つくって、食べよう

第90回 イタリアの毎日のごはん 〜イタリアのイチゴ、日本のイチゴ〜

このエントリーをはてなブックマークに追加 2012年5月27日更新
イタリアの毎日のごはん 〜イタリアのイチゴ、日本のイチゴ〜

 約4年のイタリア生活、当たり前ですが毎日がイタリア料理でした。不自由は感じなかったし、イタリアでもある程度の食材は調達できるので、和食だって作ることはできました。だけど、いくら調理法が同じでも再現できなかったのが、白ごはんとイチゴのショートケーキです。しかしごはんはともかく、ケーキはそもそも洋菓子なのに何が違うの…それは素材です。日本のイチゴはみずみずしくて甘くて、ふんわりしたスポンジに挟まっていても、抵抗なくフォークが入るのですが、イタリアのイチゴはかたくて甘酸っぱい!だから、スポンジケーキとバランスが取れないのです。
 でも、お砂糖とレモンでマリネしておけば、イタリアのイチゴはとてもおいしくなるので、ジェラートやパンナコッタにかけて楽しんでいました。やはりその土地の気候風土に合った食材、調理法があるのですね。そんなイタリア時代を思いつつ、日本のイチゴもマリネしてみました。時間がたつと色あせて味が抜けた感じになるので、混ぜ合わせたら早めにお召し上がりくださいね。
 

イチゴのマリネ

材料(2人分)
イチゴ 1/2パック、★(グラニュー糖 大さじ1、レモン汁 小さじ1、キルシュなど好みの洋酒 小さじ1)

作り方
イチゴを洗って4等分に切り、★と混ぜあわせる。砂糖が溶けたらできあがり。ホットケーキやアイスクリームにかけてどうぞ。

あきこ Profile

1977年生まれ。兵庫県明石市出身。京都の大学に在学中、旅行をきっかけにイタリアに魅了される。その加熱ぶりは卒業論文のテーマを「バルサミコ酢」にしてしまったほど。卒業まもなく管理栄養士の資格を取得。半年後、憧れのイタリアへ料理の勉強に旅立つ。2004年4月より彦根市内に勤務し、現在は湖国ライフを満喫中。

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