米原市の記事一覧

  • 2011年3月31日

    江展望 2011
    米原・徳源院にて、初と京極高次 お店

    手前の白い石廟が京極高次の墓  浅井三姉妹のうち、三女の江は二度の結婚を経て徳川家へ、長女の茶々は豊臣秀吉に嫁ぎ、次女の初は18歳で京極高次と結婚している。江や茶々の結婚は、三姉妹の保護者役であった秀吉の政略が垣間見えるが、初と高次はどのような結婚だったのか気になっていた。  京極高次は、浅井長政の姉・京極マ... 続きを読む

  • 2011年3月2日

    伊吹大根から生まれた「旬彩お初ロール」 お店
    道の駅 伊吹の里 旬彩の森

    伝統野菜の伊吹大根  野菜スイーツが人気だという。文字通り野菜を使った和洋菓子で、パンプキンプリンとかキャロットケーキなどはお馴染み。とうもろこしやごぼうを使ったお菓子なんていうのもあるらしい。スイーツとしての野菜の可能性は幅広いようだ。  この冬、大根を使ったロールケーキに出会った。正確には伊吹大根の糖蜜漬け... 続きを読む

  • 2011年2月15日

    まいばら山猫軒にて お店
    ルッチプラザ内レストラン「粗!一寸」

    「まいばら山猫軒」の看板  今、米原市では「米原で親しむ宮沢賢治展」が開催されている。「賢治の世界を読む、見る、表現する」として、パネル展示や、演劇などが市内各所で行われている。  ルッチプラザ内のレストラン「粗!一寸(そ いっすん)」では展示にあわせて「まいばら山猫軒」がオープンしている。山猫軒は「注文の多... 続きを読む

  • 2010年9月17日

    黄金色に浮かぶ書院 青岸寺のライトアップ まち・文化

     寺おこしの一環として去年からライトアップが開催されている。今回は国の名勝に指定されている庭園にスポットライトをあて、庭の景観を浮かび上がらせて、本堂から書院へ続く廊下と書院に手づくりの竹あかりを並べるという。  寺の裏山の太尾山の竹を使い作ったおよそ120本の竹筒に水を張り、ろうそくを灯す。他にも手作りのあかり... 続きを読む

  • 2010年8月11日

    農業をデザインする ひと
    Ryu-s米原 立澤竜也さん

    Ryu-s 米原の立澤竜也さん  始まりは茄子だった。友人が「うちの店でとれた野菜」といって分けてくれたのだ。「うちの店」というのは、友人が勤める服屋さんだ。服屋さんと、野菜……???  服屋さん「Ryu-s」は、岡山県のデニムブランド「KAPITAL」をメインに、オリジナルデザインのウェアが揃う店である。R... 続きを読む

  • 2010年7月27日

    入江小学校の記憶 まち・文化

     米原のプライベート・リゾート「エクシブ琵琶湖」。湖周道路に沿って生垣が植わっている。丁寧にほぼ一直線に刈り込まれているのだが、一部分すっぽり凹んでいるところがある。その時までは気にもしていなかったのに、突然、何故だろう「?」と思った。  道路から見るだけではただの凹みだが、歩いて近づいてみると、凹んだ生垣の奥... 続きを読む

  • 2010年6月20日

    いちごシフォンとさんしょうのラングドシャ お店
    洋菓子店 ミュール

    伊吹山のふもとにある「ミュール」  伊吹山のふもとに洋菓子店「ミュール」がオープンしたのは、去年のことだ。ふもとへ続く、それこそ長閑な一本道の途中にある。小さな手作りの看板と周囲の家と異なる雰囲気で「ここかもしれない」と通り過ぎることはないだろう。  「ミュール」はフランス語で「ブラック ベリー」のことだ。シ... 続きを読む

  • 2010年4月29日

    庭園を眺めながら食事ができる青岸寺 お店
    食彩処六湛庵

    青岸寺の庭園  米原にある曹洞宗の古刹・青岸寺の庭園を知る人々は「あそこのお庭はすごいでしょ」という。「六湛庵」はその庭を愛でながら食事ができる食彩処だ。  ご住職の永島亮昭さん、妻の慧子さん、お嬢さんの慧明さんにお迎えいただいた。少し緊張した。  客間の向こうには、裏山の太尾山を借景にした枯山水の庭園が広が... 続きを読む

  • 2010年2月18日

    なつかしくて新しい揚げパン お店
    ぱんげあ

    給食の店番メニューといえば揚げパン  「好きだった学校給食は」という話になると、必ず話題になるのが揚げパンのように思う。揚げパンが給食メニューになかった地域に住んでいた私にとって、その具体的な姿や味は未知のものだった……。  旧近江町に揚げパン専門店「ぱんげあ」がオープンしたと聞いてさっそく訪れた。揚げパンに... 続きを読む

  • 2010年1月12日

    初詣は雪がとけてから まち・文化
    伊吹山2合目 上杉謙信を祭る神社

    1合目を登り切ったところにある「上杉大明神」の石碑  2010年の初詣は、「上杉神社」と決めていた。伊吹山2合目にあり、上杉謙信を祭る神社である。伊吹山の麓の案内看板にもちゃんと松尾寺本堂山側に「上杉神社」と記されているから、その存在だけは知られている。ただ、その神社が、「義」を重んじ、戦国時代を生きた上杉謙... 続きを読む

  • 2009年11月11日

    成菩提院に遺された三成の掟書 まち・文化

    成菩提院  石田三成の生誕地から比較的近い場所で生まれ育ったせいだろうか、三成は私にとって身近な歴史上の人物、だった。少年時代の三成が秀吉を気遣った三杯の茶のエピソードは、繰り返し聞く昔話のようなものだ。ただ佐和山城主としての三成については長く知らずにいた。  佐和山城主、三成がどのように民政を進めていこうと... 続きを読む

  • 2009年11月1日

    岩脇山 防空壕 まち・文化

    岩脇山  旧近江町、岩脇の集落に岩脇山というこじんまりとした山がある。藤子・F・不二雄の漫画ドラえもんでのび太がよく昼寝をしている裏山、といった感じだろうか。ただし岩脇山には大きな横穴がふたつ、ぽっかりと口を開けている。山の南東、JRの電車や貨物列車が定期的に通り過ぎるのがよく見えるあたりだ。かつて、この山にS... 続きを読む

  • 2009年10月19日

    与九郎さんの滝に行く まち・文化

    与九郎さんがよく魚を捕った場所にちなんだ「与九郎さんの滝」  東草野は、奥伊吹のなかでも最も奥に位置し、姉川が集落と山々の間を縫うように流れている。平家の落人が住み着いたとか、豊臣秀吉の妻のねねがここを抜けて美濃に逃げたとか、関ヶ原の合戦で追われ身になった石田三成がたどったといった興味深い伝承も少なくない。 ... 続きを読む

  • 2009年10月11日

    佐和山城天守の行方 ひと
    城郭研究家 長谷川博美さん

    「澤山城図」滋賀県犬上郡多賀町多賀大社蔵「多賀大社社頭絵図」(写真提供 長浜市長浜城歴史博物館) 佐和山城遺跡出土 焼印木片(写真・説明 長谷川博美) 彦根城天守木材に墨書された「チキリ」符牒と同種と思われる「チキリ」紋様の焼印のある木片が、佐和山城遺跡の土中より発掘されて、発掘現場事務所のトレーの中に... 続きを読む

  • 2009年5月24日

    ステンショ道・幻の春照駅 まち・文化

    「米原 汽車 汽船道」の道標  きっかけは中山道番場宿にある「米原 汽車 汽船道」の道標の謎だった。十字路の片隅に建っている。不思議なのは汽船。知る限り米原から琵琶湖を渡る船の便は無かったはずである……。  ふと思い出した。かつて、国鉄の線路は現在のルートとは違い、関ヶ原から伊吹山麓を通って長浜駅まで伸び、そこ... 続きを読む

  • 2009年5月24日

    レキジョのための基礎知識 2 「義」の物語
    頭痛が治るらしい!? 大谷吉継の首塚 まち・文化

    大谷吉継の首塚とされる畑の片隅の祠。  米原市下多良の畑の片隅に、祠がポツンと建っている。車通りの多い幹線道路から外れた場所で、案内板も出されていない。地元の人でも、知る人ぞ知る祠である。僕が訪ねたときは長閑な風景に人の気配はなく、少し寂しい雰囲気だった。祠の前に、パック酒とペットボトルのコーヒー飲料が供えられ... 続きを読む

  • 2009年3月22日

    五本の川が始まるところ まち・文化
    米原市間田

     雪解けの季節。伊吹山の麓を流れる姉川の側を走っていた。この冬は、湖北地域でもほとんど雪が降らなかったから、これから農繁期を迎えるにあたって水不足が少し気になっていたのだけれど、集落の中を流れる水路が浪波と湛えている様子を見る限りでは、杞憂に思える。上流から下流へ、勢いよく流れる水面を眺めていて、ふと、知人の言葉を思い... 続きを読む