「東近江」を含む記事一覧

  • 2014年12月29日

    ふたつの目標 まち・文化
    五個荘野球スポーツ少年団

     2014年、僕は五個荘野球スポーツ少年団の写真を二度、撮ることになった。  一度目は、浅井町野球場で行われた(10月4日・5日)「第33回読売旗争奪小学生軟式野球大会」で彼らが優勝した時。二度目は、東近江市長山運動公園グランドで行われた(12月14日)「第3回R421三重・滋賀親善交流大会」だった。この大会は、...  続きを読む

  • 2014年12月16日

    四七番目の義士・寺坂吉右衛門の墓 まち・文化

     元禄15年12月14日(1703年1月30日)の深夜、47人の赤穂浪士が吉良上野介義央の邸宅に討ち入った。「忠臣蔵」で知られる、赤穂浪士の仇討ち事件だ。  本懐を遂げた浪士たちは、翌年2月4日に切腹。このとき、46人の浪士が切腹した。  残る1人、寺坂吉右衛門は、浪士たちが吉良の首を泉岳寺に供えるときにはすでに隊...  続きを読む

  • 2014年11月3日

    よそのおうちの収納 お店
    バスケットおおた

     使っているときよりも、仕舞われている時間の方が長いものは多い。ものを大切にするということは、「いかに使うか」と同じくらい、「いかに納めておくか」を考えることなのだろうと思う。しかし使うこと以上にうまくいかないのが収納…そう感じるのは私だけではないと思うのだが、どうだろう。よその家のことはなかなかわからない…  ...  続きを読む

  • 2014年6月13日

    政所 茶の味 ひと
    山形 蓮さん

    山形 蓮さん  5月半ば。以前DADAでも記事を書いていた山形蓮さんに会いに、鈴鹿山脈の山間にある政所をはじめて訪れた。政所がこんなにきれいなところだとは知らなかった。見渡す限り緑の山、澄んだ水が岩壁を濡らす谷、茅葺き屋根の集落、斜面をもこもこと覆う茶畑、川の音が聞こえるばかりの静けさ。絵に描いたような田舎の...  続きを読む

  • 2014年6月2日

    政所の波兎(竹生島紋様) まち・文化

     波間を跳ぶうさぎの文様の名は「竹生島文様」という。「波うさぎ」「波にうさぎ」「波のりうさぎ」などと呼ばれることもある。  謡曲『竹生島』に「緑樹影沈んで魚木に登る気色あり 月海上に浮かんでは兎も波を奔(はし)るか 面白の島の景色や」と謡われ、神秘的で美しい情景が浮かんでくる。謡曲『竹生島』の竹生島は琵琶湖のそれ...  続きを読む

  • 2014年4月10日

    手間ひまかけた濃厚スープ お店
    元祖トリトン 麺次郎

     僕が知らないだけかもしれないけれど、八日市には個人のラーメン店が少ないように思う。そんな八日市に突如オープンしたのが「元祖トリトン 麺次郎」だ。「トリトン」というのは「鶏」と「豚」、つまり鶏白湯と濃厚豚骨のWスープが売りのラーメンということらしい。  店内はカウンター席が7席のこぢんまりとした空間で、店主の鯰江...  続きを読む

  • 2014年3月11日

    3.11 まち・文化

    彦根市下西川町  東日本大震災により被災された方々に改めて心からお見舞い申し上げます。  東北地方を中心として、日本列島に甚大な被害をもたらした東日本大震災から、3年。震災関連のニュースも以前ほどには報じられなくなり、多くの被災地では今も復旧・復興のための努力が続けられている。  3月15日土曜日、彦根の清凉...  続きを読む

  • 2013年11月29日

    波うさぎを求めて——石馬寺 まち・文化

     僕は、波間を跳ぶうさぎのキュートな文様に魅せられコレクションしている。この文様の別名は「竹生島文様」という。「波うさぎ」「波にうさぎ」「波のりうさぎ」などの呼び方もある。  謡曲『竹生島』に次のような一節がある。「緑樹影沈んで 魚木に登る気色あり 月海上に浮かんでは 兎も波を奔(はし)るか 面白の島...  続きを読む

  • 2013年10月23日

    「マイミータン」な暮らしかた お店
    cafe&めし&酒場 マイミータン

    石橋信之さんと貴恵さん夫妻  「マイミータン」とはタイ語で「お金がない」という意味だそうだ。東近江市政所町に今年春に誕生したcafe&めし&酒場「マイミータン」のチラシには「自然あります。囲炉裏あります。地酒あります。音あります。天然酵母パンあります。ランチあります。天然いわなあります。こんにゃくあります。お...  続きを読む

  • 2013年9月11日

    ぜいたくな時間を味わう お店
    めん処 もみじ

    高橋紀子さんと小椋羊子さん  思わずごろんと昼寝がしたくなるようなラーメン店である。東近江市奥永源寺地域の杠葉尾(ゆずりお)という集落に昨年11月「めん処 もみじ」が誕生した。  杠葉尾は永源寺ダムのさらに奥、三重へとつながる石榑トンネルのすぐ手前に位置している。三重との玄関口であり、夏場はキャンプ場としても...  続きを読む

  • 2013年8月28日

    半沢直樹に教えたい まち・文化
    八幡神社 東近江市大覚寺町

     今、「やられたらやり返す。倍返しだ!」というフレーズが流行っているらしい。TBS日曜劇場『半沢直樹』の主人公の台詞だという。「10倍返しだ!」もあったと編集部のスタッフが言っていた。ほとんどテレビを見ない僕は興味は無かったが、思い浮かんだことがある。  かつて、DADAジャーナルで湖東湖北のご利益マップを作った...  続きを読む

  • 2013年8月16日

    自分たちの地域と命は自分たちで守る まち・文化

     「自主防災組織」という言葉をよく耳にするようになった。元をたどってみると阪神・淡路大震災が大きな契機となったようだ。あの時、瓦礫の下敷きになった人たちの救出は、約98%が自助や共助によるものだったといわれている。行政などによる救助隊ではなく、近所の人たちの力が多くの命を救っていたのだ。また東日本大震災の際には、...  続きを読む

  • 2013年8月14日

    漂白 宗祇法師 まち・文化

    林中央公園の交差点「宗祇騎馬像」  知らないことばかりである。部屋の中でパソコンに向かっているとインターネットから情報が無制限に飛び込んでくる。街に出て足をとめれば自分自身の新発見と改めて知り直すことになるだろう世界にわくわくするのだ。  数年前から、能登川の林中央公園の交差点に馬に乗った老人の石像が建ったこ...  続きを読む

  • 2013年6月14日

    永源寺 晋山式 まち・文化

     山の美しい緑に包まれた永源寺(東近江市永源寺高野町)で6月2日晋山式が行われた。晋山式とは、寺に新たな住職が就任する際の儀式である。寺には山号があり、その山に晋(すす)むという意味があるそうだ。この日は、道前慈明(どうまえじみょう)老大師(71)が、臨済宗永源寺派大本山・永源寺第144世(住職)に就...  続きを読む

  • 2013年6月12日

    「しびれ」を侮るなかれ まち・文化

    市民公開講座「第3回“心臓病”で命を落とさないために」八日市文化芸術会館  「脳梗塞や脳出血、狭心症や心筋梗塞といった、脳や心臓の病気は発症した時には手遅れという場合が多くあり、また後遺症が残る可能性もあります。だからこそ、発症する前にどう対策をとるかが大切だと思います」と話すのは、先日八日市文化芸術会館で「...  続きを読む