滋賀県第二峰 金糞岳へ登る

このエントリーをはてなブックマークに追加 地域: 長浜市 2016年6月9日更新

金糞岳から白倉岳方面を望む

 金糞岳は、滋賀県で2番目に高い山だ。民話では、伊吹山の神が金糞岳の神と高さを競い、負けた伊吹山の神が金糞岳の神の首を切り落としてそれが竹生島となり金糞岳は2番目に高い山になったとされている。
 金糞岳へ登るには、高山キャンプ場から続く谷の両側の尾根伝いに花房尾根コースと中津尾根コースの2つのルートがある。キャンプ場から周回することもできるが、全長16㎞、8時間以上かかるローングコースとなるのでよほどの健脚でないかぎり難しい。岐阜県へと抜ける鳥越林道を車で上ると中津尾根の途中に小森口や連状口などの登山口があるのでそこから登るのが無難だろう。
 5月の3連休の初日、この日は午後から天気が崩れるという予報だったので、周回は諦めて昼前には下山できるように、もっともメジャーな連状口から登ることにした。
 朝6時半ごろ連状口に到着。車はまだ1台も停まっていない。連状口は展望台になっていて晴れていると琵琶湖まで見渡せるのだが、あいにくもやがかかっていて展望はあまりよくなかった。風が強く少し寒い。上着を1枚着込んで早速出発する。
 連状口からの登山道は、尾根沿いの樹林帯を進む。谷のほうは強い風が轟々と吹き荒れているが林に守られて思いのほか風は強くない。30分ほどで小朝頭というピークに到着。ここから一旦下ってさらに金糞岳へ登り返すことになる。勾配はそれほど急ということもなく淡々と高度を上げていく。登山道の脇にはカタクリ、キジムシロ、ニシキゴロモなどの可憐な花が咲き乱れていた。
 出発から1時間ちょっと、8時過ぎに金糞岳山頂に到着。山頂といっても背丈ほどの笹原が切り開かれた空き地のようなところであまり登り切った感がない。少し休んですぐに白倉岳を目指して再び歩き出す。「金糞岳に登る」と言っているが、実は金糞岳と白倉岳を結ぶ稜線こそが本当の目的、この山行のハイライトなのだ。
 金糞岳山頂から笹原の中の一本道を下っていくと、前方の視界が開けこれから向かう白倉岳とそこから続く花房尾根が姿を現した。その左手には花房尾根と中津尾根からの支尾根が幾重にも重なった深い谷が広がる。
 稜線上は強い風で、笹原を抜けると遮るものがなくなり体が直に風を受けて飛ばされそうになる。姿勢を低くして進んでいく。白倉岳への登り返しには岩がごつごつした箇所もあり登山らしさを味わえる。風の強い稜線を歩くこと30分、白倉岳の山頂に到着。風が治まる気配もないので早々に来た道を引き返す。天気は悪くなる一方だったのでそのまま金糞岳を通過して連状口へと下山した。わずか3時間の山行となったが、金糞・白倉間の稜線歩きを楽しめたのでよしとしたい。
 今度は天気のいい日に高山キャンプ場からの周回に挑戦したいと思う。

 

はじめ

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