まち・文化

  • 2018年3月8日

    湖東・湖北 ふることふみ 42
    犬上神社と犬上君

    犬上の君屋敷推定地  人類が最初に仲良くなった生き物は犬ではないかとの説がある。古くは縄文時代辺りには人間の狩りを手伝い、そして家族と同じ待遇も受けていたことが埋葬方法などからわかるらしい。これ対して猫(イエネコ)は仏教と共に日本に伝来したと言われている。始まりは経典を齧る鼠退治を担った存在だったのだ。よく「... 続きを読む

  • 2018年3月5日

    山内さんの愛おしいもの・コト・昔語り

    山内喜平さんと和子さん  先月、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(90)が、伊吹大根復活に尽力されたお話を書いた。蒔いた種の80パーセント近くが基本形の伊吹大根に育つようになるまで20年近い歳月を要したが、この間、畑には毎年200本近い規格外の大根が育っていたことになる。  奥さまの和子さん(90)... 続きを読む

  • 2018年3月1日

    「そのもののある不自然なる実体」
    高橋良・川村憲太合同展

    川村憲太さん(左)と高橋良さん(右)  画家の高橋良さんから、「3月に展覧会を開くのでぜひ取り上げてください」と連絡をもらったのは1月の中旬頃だった。写真家の川村憲太さんとの合同作品でヌードをテーマにしたものだという。  ヌードと聞いて、一瞬たじろいでしまった。少なからず写真に取り組んできたものとして、ヌード... 続きを読む

  • 2018年2月26日

    狐穴と寒施行

    寒施行のお供え  「彦根ゴーストツアー」が、2月17日・18日にあった。このツアーは「見えないモノ」を「ゴースト」と位置づけ、現世(うつしよ)と幽世(かくりよ)の狭間、未評価の文化資源を巡る。今回は「妖怪探訪の章」だった。僕も参加したが最も刺激的であり感動したのが豊勝稲荷の「狐穴」と「寒施行」だった。  豊勝... 続きを読む

  • 2018年2月16日

    半月舎だより 15

    いただきもの日記  昨年、一箱古本市の出店で三度もご一緒したYさんが、店まで来てくれた。  いろいろお話をしているうちに、古本屋だけで生きていけるのか、という話になった。この手の話は、よく話題に上る。古本屋どうしでも、よく上る。みなさん不思議に思うところなんだろう。古本屋どうしでも不思... 続きを読む

  • 2018年2月13日

    湖東・湖北 ふることふみ41
    井伊直政命日法要

    昨年の命日法要の様子  慶長7年(1602)2月1日、井伊直政は居城佐和山城で生涯を閉じる、享年42歳。死因は1年半ほど前の関ケ原の戦いで島津義弘を追跡しながら受けた鉄砲傷による破傷風だと言われてきたが、近年では直政は関ケ原直前に高熱を発し、このために軍監の任に本多忠勝を加えるなどの対策が行われたことからも関... 続きを読む

  • 2018年2月9日

    明治維新150年 其の一

    天寧寺の大東義徹顕彰碑の書は日下部鳴鶴が揮毫。鳴鶴は彦根藩士であり明治の三筆、近代書道の確立者の一人である。  かつてDADAジャーナルでは湖東・湖北に遺る近代化遺産を記してきた。文化庁によると、近代化遺産とは、「幕末から第2次世界大戦期までの間に建設され、我が国の近代化に貢献した産業・交通・土木に係る建造物... 続きを読む

  • 2018年1月31日
    No Image

    彦根ゴーストツアー

     「目に見えないモノを見ることができるかもしれない旅をしませんか? 現世(うつしよ)と幽世(かくりよ)の狭間、湖東・湖北の伝承を追いかけ文化遺産を巡るTour に出かけませんか?『空(くう)の旅人舎』がご案内いたします」と、「妖怪探訪の章」(2月17日・18日)、「井伊直弼の章 其の二」(3月3日・4日)が行われる予定... 続きを読む

  • 2018年1月17日
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    城下町の稲荷社 なぞの言葉「せんぎょう」(2)

     前回、彦根市高宮の豊勝稲荷に、「せんぎょう」或いは「せんぎょ」と呼ばれるお供えの風習があることを話した。その時は言葉の意味は判らなかったが、「施行」と書くことが判った。大抵は「しこう」と読むが「僧や貧しい人々の救済のため、物を施し与える」ときには「せぎょう」と読む。豊勝稲荷の「せんぎょう」「せんぎょ」は、「せぎょう」... 続きを読む

  • 2017年12月25日

    湖東・湖北 ふることふみ 40
    井伊家千年の歴史(23)

    直虎終焉の地・松岳院跡  『おんな城主 直虎』の放送も無事に終了した。一旦区切りとなるので今稿では放送前に大きな問題も提示されていた件について私説を書いてみたい。  井伊直虎は男性である。そんな説がまことしやかに発表されたが現在はほぼ否定されていると考えても差し支えない。一番の理由は男性説の証拠となる史料が1... 続きを読む

  • 2017年12月7日

    自動運転バス政所を走る!

     「今日はあの細い道に入ろうとしてたわー」「昨日はここで立ち止まってたでー」と地域の皆に見守られながら、奥永源寺の集落内を自動運転バスがゆっくりゆっくり走りぬけた。  これは国土交通省が、中山間地域で人や物の流れを確保することを目的とした自動運転の実証実験を行う全国13箇所の中に、道の駅 奥永源寺渓流の里周... 続きを読む

  • 2017年12月4日
    No Image

    半月舎だより 14

    お客さんたちのあれこれ  舎主のUさんも、舎員のわたしも30代の女なので、「お客さんも同世代くらいの女性が多いんでしょう」というようなことを言われることがあるが、そんなこともない。定期的にお越しになるような、お互い顔を覚えるようなお客さんは、ほとんど年配の男性だ。  お客さんから本を買い取らせてもらい、自分で選んで並... 続きを読む

  • 2017年11月30日

    城下町の稲荷社 なぞの言葉「せんぎょう」?

     中山道高宮宿、犬上川沿いに「豊勝稲荷」がある。宿場町の稲荷で、11月5日に大祭があるというので出かけた(11月と2月の第一日曜日が大祭)。明治初期、個人の家で祀っていた稲荷を「門口」の字で世話をするようになったのだという。立派で大きな稲荷である。この稲荷を個人宅で祀っていたのだから、高宮の繁栄ぶりがうかが... 続きを読む

  • 2017年11月14日

    城下町の稲荷神社 2

    瘡守稲荷神社(彦根市馬場1丁目)  唐突だが、今、僕は稲荷神社が面白い(のではないか)と思っている!! 稲荷神社は「商売繁盛の神様」のイメージが強いが、彦根城下の稲荷はどうも違っているぞ……、という話である。  前回、「彦根の瘡守稲荷(かさもりいなり)は、井伊直政が上野国箕輪に居た頃、常陸の国の笠間稲荷社(茨... 続きを読む

  • 2017年11月10日
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    湖東・湖北 ふることふみ38
    井伊家千年の歴史(21)

     1つの家を1年のドラマにするとき、それまでは知られることもなかった人物が登場し活躍することがある。井伊直政の姉である高瀬姫もその1人ではないだろうか?  「直政に姉がいたことなんて知らなかった」と、彦根の中でもよく耳にする。また「高瀬が架空の人物ではないか?」との質問もよく受けたが、高瀬は正真正銘直政の姉である。しか... 続きを読む

  • 2017年10月31日

    喜多充「唄屋の縁」 連載150回記念LIVE&TALK

     2004年10月より小紙連載中のコラム「唄屋の縁」が、来月150回を迎えます。これを記念して筆者・喜多充のディナーライブ開催決定!  ピアニスト・平間さと子(from 東京)、ギタリスト・歳森隆史(from 兵庫)と、喜多を知り尽くす強力なメンバーと共に、最高の「唄」をお届けします。また今回は連載100回記念ラ... 続きを読む

  • 2017年10月10日

    城下町の稲荷神社

    長林稲荷大明神(彦根・清凉寺) 長林稲荷大明神(彦根・清凉寺)  唐突だが、今、僕は稲荷神社が面白い(のではないか)と思っている!!。  彦根の街を自転車で走る機会があって、夏が逝く流れる景色を視野の端で捉えながら……突き進んでいた。ふらふらではなく、久し振りの自転車が気持ち良くて、一心不乱にペダル... 続きを読む