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長浜市の記事一覧

  • 2021年10月27日

    コロナ禍でのスタート お店
    コロボックルのパン屋さん

    ともゑ庵2階のカフェ  「お台処 ともゑ庵」の2階でお茶をしようと誘われ、カフェを訪れたのは、今年6月最後の日曜日だった。  昭和9年に建てられたという民家を改装したワンフロアーの店内は、三方のレトロなガラス窓のせいか、樹々越しにみえる伊吹山や町なみが穏やかで、明るく解放感にあふれていた。  カフェの主は彦根... 続きを読む

  • 2021年10月1日

    アメフトのまち・長浜でフラッグフットボールの振興を まち・文化

    7月、長浜市民体育館での体験会で 長浜はアメリカンフットボールの聖地!?  他のまちにはない長浜だけが紡ぎ続けた歴史……。それはアメリカンフットボール(以下、アメフト)である。  今を遡ること71年前、1950年に旧長浜市立第四中学校(現在の市立南中学校)でタッチフットボール部が創部された。これは... 続きを読む

  • 2021年8月4日

    山内さんの 愛おしいもの・コト・昔語り  番外編「山内さんの本」 まち・文化

    日本には古くから伝えられてきた文化や風習があります。 それは日本人の心の中に生き続けてきた貴重な財産です。 それが近年、急速に忘れ去られようとしています。 私は先人の〝知恵〟や〝想い〟が埋もれてしまうのをしのびなく思い、私の人生で経験し、心の糧として大切にしてきたことなど、記憶を掘り起こして、お話ししました。 ... 続きを読む

  • 2021年7月19日

    お菓子プリント お店
    タカチュキ

     JR北陸線・高月駅の近くに「タカチュキ」という名の食堂があることを知り興味を持った。「タカツキ」と「タカチュキ」、「ツ」と「チュ」を発音するときの唇の動きや心のドキドキに一瞬、動揺した。  「食に願いを」をキャッチコピーに????原克行さん(39)が地場産にこだわったカラダに優しい食事をつくっている。長浜市内... 続きを読む

  • 2021年4月30日

    Fox Hole(狐の穴) まち・文化

    城山稲荷神社のFox Hole(松江市殿町449-2)小泉八雲もこのFox Holeを見たに違いない。  「狐の穴」について書いたのは2017年だったと思う。稲荷の社の裏に狐が出入りできる穴があいているのだ。  小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)はおおよそ100年前にこのことに気づいた。『新編 日本の面影Ⅱ』(... 続きを読む

  • 2021年4月5日

    長浜の鍾馗さん まち・文化

     「鍾馗」は、中国唐代に実在した人物である。科挙に落第し、傷心癒えず自殺したが、玄宗皇帝(在位712〜756年)が憐れんで科挙合格者とし丁重に葬った。そして、皇帝が瘧(おこり)にかかった時、夢に現れ、「虚耗(きょぼう)」と名乗る悪鬼を撃退した。鍾馗は、丁重に葬ってくれた礼だといった。玄宗の病は治癒し、以来、この... 続きを読む

  • 2021年3月3日

    森の恵み「ながはま森のメープル」 まち・文化

    樹液採りに向かう  長浜産のメープルシロップ「ながはま森のメープル」(20g入り、1,500円)が、道の駅・塩津海道あぢかまの里(長浜市西浅井町塩津浜)で販売されている。メープルシロップはカナダ産が良く知られ、サトウカエデの樹液から作られる。日本国内にはサトウカエデは自生しておらず、ながはま森のメープルはウ... 続きを読む

  • 2021年1月27日

    山内さんの 愛おしいもの・コト・昔語り「あいあけ披露目」 まち・文化

    婚礼の日  ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(93)和子さん(93)ご夫妻にお会いしてお話を聞き色々教わっている。ふと耳にする山内さんのお話が面白い。今回は「あいあけ披露目」。  「葬式の話をしたさかい、婚礼の話もしておこか」と、喜平さんらしく順序正しく、注釈も入れながら結婚の際の一... 続きを読む

  • 2021年1月15日

    山内さんの 愛おしいもの・コト・昔語り「野辺送り」 まち・文化

    さんまい(墓地) 香典受納帳  ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(93)和子さん(93)ご夫妻にお会いしてお話を聞き色々教わっている。ふと耳にする山内さんのお話が面白い。今回は前回にも少し触れた「野辺送り(葬式)」。  かつて古橋では死者を弔う野辺送りが行われ、黒打掛に白手拭... 続きを読む

  • 2021年1月12日

    EL MANA お店
    エル マナ

     「エル マナ」は小さなコーヒー専門店である。小さいのにコロナ禍で席数が更に少なくなった。コーヒーも料理することも好きだというヤマモト・メサ・ホセさん(50)が2016年にオープン。ホセさんはボリビアの出身である。ピコ・デ・トゥカノ農園やコパカバーナ農園の豆で淹れるコーヒー(429円)は、甘み・酸味・苦み・コク... 続きを読む

  • 2021年1月1日

    今年一番の絶景 小谷山 岩場からの眺望 まち・文化
    一日回峰行(長浜市)で

     地元にゆかりのある五人の賢人を顕彰する施設・五先賢の館(長浜市北野町)が募集した「一日回峰行」に参加させていただいた。五先賢の一人、比叡山延暦寺の千日回峰行の創始者・相応和尚にちなんで名付けられ、地域の史跡や小谷山を巡る約8kmの行程で回峰行というよりも爽快な山歩きだった。主催する田根連合自治会のボランティアメ... 続きを読む

  • 2020年11月4日

    山内さんの 愛おしいもの・コト・昔語り「高時川に架かる橋」 まち・文化

     ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(93)和子さん(93)ご夫妻にお会いしてお話を聞き色々教わっている。ふと耳にする山内さんのお話が面白い。今回は「高時川に架かる橋」のお話。  以前、古橋では新年最初の集会を「綱打ち(つなうち)」と呼び、その名は大水が出るたびに流される高時川に架かる橋を... 続きを読む

  • 2020年9月3日

    山内さんの 愛おしいもの・コト・昔語り 「日野菜」 まち・文化

     ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(93)和子さん(92)ご夫妻にお会いしてお話を聞き色々教わっている。ふと耳にする山内さんのお話が面白い。今回は、「日野菜」。  日野菜は県内日野町が原産地であることからその名がつけられた。細長い形状をしているが蕪の仲間で、上部が赤紫色、下部は白色で、糠漬... 続きを読む

  • 2020年8月24日

    目指すべきモノ ― 初めての炭焼きの成果 ― まち・文化
    長浜市余呉町上丹生

     長浜市で林業や森林整備で地域おこし協力隊として活動している子林葉さん(37歳・余呉町東野)と堀田涼介さん(27歳・余呉町下余呉)が、初めて挑戦した炭焼きの成果を確かめる炭出しをされると聞き、7月下旬、余呉町上丹生へ見せてもらいに行った。窯の焚き口を塞いだ壁をいよいよ崩し始めるところだった。  二人が師匠と呼び... 続きを読む

  • 2020年8月19日

    山内さんの 愛おしいもの・コト・昔語り「野沢菜の漬物」 まち・文化

    野沢菜の塩漬け専用の漬物桶。木製の蓋は喜平さんの自作で、いつでも使えるようにきれいに保管されている。  ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(93)和子さん(92)ご夫妻にお会いしてお話を聞き色々教わっている。ふと耳にする山内さんのお話が面白い。今回は、「野沢菜の漬物」。  野沢菜の漬物は... 続きを読む

  • 2020年7月6日

    山里のカフェ お店
    cococafe 心風流

     「cococafe 心風流(シンプル)」は、高時川の上流「妙理の里」にある。今年6月、オープン一周年を迎えた。緑豊かな山々に囲まれ、川のせせらぎが聞こえる静けさが心地いい。店名の「心風流」は爽やかな風が心の中に流れるようにとの思いが込められている。  僕は別件の取材で心風流を訪れた。20代の若... 続きを読む

  • 2020年3月31日

    山内さんの愛おしいもの・コト・昔語り「ゼンマイ」と「川原ゼンマイ」 まち・文化

    ゼンマイ(左)と川原ゼンマイ  ご縁があって、長浜市木之本町古橋にお住まいの山内喜平さん(92)和子さん(92)ご夫妻にお会いしてお話を聞き色々教わっている。ふと耳にする山内さんのお話が面白い。今回は、「ゼンマイ」と「川原ゼンマイ」。  「コゴミはどうして食べる?」。山菜の話をしていて喜平さんに問われた。「茹... 続きを読む