。関ヶ原合戦の功労により佐和山城を与えられた井伊直政が、現在の静岡県浜松市にある井伊家始祖・共保(ともやす)以来の同名の菩提寺を分寺し開いた、臨...  続きを読む

  • 2010年10月27日

    11月6日、石田三成で結ばれよう まち・文化

    石田三成の茶の井の伝承が残る仙琳寺の竹藪(現在も整備継続中)。  秋が深くなっていく……。日常に忙殺されはしても、月を愛でるくらいの余裕は持っていたい。  「100万人のキャンドルナイト」というイベントがあって、合い言葉は「でんきを消して スローな夜を」。夏至と冬至の夜、8時から10時まで電気を消し、キャンド...  続きを読む

  • 2010年7月14日

    石田三成茶の井とひこねキャンドルナイト まち・文化

    仙琳寺の竹薮の中にある石垣 石田三成が水を汲んだと伝わる井戸  彦根、佐和山の麓に仙琳寺という寺がある。彦根古絵図には佐和山天守から千貫池、蛇谷、御殿跡となぞると、蔵跡があり、現在の仙琳寺の場所は愛岩(宕)山と記されている。彦根藩4代藩主井伊直興(1656〜1717)の庶子本空(幼名千代之介)を開基...  続きを読む

  • 2010年7月2日

    仙琳寺と石田三成 まち・文化

     佐和山の麓に仙琳寺というお寺がある。彦根藩4代藩主井伊直興公の庶子本空(幼名千代之介)を開基とする天台宗の古刹である。この寺の恵明権現は、首から上の病にご利益があるといわれている。目が不自由な人が快復したとか、耳が聞こえるようになったとか、逸話には事欠かない。不眠の悩みにも効き目があるそうだ。不思議なのは、仙...  続きを読む