「豊臣秀吉」を含む記事一覧

  • 2015年7月20日

    湖東・湖北ふることふみ11
    地震と豊臣政権 まち・文化

     豊臣秀吉が最初に築城した伏見城である指月城の遺構が平成27年6月に発見され大きな話題となった。指月城は慶長伏見地震で倒壊し、その姿を後世に残さなかったために幻の城ともされていたが今回の発見で歴史の一ページが真実であったことを証明したのだ。  指月城は地震で「天守上の二重ゆりおとし」と記録されるように天守が落ちて...  続きを読む

  • 2013年1月18日

    湖北の地で黒田官兵衛を思う (その壱) まち・文化

    長浜城歴史博物館 再興天守  「来年の事を言えば鬼が笑う」などというが、この新年に早くも来年の話だ。来年、2014年のNHK大河ドラマが『軍師 官兵衛』に決定した。文字通り、豊臣秀吉の参謀として知られる黒田官兵衛(黒田孝高・黒田如水)が主人公のドラマである。主演はV6の岡田准一さんだという以外まだ情報は出てい...  続きを読む

  • 2012年5月23日

    大河ドラマと北近江 まち・文化
    戦国大河ながはま館にて

    館長の箕浦茂光さん  『51作ある大河ドラマの中で、一番多くとりあげられた時代は戦国時代。その数は20作品になります。日本の歴史を動かした三英傑といえば、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康。三人は大河ドラマに何度も登場しますが、中でも徳川家康は最多となる19回も登場。秀吉は16回、信長は14回。また、三...  続きを読む

  • 2010年8月18日

    大縁日と、秀吉、秀頼 まち・文化

    木之本地蔵院の鰐口  夏休みが残り少なくなった頃の最大の楽しみは木之本地蔵大縁日だった。長浜に住んでいた私の距離感覚では木之本はちょっとしたお出かけで、北国街道沿いに立ち並ぶ露店に心躍らせていた……。木之本地蔵大縁日は年に一度執り行われる木之本地蔵院のご本尊・地蔵菩薩の大法要であり、境内の大きなお地蔵様は、秘...  続きを読む

  • 2010年5月3日

    片桐且元の首塚…? まち・文化

    片桐且元の首塚  JR高月駅の西側、入り組んだ路地の一角に石碑がある。片桐且元の首塚である旨が記されている。歴史好きなら首をかしげるだろう。一般に且元は駿河の国で死去したといわれているからだ。  且元といえば、賤ヶ岳合戦の七本槍のひとりとしてよく知られる人物である。旧浅井町須賀谷に生まれ、幼くして羽柴秀吉に仕...  続きを読む

  • 2010年4月5日

    秀吉、移住計画 まち・文化

    長浜市元浜町  長浜のまちなかを歩いていると、現在とは違う町名が記された石碑があちこちに建っている。その多くが昭和の半ばまで使われていた町名だ。石碑をたどっていると、いくつか見覚えのある町名に出会う。近隣地域と同名のものがあるのだ。 「伊部」や「郡上」は湖北町域にもあるし、「箕浦」は近江町域にもある。実際、か...  続きを読む

  • 2010年3月3日

    謎だった小さな鳥居 まち・文化
    黒田神社

    黒田神社の鳥居  その鳥居を見つけたのは、木之本町から余呉町の境付近、国道365号がカーブするあたりだ。  境内の入口には黒田神社と記された大きな石碑と太鼓橋がかかっている。太鼓橋のすぐ向こうにある鳥居が異様に小さい。160㎝くらいの高さだろうか。建立されたのは平成12年。地域の方が還暦を記念して奉納されたこ...  続きを読む

  • 2010年1月3日

    豊国さんの虎石 まち・文化
    加藤虎之助清正が寄進した庭石

    豊国神社の「虎石」  JR長浜駅北側にある豊国神社は、長浜のまちの基礎を築いた豊臣秀吉を祀る神社だ。地元では「豊国(ほうこく)さん」の愛称で親しまれている。  境内のひょうたん池のすぐそばに「虎石」と呼ばれる大きな石が、木々に囲まれるようにしてひっそりとある。秀吉の忠臣であった加藤清正が寄進した庭石である。こ...  続きを読む