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ひこねフィジカル・アート 2009

このエントリーをはてなブックマークに追加 地域: 彦根市 2009年7月26日更新

 8月。ひこね市文化プラザで上質な芸術文化を体感できるフェスティバル「ひこねフィジカル・アート 2009」が開催される。演劇や舞踏、音楽、ライブペイント、書などジャンルの異なったアーティストの身体表現を間近で楽しむことができる企画だ。
 ところで、文化や芸術という言葉を耳にしたとき、舞台上で繰り広げられる世界をホールの座席で畏まって鑑賞しなければならないようなイメージがあって、どうしても身構えてしまわないだろうか。しかし、本来の楽しみ方はそうではないのだと、最近知った。ひこね市文化プラザの設計を担当し、「フィジカル・アート 2009」でプロデューサーを務める戸所岩雄さんにお話を伺った。
「文化プラザのような劇場で一番の楽しみは、そこでしか味わえない瞬間のために、わざわざ足を運ぶことにあります。アーティストも観客も、一緒に体感できる場所にしたいとデザインしました。会場に来た人だけが感じられるリアルな時間は得がたいものになるはず。施設の新しい可能性を発見してもらえると嬉しいですね」。
 戸所さんによると、文化プラザは単に3つのホールが並んで建っているだけではない。あまり知られていないが、ホールが取り囲む屋外の空間にも表現の舞台はある。水上や階段のステージ、あえて陰影を演出する柱……敷地全体が芸術空間としてある。誰でも簡単に本当の芸術文化を堪能できる条件がひこね市文化プラザには整っているのだそうだ。
 今回は屋外がメイン会場となる。水上の演劇を鑑賞し、書家による実演を舞踏が鮮やかに彩る。身体をテーマにしたそれぞれの世界が交錯し、文化プラザ全体で一つのシナリオが完成するようになっている。観客は、自由な角度からアーティストの表現を鑑賞し、いつの間にか自分たちもその場を構成する一つの要素としてつながっていくことに気付く……。これまで誰も知らなかった、文化プラザの本来の姿が出現することになっているという。
 戸所さんに教えていただいた文化プラザの大きなコンセプトは「Something Happen」
 あなたの心に何かが起きます。
 まずは会場に足を運ぶところから、すべてが始まる。
 

ひこねフィジカル・アート 2009

日時: 8月8日(土)〜9日(日)両日とも15:00〜
会場: ひこね市文化プラザ

ひこねフィジカル・アート 2009の詳細はこちら

お問い合わせ  ひこね市文化プラザ チケットセンター
滋賀県彦根市野瀬町187-4 TEL: 0749-27-5200

 

店舗等の情報は取材時のものですので、お訪ねになる前にご確認ください。

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