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まち・文化

  • 2010年7月14日

    石田三成茶の井とひこねキャンドルナイト

    仙琳寺の竹薮の中にある石垣 石田三成が水を汲んだと伝わる井戸  彦根、佐和山の麓に仙琳寺という寺がある。彦根古絵図には佐和山天守から千貫池、蛇谷、御殿跡となぞると、蔵跡があり、現在の仙琳寺の場所は愛岩(宕)山と記されている。彦根藩4代藩主井伊直興(1656〜1717)の庶子本空(幼名千代之介)を開基... 続きを読む

  • 2010年7月8日

    平将門の首

    愛荘町石橋の看板  湿気を含んだ空気がじとーと澱む頃になると、人は怪談話を思い出すらしい。淡海妖怪学波にも「妖怪を知りませんか」と問い合わせが入る。恐い話をと期待されるのだが、妖怪の時代というものがあったとするならば、その時代と畏怖の種類が現代とは違うのだから仕方がない。濃い闇が夜を支配し山々の影が一層密度と... 続きを読む

  • 2010年7月2日

    仙琳寺と石田三成

     佐和山の麓に仙琳寺というお寺がある。彦根藩4代藩主井伊直興公の庶子本空(幼名千代之介)を開基とする天台宗の古刹である。この寺の恵明権現は、首から上の病にご利益があるといわれている。目が不自由な人が快復したとか、耳が聞こえるようになったとか、逸話には事欠かない。不眠の悩みにも効き目があるそうだ。不思議なのは、仙... 続きを読む

  • 2010年6月28日

    ドクダミと白雪姫

    「白雪姫」の別名を持つヤエドクダミ  雨の降り続く季節である。威勢のいい紫陽花の、緑の葉が茂る影でドクダミの花が咲いている。特有の臭気のせいか、世間では嫌われ者のこの花が僕は愛おしい。ドクダミの別名は十薬(じゅうやく)。開花期に刈り取って乾燥したものを煎じて飲む。解毒・利尿作用などいろいろの薬効があるとされ民... 続きを読む

  • 2010年6月22日

    偏愛 カロム盤

    改造されて足が付けられたカロム盤  彦根市を中心に湖東・湖北にはカロムという盤上ゲームが受け継がれている。今でこそ、ルールが統一され、日本選手権大会が開催されているが、かつては一つ町が異なればルールも違い、多くのローカルルールの存在が確認されている。DADAの誌面にも過去、カロムに関する連載があり、特殊なロー... 続きを読む

  • 2010年6月17日

    弁財天と宇賀野

    琵琶を持つ2臂の弁財天  先日、彦根の大洞弁財天へ行く機会があった。随分と久しぶりだった。歴史的には元禄8年(1695)彦根藩4代藩主井伊直興公の創建である。弁財天は、8本の手に弓、矢、矛などを持つ8臂像で、頭上に宇賀神を戴いている。宇賀神は人頭蛇身で蓮に乗るカタチだというが、実際に確かめたことはなく、この時... 続きを読む

  • 2010年5月23日
    No Image

    噂の「六」

     彦根城玄宮園の石に「数字が刻まれている」と聞いたのは、数年前に遡る。以来、機会があるごとに、数字を探して歩いていた。決して緻密であると言えない探索で、見つかるはずがない。  再び、尋ねると「数字は6」だという。「ロク」という音に、頭の中では「Ⅵ」とイメージした。深い理由は無い。なんとかく「Ⅵ」だったのだ……。見つ... 続きを読む

  • 2010年5月3日

    片桐且元の首塚…?

    片桐且元の首塚  JR高月駅の西側、入り組んだ路地の一角に石碑がある。片桐且元の首塚である旨が記されている。歴史好きなら首をかしげるだろう。一般に且元は駿河の国で死去したといわれているからだ。  且元といえば、賤ヶ岳合戦の七本槍のひとりとしてよく知られる人物である。旧浅井町須賀谷に生まれ、幼くして羽柴秀吉に仕... 続きを読む

  • 2010年5月1日

    化粧川

     中山道高宮宿を流れる五社川の別名を「化粧川」という。 『久徳城主久徳氏の姫が高宮城主高宮三河守に輿入れの際の持参金ならん持参水であって、昔から水利の悪い高宮での姫の化粧の水に不自由させないための久徳城主の親心から引かれた川だとのいいつたえである。』素敵ないい話だと思った……。しかし、文章には続きがある。 『(... 続きを読む

  • 2010年4月19日

    勧請縄のある風景
    高月町森本の弓引きと大綱引き神事

     湖北で勧請縄(かんじょうなわ)が見られるよと教えてもらい、3月21日冷たい雨の降る日、高月町森本に向かった。  勧請縄は湖南や京都、奈良などに残る風習で、集落の魔よけとして村の出入り口を横切るように縄を吊ったのが由来とされる。現在は集落内の神社に縄がかけられ、1年に一度その縄を付け替えるところが多い。お正月飾... 続きを読む

  • 2010年4月12日

    長刀山から知るまつりのルーツ
    神輿+太刀渡り+曳山+子ども歌舞伎=長浜曳山まつり?

    太刀渡り(長浜市曳山博物館提供)  今年の長浜曳山まつりは長浜市の合併を記念し、全山が長浜御旅所に揃う〈月宮殿(田町組)は修理中のため曳山博物館にて展示〉。そのひとつ長刀山(なぎなたやま)は「太刀渡り」を行い、そこで用いる太刀やのぼりが飾られている。唯一子ども歌舞伎を上演する舞台をもたない山である。長刀山のみ... 続きを読む

  • 2010年4月7日

    湖岸、並ぶペットボトル風車

    勢いよくまわるペットボトル風車  琵琶湖を左に見ながら湖岸道路を走っていると、旧びわ町にさしかかった南浜海水浴場の手前、ずらりとペットボトルの風車が並んでいる。かなりの数である。風車は道路の土手とほぼ並行に並んでいて、グラウンドのところどころにもある。畑で作物の被害を防ぐために設置されているあの風車と同じ類の... 続きを読む

  • 2010年4月5日

    秀吉、移住計画

    長浜市元浜町  長浜のまちなかを歩いていると、現在とは違う町名が記された石碑があちこちに建っている。その多くが昭和の半ばまで使われていた町名だ。石碑をたどっていると、いくつか見覚えのある町名に出会う。近隣地域と同名のものがあるのだ。 「伊部」や「郡上」は湖北町域にもあるし、「箕浦」は近江町域にもある。実際、か... 続きを読む

  • 2010年3月27日

    例えば河童の話

     例えば河童の話だ。  岐阜県中津川に「御器(ごき)洗い淵」という場所があると聞いた。御器とはフタ付きの器のこと。川の淵で御器を洗う光景を思い浮かべたが、実際は、河童の泳ぐ様が御器を洗う様子に似ているところから、「御器洗い淵」というらしい。すごい話だと思う。 「御器を洗う→河童」ではなく、「河童の泳ぐ様子→御器」と... 続きを読む

  • 2010年3月24日

    湖東・湖北 記憶のケンケンパー
    No.4

    スタンダードタイプ ドーンじゃんけんタイプ 彦根市旭森小学校区5年男子に聞いたケンケンパー。 スタンダードタイプ 図の長さは自由。ケンとパはどのように組み合わせてもよい。 どーんじゃんけんタイプ チームに別れ、双方向からケンパで進み、ぶつかったところでじゃんけん。 じゃんけんで勝った人はそのまま... 続きを読む

  • 2010年3月9日

    湖東・湖北 記憶のケンケンパー
    No.3

     ケンケンパーについて、多くの方からお便りをいただき、感謝しております。ありがとうございます。その中に、「ポコペン」「「探偵」「チリチリ」という遊びを書いてくださった方があり、面白く読ませていただきました(感謝)。特に「探偵」という遊びは不思議でした。 『あらかじめ逃走範囲を何処から何処までと決め、輪になって並び「いろ... 続きを読む

  • 2010年3月7日

    寅年の寅薬師

    無量寺  彦根方面から湖周道路を南下し、そろそろ能登川にさしかかるところ「薩摩町」の信号が見えてくる。右に折れると、臨済宗の寺院「無量寺」がある。ここには12年に一度、寅年にだけ開帳される「寅薬師如来」が祀られている。  ご住職の横山宗裕さんによると、薬師如来の台座に虎の文様が彫られていることから、寅薬師と名... 続きを読む