城下町の稲荷神社

このエントリーをはてなブックマークに追加 地域: 彦根市 2017年10月10日更新

長林稲荷大明神(彦根・清凉寺)

長林稲荷大明神(彦根・清凉寺)

 唐突だが、今、僕は稲荷神社が面白い(のではないか)と思っている!!。
 彦根の街を自転車で走る機会があって、夏が逝く流れる景色を視野の端で捉えながら……突き進んでいた。ふらふらではなく、久し振りの自転車が気持ち良くて、一心不乱にペダルを回していたのだ。そうしている間に、「赤い鳥居が多いのではないか……」と思い始めた。稲荷を祀る神社の象徴だ。そう思ったら、もう頭の中は稲荷、いなり、イナリで溢れ、様々な疑問が生まれた。
 例えば、「城下町に何故こんなに稲荷神社があるのか?」 彦根の瘡守稲荷は、井伊直政が上野国箕輪に居た頃、常陸の国の笠間稲荷社(茨城県笠間市)を勧請したもので、関ヶ原の合戦後、佐和山に移ったときに、城の鎮守稲荷として祀ったと伝わっている。彦根城内にあったため、庶民は参詣できなかったという。
 その他、井伊家菩提寺の清凉寺にある長林稲荷は「清凉寺守護長林稲荷大明神」といわれている。また、中薮組足軽屋敷の中にある花山稲荷、その他、雨壺山の岡山高松稲荷、三高稲荷など、特別な名がある稲荷が彦根市には存在する。近代になって勧請された稲荷も多い。現在の稲荷神社は「商売繁盛の神様」のイメージが強いが、彦根城下の稲荷はどうも違っているぞ……。そんな気がするのである。武士は、稲荷に何を祈ったのか。
 更に、彦根には、北野寺と北野神社があるけれど、稲荷は北野寺の境内にあるのは何故だろう……。
 稲荷を調べはじめてある程度の疑問は解決したが、解けそうにないことも多い。今年も秋の夜長を楽しめそうだ。勿論、自転車も楽しむつもりである。走っていて赤いものが視界をよぎると、それは大抵、稲荷神社なのだ……。

小太郎

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