魚のゆりかご水田 オーナー募集

このエントリーをはてなブックマークに追加 地域: 東近江市 2018年4月25日更新

 琵琶湖岸の水田に「魚のゆりかご水田」と書かれた立札を見ることがある。
 「魚のゆりかご水田」は、圃場整備により魚が遡上できなくなった水田の農水路に魚道を設け、昔のように魚が産卵できる環境を取り戻そうというプロジェクトで、2006年から県などにより始まった。
 東近江市栗見出在家町の「栗見出在家町魚のゆりかご水田協議会」も、このプロジェクトに取り組んでいる。栗見出在家町は愛知川の河口付近の集落で、地図を見ると琵琶湖に突き出た半島のようなところに位置している。戸数約90戸。非農家を含む集落全体が会員になっている。収穫したコメで日本酒を醸したり、米や米粉を使った料理教室を開いたりと活発な活動ぶりは昨年度日本農業賞・食の架け橋部門で大賞に輝いた。

 協議会では、広く活動の輪を広げたいと、一般の人や企業を対象にした「水田オーナー制度」を行っている。オーナーになると、環境こだわり農産物の「魚のゆりかご水田米」が入手でき、田植えや稲刈りに参加できるほか、稚魚が育ち琵琶湖へ帰る6月には「生き物観察会」も開催され、自然や農業を体験できる良い機会となっている。いずれも婦人会や老人会の人たちによる「魚のゆりかご水田米」の炊き出しなどがあり、毎年150人ほどが参加する人気イベントだ。
 今年もオーナーを募集している。イベントに参加できなくても活動を支援するオーナーも大歓迎だという。
 昨年、「田植えが済んだら雨の日においで」と同協議会の人に誘われ水田に行った。
 堰を設けた魚道を魚たちが産卵のために遡上する様子を初めて見た。何故か胸が熱くなったのを覚えている。次に行ったときには水田にたくさんの稚魚が泳ぎ回り、上空には稚魚を狙っているのか鳥たちがたくさん飛び交っていた。圃場整備が行われる以前は、こういう風景があたりまえだったのだろう。子どもたちに観ておいて欲しい……、そう思った。この小さな世界のオーナーの一人になるのも悪くない。リアルな経験は実に大切なのだ。遠くから眺めるだけのリアルもまた熱いのだ。

魚のゆりかご水田 オーナー募集

活動予定 5月13日 田植え / 6月10日 生き物観察 / 9月9日 稲刈り
応募資格 米作り、農作業に関心のある人。魚のゆりかご水田(生物保全)活動を支援していただける人(企業)
応募区画 区画100平方メートル、1区画当たり6名まで(半区画でもOK)
応募締切 5月10日(木)
年会費 1区画につき3万円(農地貸付料及び栽培管理委託料など)。オーナー資格期間は、作付から収穫までの5月~10月
その他 収量の多少にかかわらず、1区画につき玄米60㎏の魚のゆりかご水田米(コシヒカリ)を保証(収穫米はすべてオーナーへ)

お申し込み・お問い合わせ

栗見出在家町魚のゆりかご水田協議会
TEL&FAX: 0748-45-0603(電話受付 月~金曜日の9:00~15:00)

店舗等の情報は取材時のものですので、お訪ねになる前にご確認ください。

蜻蛉

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