「彦根」を含む記事一覧

  • 2012年3月28日

    私が出会った宇宙 ひと
    眞野丘秋さん

     昔……、高い熱が出て浅い眠りしかできない日には、なぜか同じ夢を見た。私の場合、小さい人と模様だった。小さい人はいつも3人で、甲高い声で何かを話し続けており、不規則な形の模様は浮かんでは消えていく。その形や質感や色彩を人に説明するのは難しい。ただ、強烈な印象だけを残し、今でも忘れることはできない。眞野丘秋(まのたか...  続きを読む

  • 2012年3月22日

    主婦のシェフのごはん お店
    ごはん家 くまくま

    築100年以上の古民家 熊川さん(左)と熊谷さん(右)  お店に入ってすぐ、「はいどうぞ」と出していただいたのは熱々のコーン茶だった。韓国料理のお店などではおなじみだが、界隈の飲食店でコーン茶を出してくれるのは珍しい。とうもろこしの粒を焙煎したお茶で、豊かな香ばしさが口いっぱいに広がる。  彦...  続きを読む

  • 2012年3月2日

    3.11 つながろう東北へ ひこね まち・文化

     今、世界中の人々が3月11日に向けて、それぞれの思いをそれぞれのやり方で、東北へ届けようとしている。 「3.11つながろう東北へ」もそのひとつだ。既に、彦根市民会館ギャラリーでは、日本経済新聞社の協力で『東日本大震災写真ギャラリー「記憶」2011.3.11PM2:46』が開催され、日本経済新聞社編集局写真部記者が...  続きを読む

  • 2012年2月22日

    生姜のランチで冬を乗り切る お店

     湖北は雪に覆われ、相変わらず鈍色の低い空、寒いのはつらいと嘆いてばかりいても仕方ない。積極的に体を温める努力をしようと、運動をしたり、衣類や身体を内側から温める食材にも気を配っている。一番に思い浮かぶのは、スパイスたっぷりのホットワインという人もいるだろうが、私の場合、生姜だ。  生姜は、血行を促進し身体を温め...  続きを読む

  • 2012年2月10日

    ビー玉一個、猫の足跡 まち・文化

    旧川原町郵便局舎  彦根・花しょうぶ通り商店街の一画に昭和レトロな雰囲気を漂わせるかつて郵便局だった建物がある。大正期に建造された旧川原町郵便局舎は、昭和9年に正面部分が洋風に改造された。内部は1階前面の営業室だけが洋風で、他の部屋は和風となっている。伝統的な町家の中に洋風意匠が拡がっていく過程を示すものとし...  続きを読む

  • 2012年1月27日

    僕の料理は、デザートの引き立て役 お店
    イタリア食堂 FUKUMOTO

    イタリア食堂 FUKUMOTO 福本健さん FUKUMOTOのランチ  2011年11月11日。  1が並ぶこの日、南彦根に「イタリア食堂FUKUMOTO」がオープンした。福本健さん(35)と愛さん(34)夫妻が営むお店だ。  FUKUMOTOのランチは、旬の野菜をふんだんに取り入れたサラ...  続きを読む

  • 2012年1月11日

    初詣は、高宮宿・一の鳥居で まち・文化

    写真1 2006年8月1日撮影 写真2 2012年1月4日撮影 写真3 賽銭箱  中山道高宮宿に大鳥居がある。交差点の名前も「高宮鳥居前」で、とても判りやすい。ただ、いつもここを車で通る時には、ここからは多賀大社の神域、いいのかなぁと少し気になったりするのだ。鳥居の起源は明らかではないが、...  続きを読む

  • 2011年11月27日

    Don’t think of something….., just FEEL IT! まち・文化
    彦根ゴーストツアー「黒い烏の章」 見えないものを見ることができるかもしれない旅……

     Don’t think of something ....., just FEEL IT.「彦根ゴーストツアー」のキャッチコピーだ。記憶が正しければ、ニュアンスは違うが……、そのようなことを、映画「スター・ウォーズ」で、若き日のルーク・スカイウォーカーにヨーダが言ったように思う。「考えるな!感じよ!」。  「...  続きを読む

  • 2011年10月17日

    偏愛 カロム盤&玉 まち・文化

     僕はカロムを偏愛している。偏愛だから理由は無い。但し、偏愛だからと言ってカロム盤を抱いて眠るようなことはない。ゲームも好きだが、考えるのが面白い。何故、カロムの玉のパッケージが無いのか?(考えても判らないけど考える。)何故、あんなに収納に不便なデザインのままなのか?(これも考えても仕方がないけ...  続きを読む

  • 2011年10月12日

    満ちても欠けても半月 お店
    半月舎

    半月舎の店内  京町の交差点付近、今でも「浦部薬局」の看板がかかる建物に、「半月舎」というお店がオープンした。古本屋兼デザイン事務所だという。めずらしい組み合わせだが、舎主の上川七菜さんがデザインを、舎員の御子柴泰子さんが古本を担当し、二人で始めた。場所も家賃も二人で半分こするから、「半月舎」とつけたそうだ。...  続きを読む

  • 2011年9月30日

    型紙のアップデート お店
    COMMUNE

    四番町スクエアのCOMMUNE 久米勝智さん COMMUNE店内  彦根・四番町スクエアに「COMMUNE」と看板を掲げたお店がある。COMMUNEは久米勝智さん(34)が2年前に開いた、シャツの工房兼ショップだ。  オリジナルのシャツを選んだり、自分だけのシャツをオーダーしたり、オリジナ...  続きを読む

  • 2011年9月19日

    AJITOでスープカレー初体験! お店
    富良野スープカレー AJITO

    AJITOの店内 木戸晴基さん家族 彦根の水に合うよう改良したというスープカレー  彦根の四番町スクエアに7月末オープンした「AJITO」は、界隈では珍しいスープカレーの専門店だ。数年前にブームになった北海道発祥の料理だが、食べたことはなかった。カレーのルーを薄めた感じなのかなあと想像していた...  続きを読む

  • 2011年9月14日

    映画「一命」 彦根大ヒットに 命を賭す会 まち・文化

    8月30日の三池崇史監督彦根市表敬訪問  10月15日ロードショーが始まる、映画「一命(いちめい)」は、彦根藩の江戸屋敷が舞台。井伊家第二代直孝公の時代、浪人、津雲半四郎(つくもはんしろう・市川海老蔵)と千々岩求女(ちぢいわもとめ・瑛太)は、豊臣恩顧の大名を排除し、徳川家の支配を強化するという一方的な政治的思惑...  続きを読む

  • 2011年9月12日
    No Image

    メダカ、2ヶ月 まち・文化

     メダカの産卵に気づいて、2ヶ月が過ぎる。毎日、卵を採取し、透明なコーヒーカップに入れ、稚魚の出現を待った……。今も産卵は続いている。孵化し、今も成長しているメダカは多分、30〜40匹くらいだと思う。ひょっとすると50匹くらいいるかもしれない。10匹を越えたくらいから、数えるのが面倒になった。名前を付けようと思ったが1...  続きを読む

  • 2011年8月26日

    大洞弁財天の波うさぎ まち・文化

     彦根、佐和山の大洞弁財天(長寿院)は、山門を額縁にして彦根城が美しく見える絶景のポイントとして知られている。本殿は甲良大工による権現造り、「彦根日光」とも呼ばれ、欄間の眠り猫の彫刻も有名だ。  麓からは、急な石段を登り額縁となる山門へ至るのだが、途中でもうひとつの山門をくぐる。噂になることのない山門だが、波うさ...  続きを読む