子どもと登る荒神山

このエントリーをはてなブックマークに追加 地域: 彦根市 2016年3月31日更新

 3月半ばのまだ肌寒い日曜日、6歳の息子と4歳の娘を連れて荒神山に出かけた。
 荒神山は、彦根市民にとってはおなじみの山だ。小学生時代に登った方も多いのではないだろうか。標高284メートル。山に登り慣れた人にとってはもの足りないが、子どもたちの登山デビューにはうってつけだ。
 荒神山には、車も通れる林道のほかにも登山道がいくつか整備されていて、いろいろなコースがある。今回は、唐崎神社から登り、山頂の東屋を経て荒神山自然の家へと下りる周回コースを選んだ。距離にして5キロ弱。4歳児でもなんとか歩けるだろう。
 10時30分、登山開始。唐崎神社からの登りはじめは比較的緩やかで、子どもたちも軽快な足取りで登っていく。30分ほどで、今回の登山のハイライト、急峻な岩のロープ場にさしかかった。最初は躊躇していた子どもたちも、アスレチック遊具を登るような感覚でぐんぐん登っていく。無事クリアしたと思ったら今度は下りのロープ場。等間隔に並んでロープを伝いながら下りていく姿がかわいらしい。
 出発してから1時間で林道と交わる地点に出た。林道を横切ってさらに登山道を進む。琵琶湖が見渡せる展望台で小休憩をして最後の一踏ん張り。すでにお昼が近づいてきていて子どもたちは、お腹がすいただのもう歩けないだの言いはじめたが、なだめたりすかしたりしながらなんとか山頂の東屋に到着した。
 東屋は風が強く寒かったので少し離れた斜面にレジャーシートを広げて、持参したおにぎりとインスタントの味噌汁で昼ご飯。準備する時間がなくて簡単なものしか用意できなかったけれど、それでもやはり山で食べるご飯は美味しい。
 30分ほど滞在して下山することに。子どもにとっては登りよりも下りのほうが難しいようで何度か転びながらも無事駐車場まで辿り着くことができた。
 最後まで歩けたことに気を良くした子どもたちは、「今度は伊吹山に登る」なんて言い出したけれど、次は賤ヶ岳かな。徐々にステップアップしたい。

 

はじめ

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