つくって、食べよう

第87回 イタリアの毎日のごはん 〜男の料理〜

このエントリーをはてなブックマークに追加 2012年2月24日更新
イタリアの毎日のごはん 〜男の料理〜

 もうすぐバレンタイン、本来は聖バレンティーノの命日、恋人達の記念日です。日本では女性が男性にチョコを贈るのが定番ですが、イタリアでは、カップルで外食をしたり、プレゼントを贈りあったり、2人ともが主役の一日です。中には男性が女性に手料理をふるまうなんてこともあるようですが、そういえばイタリアの男性が厨房に立つ姿は珍しくなかった気がします。家にマンマ(母)がいれば家事は任せっきりの男性陣ですが(※人によります)、近年は共働きや単身世帯も増え、事情は変化しているのかもしれません。
 ところで、イタリア版男の料理によく登場する「サルシッチャ」は、ソーセージのことです。手軽に使え、焼いても煮てもおいしいのですが、日本でも豚ひき肉に味付けして冷蔵庫で寝かすことで、近いものが作れます。男性のみなさま、バレンタインに手作りサプライズディナーをプレゼントするのも、とっても素敵だと思いますよ。
  

サルシッチャのトマトソースパスタ

材料(2人分)
ペンネ 160g、豚ひき肉 200g、玉ねぎ  1/2玉、ホールトマト 1缶、オリーブ油 大さじ2、白ワイン 大さじ3、塩 適量、パルメザンチーズ(粉) 適量、A〈塩 小さじ1/2(2g)、黒こしょう・フェンネルシードなど好みのスパイス 各少々〉

作り方

  1. 豚ひき肉にAを加えてよく混ぜ、1晩冷蔵庫で寝かす。
  2. フライパンにオリーブ油を加えて中火にかけ、1をちぎりながら入れてほんのり焦げ色がつくまで焼いて取り出す。
  3. 2のフライパンに薄切りにした玉ねぎを加えて炒め、しんなりしたら2を戻し入れ、白ワインを注ぐ。
  4. 手であらくつぶしたホールトマトと水1カップ、塩小さじ1/2弱を加えて20分煮込む。
  5. ペンネをゆでて4とあえる。たっぷりのパルメザンチーズをかけていただく。

あきこ Profile

1977年生まれ。兵庫県明石市出身。京都の大学に在学中、旅行をきっかけにイタリアに魅了される。その加熱ぶりは卒業論文のテーマを「バルサミコ酢」にしてしまったほど。卒業まもなく管理栄養士の資格を取得。半年後、憧れのイタリアへ料理の勉強に旅立つ。2004年4月より彦根市内に勤務し、現在は湖国ライフを満喫中。

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