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メダカ、2ヶ月

このエントリーをはてなブックマークに追加 地域: 彦根市 2011年9月12日更新

 メダカの産卵に気づいて、2ヶ月が過ぎる。毎日、卵を採取し、透明なコーヒーカップに入れ、稚魚の出現を待った……。今も産卵は続いている。孵化し、今も成長しているメダカは多分、30〜40匹くらいだと思う。ひょっとすると50匹くらいいるかもしれない。10匹を越えたくらいから、数えるのが面倒になった。名前を付けようと思ったが1匹で諦めた。
 しかし、名前というのは大切である。名前を持つことによって、他と区別され個性が生まれる。生まれるのではなく与えられるのかもしれない。だから、本当はメダカという種名で呼んではいけないのである。「○○のメダカ」なら個性はある……?
 そういえば、100年前に生まれたバンジョーに名前を付ける約束をしたことを今、思い出した。既に、誰かが名を与えているならいいが、「100年以上前のバンジョー」のままだったらどうしよう。生き方も違っていように……。
 お前がメダカの圧倒的個性であればいいのだ。
唯一無二、「100年以上前のバンジョー」であればいいのかもしれない。宮沢賢治という人は、美しい言葉を紡ぐ人だったし、不思議な名前を知っている人だったことも思い出した。
 今日ハ雨カモシレナイ。

小太郎

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