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彦根市の記事一覧

  • 2013年5月6日

    琵琶湖のほとりの小さな居場所 お店
    kanaria

    外海孝子さん  数年前はじめてお会いしたとき、琵琶湖を眺めながら「いつか『かもめ食堂』のような店をしたいと思っている」と話しておられたのを覚えている。「かもめ食堂」とは2006年公開の映画『かもめ食堂』で描かれている、フィンランドの小さな食堂のこと。映画では、その食堂をとりまく人々の姿と美味しそうな料理が丁寧... 続きを読む

  • 2013年5月3日

    手紙と絵本のカフェ まち・文化

     逓信舍は2011年、国の登録有形文化財となった旧川原町郵便局舎の建物で、木造2階建ての伝統的な町家である。昭和9年(1934)に郵便局舎への転用にともない、建物の前面が洋風外観に改造され、2階にも天井高の高い居室が増築された。この郵便局舎部分を利用したカフェが1階にある。「T-shin café」という。  4... 続きを読む

  • 2013年4月17日

    何度でも食べたくなるお菓子とおやつ お店
    季節のお菓子とおやつ gatto

    井上三紀さん  連載「gatto no gateau」でおなじみのgattoこと井上三紀さんが、彦根市銀座町に『季節のお菓子とおやつgatto』をオープンする。明治時代の町家を改装した住居兼店舗の菓子店だ。彦根の人には、かつてのマルビシ百貨店前旧土橋商店街の一角、最近では「らーめん本気の隣」と言った方がわかり... 続きを読む

  • 2013年3月28日

    自転車のビジネスに迫る ひと
    NPO法人五環生活 近藤隆二郎さん

    近藤隆二郎さん  3月15日、学芸出版社から『自転車コミュニティビジネス エコに楽しく地域を変える』と題した書籍が出版された。空前の自転車ブームに伴い、全国各地で新たな自転車コミュニティビジネスが次々におこり、地域を変え始めている。各地の自転車コミュニティビジネスの現状と可能性を一挙に紹介した初のガイド本である... 続きを読む

  • 2013年3月25日

    南三陸・田の浦の3.11 まち・文化

     今年も3月11日の夕暮れに東日本大震災の被災地である宮城県南三陸町田の浦の港にキャンドルが灯った。これは滋賀県立大学の教員や学生らが中心となって活動する「田の浦ファンクラブ滋賀サポートチーム」が企画しているもので昨年に引き続き2回目となる。今回は助っ人として「彦根キャンドルナイト」や「高宮の心を東北へ」のメンバ... 続きを読む

  • 2013年3月15日

    真田幸村の娘は彦根藩士に嫁いでいた! まち・文化

     以前、「彦根に真田信繁(幸村)の娘の墓がある……。」と記事に書いたことがあった。要約するとこんな具合だ。  「大坂方の名将真田幸村には一子大助の外に一女があった。彦根藩士青木五郎兵衛の妻となって、大坂両陣の頃には彦根に在住していたが、父は大坂方の将として弟大助と共に大坂城に入り、夫は井伊家の家臣として、直孝に従っ... 続きを読む

  • 2013年3月12日

    彦根出身のヴァイオリニスト
    被災木ヴァイオリンに想いをのせて ひと
    足木かよさん

    ヴァイオリニスト 足木かよさん  東日本大震災から明日で2年になる。あの日多くの人が抱いた悲しみやむなしさ、「何かしなければ」という想いはどれだけ実を結び、どれだけ今に受け継がれているのだろう……。  この震災は皮肉にも被災地から遠く離れた土地に住む私たちにとって、東北各地の地名を知る機会となった。陸前高田... 続きを読む

  • 2013年3月1日

    憩いの時間が生まれる場所に お店
    Marz-Kitchen Cafe + Bar Route206

    木の香りが漂う店内  県道206号線沿いに昨年12月に出来たカフェレストラン「Marz-Kitchen Cafe+Bar Route 206」。店に入るとほのかに木の香りがし、大きな薪ストーブが出迎えてくれる。  カフェ好きにとって嬉しいのが店内の広さ。天井まで吹き抜けになっている1階にはゆったりとしたソファ... 続きを読む

  • 2013年2月25日

    ジプシー・ジャズ まち・文化

     世界中に一体どれだけの種類の音楽文化が存在するのだろうか?  ひこね市文化プラザで開催されている「ワールド・ミュージック・トリップ」シリーズは、2011年の4月よりスタート。世界各国の伝統に培われた独自の素晴らしい音楽や舞踊を本場のアーティストを中心に、その魅力あるステージで紹介していくことを目的としている。飛... 続きを読む

  • 2013年2月20日

    冬の隧道へ行ってきた まち・文化

    2013年1月29日 佐和山隧道  ZTVの「フレッシュ!びわドロップ」という番組取材があって、トンネルにまた行ってきた。国鉄時代の仏生山(むしやま)トンネル、佐和山隧道、旧横山隧道。いずれも美しい煉瓦トンネルだ。仏生山は漢字の違いを指摘されることがよくあるが、トンネル名は「仏生山」、トンネルのある山の名前は... 続きを読む

  • 2013年2月18日

    バスの記憶とこれから まち・文化

    「バスに乗って、ゆられてる。」その後、決まって「ゴー! ゴー!」とあいのてを娘が入れる。娘のお気に入りのCDから流れてきた歌詞である。他にも子ども向け雑誌の多くで親子がバスに乗って公園に出かけるシーンを見かける。しかし、僕は実際に出かけたことはない。最後に乗ったのはいつだったか、と必死になって思い出さなければならないほ... 続きを読む

  • 2013年2月15日

    アーチの窓辺にて まち・文化

    江北図書館4連アーチ  木之本の江北図書館のことが気になっている。「江北図書館 存続の危機」と題した記事が読売新聞(2013.1.25.滋賀版)に出ていた。「100年余りの歴史を持つ県内最古の図書館「江北図書館」(長浜市木之本町)の存続が危ぶまれている。資金難や建物の老朽化にあえいでおり、運営する公益財団法人... 続きを読む

  • 2013年2月11日
    No Image

    真冬の怪談話 まち・文化

     昨年10月13日、「日本号」という演目でひこねのための新作講談があった。地域の歴史を講談仕立てで学ぼうという企みらしい。講談師は有名な旭堂南海師である。来年のNHK大河ドラマ「黒田官兵衛」にも関係する話だった。  民謡黒田節に、「酒は呑め呑め 呑むならば 日本一のこの槍を 呑み取るほどに呑むならば これぞ真の黒田武士... 続きを読む

  • 2013年2月4日

    「思い出の味」を目指して お店
    六本木家

    六本木家の店内  彦根市後三条町の六本木家(ろっぽんぎ・ハウス)は、第2回・第3回ラーメングランプリを連覇した人気のラーメン店だ。  店主の柏原成人さん(44歳)のラーメンキャリアは長い。23歳で屋台のラーメン店を開き、以来20年以上ラーメンに関わり続けてきた。屋台の時代が長かったが、2009年12月に今の場... 続きを読む

  • 2013年1月15日

    そこはインド&ネパールだった! お店
    インド&ネパールレストラン デリー

     インド&ネパールレストラン「デリー」は、昨年6月にオープンした店で、そこは確かにインド&ネパールだった。おかしな表現だが、インド&ネパールなのである。  まず、色彩が異国である。次に匂いがスパイシーである。そしてBGMがインドであり、お店の人が全員インドの人なのだ。インドやネパールに行った経験がなくても、テレビ... 続きを読む

  • 2013年1月10日

    リアルに振り返ることができる時代 お店
    もったいない堂 傾奇小僧J

    西川章さん  僕らの記憶にある古いものが雑然とディスプレーされている店に足を踏み入れたのは、彦根・豊郷・醒井でロケが行われた映画『家』(西村知美主演・秋原北胤監督・2013年春公開)で使う文机とスタンドを探していた時のことだ。「きっと、ありそうだ」と思った。西川章さんが2010年にオープンしたお店で『もったい... 続きを読む

  • 2012年12月31日

    2012年、解けない謎はない!? まち・文化

     2012年は「龍」の年だった。解けない謎はないはずなのだが、どうしても解らない龍がいる。「紫鱗龍王」。昨年の年末からこの龍のことが解ったら記事にしようと思っていたが、遂に、師走最終号で音をあげることにする。と同時にそもそもそう簡単に解るようでは謎でもなんでもないのだとうそぶくのも忘れない。「紫鱗龍王」は、解けな... 続きを読む