「鎌倉時代」を含む記事一覧

  • 2016年4月18日

    湖東・湖北ふることふみ 20
    井伊家千年の歴史(6) まち・文化

    鏡の宿。本陣の隣、義経宿泊地  鎌倉時代前期『吾妻鏡』の記載で近江に井伊直綱という人物が佐々木庄に居たこと、承久の乱(もしくは三日平氏の乱)で幕府に逆らった貫名重忠という井伊家に連なる武将が居てその息子が日蓮上人であることなど多面的な井伊家の姿が歴史の断片に見えるようになってきた。  日吉社宮仕法師刃傷事件か...  続きを読む

  • 2016年3月23日

    湖東・湖北ふることふみ19
    井伊家千年の歴史(5) まち・文化

    鎌倉・日蓮上人辻説法跡  鎌倉時代になると井伊家は一族の中から他の姓を称する人物も登場する。そのような人々が血の繋がりによる団結と場合によっては権力を争うこともありながら遠江国に井伊家の血縁が広がって行った。既に井伊家と血縁関係があるかもしれない遠江武士として横地氏と勝俣(勝間田)氏を記しているが、他の家につ...  続きを読む

  • 2016年1月20日

    井伊家千年の歴史(3) まち・文化
    湖東湖北ふることふみ17

    京都の三条東殿跡(現・新風館)  井伊家の系図では、初代井伊共保の後に2代共家、3代共直と「共」の字を継いだ当主が続くが、4代惟直、5代道直、6代盛直と共直を境に「直」の字が引き継がれるようになってゆくことが見えてくる。  さて、彦根藩が編纂した『井伊家傳』では初代共保が亡くなった寛治7年(1093)から急に井...  続きを読む