琵琶湖流木清掃の一日

このエントリーをはてなブックマークに追加 地域: 彦根市 2013年10月28日更新

 10月13日、彦根の長曽根浜一帯の湖岸の流木清掃ボランティアに参加した。ちょうど、カインズモールの前あたりの琵琶湖岸だ。先月の台風18号で河川から大量の木やごみなどが流れ込み、漂着物として湖岸に打ち上げられているのだ。現在、彦根市の琵琶湖岸には、ざっと見繕って600〜700トンの漂着物があるのだという。琵琶湖の東側は風向きの関係で漂着物が溜まりやすくなっているらしい。
 この流木清掃を呼びかけたのは、ボランティア団体「サラン彦根」の十河勇一さん。昨年も松原・長曽根浜一帯の流木清掃を行ったほか、今回の台風18号で被害の大きかった高島市にも災害直後に支援に駆けつけているボランティアのエキスパートだ。
 午前9時に集まったのは40人余り。地元有志に加え、滋賀大学・滋賀県立大学のウィンドサーフィン部や他府県からの参加者など幅広いメンバーが顔を揃えた。
 今回の作業では、集めた流木を、燃やせる大きさ、粗大ごみの大きさ、粗大ごみ以上の大きさの3種類に仕分けし、長いものや大きなものはチェーンソーやのこぎりで小さくして回収するというのが中心だった。流木はあらかじめ滋賀大学・滋賀県立大学のウィンドサーフィン部が集めてくれていたので、それを分別してひたすら袋に詰めていく。中には、僕たちの身長をはるかに超えるような巨木があったりして驚かされる。
 お昼休みを挟んで午後4時まで作業は続き、残りは翌日に持ち越された。十河さんの話によれば、新海浜まで2ヶ月かけて作業を続けていく予定だそうだ。「小さな活動の積み重ねが、何かを動かす一歩になればいい」という言葉が印象的だった。
 帰宅後、ほどよい疲労感と充足感に包まれてビールを飲み干した。今までボランティア活動にあまり縁がなかった僕だけれど、こういう休日の過ごし方もいいものだと思った。

お問い合わせ

十河勇一さん TEL: 090-1675-7839
十河さんのFacebookアカウント

店舗等の情報は取材時のものですので、お訪ねになる前にご確認ください。

編集部

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