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まち・文化

  • 2016年12月23日

    湖東・湖北ふることふみ 27
    井伊家千年の歴史(13)

    井伊谷龍潭寺に残る江戸期の直盛の墓  井伊直満と直義兄弟にどのような罪があったのかは分からない、ましてやそれが九歳の亀之丞まで殺さなければならないようなものであったのか? 定説として重臣の小野和泉守に冤罪を被せられたことになっているが、そんな罪を一族が重ねながらなぜ井伊家にお咎めがないのかも不思議だが、井伊家... 続きを読む

  • 2016年12月19日

    彦根で坐禅体験

    長松院での坐禅体験  先月23日から「彦根プレミアム体験」と題して「袴」「鎧」「坐禅」の3つの体験イベントが始まった。  なかでも注目は坐禅。近頃メディテーションがブームで坐禅というものを一度はやってみたいと思っていたのだが、なかなか敷居が高かった。参禅会も近所のお寺で行われているのだが、突然に行くのもなんだ... 続きを読む

  • 2016年12月5日
    No Image

    半月舎だより 4

    どんな本でも引き取っています  「どんな本を引き取っているか」とよく訊かれる。多くの古本屋には専門の領域や得意なジャンルがあり、それに合わせて本を引き取ることが多いのだそうだ。しかし、古本屋で修行経験もなく、古書市場に仕入れにも行っていないわたしには、専門領域も得意ジャンルもない。小さな店舗に、どんなジャンルの本も引... 続きを読む

  • 2016年11月30日

    近代化遺産を巡る旅
    木村重成公 血染めのススキ
    彦根・宗安寺

     近代化遺産とは、文化庁によると「幕末から第2次世界大戦期までの間に建設され、我が国の近代化に貢献した産業・交通・土木に係る建造物」であるとしている。近代化にかかわる遺跡、銅像や顕彰碑も含まれ、政治・経済・社会・教育・思想・文化・宗教といったさまざまな領域で推し進められた近代化を今に伝えているものが近代化遺産だ。... 続きを読む

  • 2016年11月10日

    オトチの岩窟へ
    木之本町古橋

    出発前の記念写真  慶長5年(1600)の関ヶ原の合戦。敗れた西軍の将・石田三成が、再起を図るため落ち延び身を隠したと伝わるのが、長浜市木之本町古橋の山中にある「オトチの岩窟」だ。数年前から地元の「古橋史跡文化保存会」のメンバーらが岩窟へ続く林道を整備し、「尾根道ルート」と「林道ルート」の2コースでたどること... 続きを読む

  • 2016年11月4日

    湖東・湖北ふることふみ26
    井伊家千年の歴史(12)

    浜松市北区・井殿ノ塚(井伊直満・直義の墓)  三岳城を追われ伊平で逼塞していた井伊直平は今川家の内紛によって再び井伊谷に戻ることとなる。  今川氏親が没した後、息子氏輝が母の寿桂尼の後見で政治を行っていた。これが女戦国大名と呼ばれる人物であり今川家には女性でも政治を行う前例があったために井伊直虎も女地頭として... 続きを読む

  • 2016年10月28日

    半月舎だより 3

     年に何回か、行商に出かける。古書組合に所属していない私たちに、古書市だとか、古本関係のイベントの誘いが来ることはほぼない。手づくりの品や食べ物がならぶ市などにお誘いいただくことが多い。どんなひとが来るだろうと想像しながら店の本棚から本を選んで、箱に詰めて運び出す。屋外や、古い民家や、いろいろな場所で出店する。そ... 続きを読む

  • 2016年10月17日

    半月舎だより 2

    「移動図書館ひまわり号」前川恒雄 著・夏葉社・2016年7月発行  2,160円 吉祥寺のひとり出版社・夏葉社  半月舎は古本屋だが、いくつか新刊の本もあつかっている。彦根に育った詩人・高祖保に関する書籍を発行している金沢の出版社「龜鳴屋」、自由ヶ丘と京都に拠点をもつ出版社「ミシマ社」、京都の本屋... 続きを読む

  • 2016年10月13日

    いにしえの能衣装を現代へ
    政所八幡神社 能衣装・能面公開

     愛知川の源流域である東近江市奥永源寺地域は、轆轤を引いて木の椀や盆などを作る職能集団「木地師」発祥の地と言われている。この秋、鈴鹿の山あいにひっそりと佇むこの地で、国の重要文化財である能装束と三十面の能面の公開イベントが初めて行われた。  ひとつの集落にこれだけの文化財が保管されていることが何とも驚きなのだが、... 続きを読む

  • 2016年10月3日

    湖東・湖北ふることふみ25
    井伊家千年の歴史(11)

    菊川市・塩買坂古戦場  歴史の流れが変わるきっかけは、人の手によるものと大きな天災によるものの二つに分けることができる。戦国時代の井伊家は両方のきっけによって歴史の表舞台に立たされることになった。  人の手によるきっかけは将軍家の後継者争いに端を発した応仁の乱。少し前から遠江守護は今川氏から斯波氏に代わってい... 続きを読む

  • 2016年9月12日
    No Image

    YOKAI NO SHIMA

    『YOKAI NO SHIMA 日本の祝祭─万物に宿る神々の仮装』〈青幻舎〉 判型:B5変 / 総頁:256頁 / 上製 / 定価:本体3,800円+税 / ISBN978-4-86152-529-2 C0072  『YOKAI NO SHIMA 日本の祝祭─万物に宿る神々の仮装』(青幻舎)という書籍があること... 続きを読む

  • 2016年9月8日

    湖東・湖北ふることふみ24
    井伊家千年の歴史 10

    新田神社の井伊弾正左衛門肖像画  井伊谷の井伊家は今川了俊に九州まで遠征させられ、それまでの意に反して懐良親王と戦うことになり多くの犠牲者を出す結果となった。  その少し前、別の井伊一族の名前が『太平記』に記されている。新田義貞の次男義興が関東で戦っていたとき義興軍の猛将として登場する井弾正である。新田義興は... 続きを読む

  • 2016年8月31日

    野神祭

    「ねそ」で松明を作る  湖北にはしめ縄が巻かれた立派な大木や石などを依り代にして、野神さんを祀るところが多い。田畑の神、農作物の神を「野神」と呼ぶ言葉も響きも好ましいと思っていたら、木之本町古橋で「野神祭の準備に松明を作る」と聞き、野神祭とは一体何をするのかと見たくなった。「松明は、山へ行き、ねそをとってきて... 続きを読む

  • 2016年8月28日

    半月舎だより

    半月舎という古本屋です  半月舎という古本屋をはじめて、9月で丸5年になる。  店は彦根の旧城下町のなかにある商店街「中央商店街」のはじっこから2番目の場所にある。一度移転しており、2年半ほど前までは「おいでやす商店街」のはじっこにいた。どうしてか、はじっこに縁がある。  店は、舎主のUさんと舎員の私、Mのふたりで営... 続きを読む

  • 2016年8月17日

    イチゴとイチョウ

     彦根城のオオトックリイチゴは、彦根城以外では知られていない固有種だ。彦根城にのぼると鐘の丸売店横に大きな看板が建っている。こんなことが記されている。『自生の「ナワシロイチゴ」と中国・朝鮮半島原産の「トックリイチゴ」が自然交配して生まれた雑種であると考えられています。6月に開花し紅紫色の5枚の小さな花弁をつけます... 続きを読む

  • 2016年8月10日

    湖東・湖北ふることふみ23
    井伊家千年の歴史 9

     南朝に属し宗良親王を助けた井伊道政とは何者なのか? 彦根藩井伊家の系図でも幕末になって急に登場する人物で明治政府に提出した系図に直系の人物として公にしている。江戸期になって書かれた南朝資料に名前が登場することがあったために南朝を助けた勤皇家の井伊家という象徴として追加されたと考えられているのだ。私見ではあるが「... 続きを読む

  • 2016年8月3日

    彦根・昭和新道
    マラリア撲滅と彦根城外堀

     彦根市の銀座街から琵琶湖に向かう道は「昭和新道」と呼ばれている。「大正14年(1925)、彦根で乗合バスの運行が始まり、昭和5年(1930)には、三社のバス事業が競合するという事態に至る。こういった動きに対し、昭和6年から10年にかけて、自動車交通に合うようにいくつかの街路が拡幅されたり、建設されたり、街路の隅... 続きを読む