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東近江市の記事一覧

  • 2012年9月14日

    今も……、  水が流れている ひと
    トンボ研究家 澤田弘行さん

    澤田弘之さん(能登川博物館提供)  8月末、澤田さんに連絡しなくてはならないことがあって電話をかけたら、思いがけず澤田弘行(65)さんの声がした。携帯電話のインデックスには、「澤田・澤田」と入っている。昔は、どっちの澤田さんか、「澤田・澤田」で覚えていたのだが、それを忘れるくらい2人の澤田さんと連絡をとってい... 続きを読む

  • 2012年9月3日

    「がおん井の池」のこと まち・文化

    生き物観察会の様子  総本山永源寺の脇を流れる愛知川に沿うように走る道をわずかに下った、東近江市永源寺高野町に「がおん井(ゆ)の池」がある。3年前、同町の住民有志で組織した「高野の山里を愛する会」のメンバーが休耕田を利用して手作りしたビオトープ池だ。  8月18日、約70人の町民が参加して「生き物観察会と案山... 続きを読む

  • 2012年8月31日

    この夏も妖怪がアツかった まち・文化

     暑い夏を涼しく過ごす知恵として、人々は昔から怪談を楽しんできた。ゾッとする怖い話で涼をとる。今も昔も変わらぬ夏の風物詩だ。地域に昔から棲む妖怪たちが、地域や人々に恐怖と笑顔を同時に運んでいる。  7月22日、八日市で行われた「八日市は妖怪地 2012」にてデビューしたのは「東近江のガオさん」。子どもたちが近づいて... 続きを読む

  • 2012年7月27日

    滋賀県唯一のプロ大道芸人 ひと
    大道芸人 丸ちぇろさん

     街頭や舞台などで演じる「大道芸」。路上でボールをお手玉のように投げたり、中国ゴマを回したりするパフォーマンスを目にしたことがあるかもしれない。大道芸を行うプロは国内にも存在するが、じつは滋賀県のプロ大道芸人はたったのひとり、丸ちぇろさんしかいないという。丸ちぇろさんが演じるのは主にジャグリング。なかでもボウリン... 続きを読む

  • 2012年6月29日

    ピザ生地に自信アリ。八日市の老舗イタリアン! お店
    クッチーナ カプリチョーザ

    クッチーナ カプリチョーザの店内 店長の勝永章久さん フレッシュレタスと生ハムのピザ ゴルゴンゾーラチーズとはちみつのピザ  はじめてピザを食べた記憶を思い出してみる。家庭で食べた冷凍ピザ、喫茶店で食べたピザトースト、当時は「ピザパイ」と呼ばれていたかもしれない。日本初の宅配ピザ店がで... 続きを読む

  • 2012年4月11日

    Hakmokrenで過ごす時間 お店
    cafe & gallery Hakmokren

     旧五個荘町に昨年オープンしたカフェギャラリー「Hakmokren」。オーナーの有岡保行さん(62)が、築後200年の商家を、その趣を極力残して改装した。かまどや井戸が残る台所には、有岡さんがコレクションしてきた古い和食器を展示。ギャラリースペースの部屋には、各地からセレクトした陶器、ガラス、木工の作品が並んでい... 続きを読む

  • 2012年4月2日

    新たなるコレクション! ダムカード まち・文化

    永源寺ダムとダムカード  毎年、冬になると、気になりだすことがある。「ダムカード」である。国土交通省のホームページに次のような説明がある。『国土交通省と水資源機構の管理するダムでは、ダムのことをより知っていただこうと、「ダムカード」を作成し、平成19年度の「森と湖に親しむ旬間」(7月21日~31日)中より、ダ... 続きを読む

  • 2012年3月7日

    米の花のような…… お店
    辻川糀店

    辻川源一郎さん、加代さん夫妻 「昔はね、集落に1軒は麹をつくる家があったものです。家々で味噌を仕込むから麹が必要でした。だんだん味噌づくりする人が減っていって、自然に麹屋もなくなっていったんでしょう」。東近江市で「辻川糀店」を営む辻川源一郎さん(59)加代さん(59)夫妻が教えてくださった。辻川糀店は、辻川さ... 続きを読む

  • 2012年3月5日

    襖のその先にあるもの…… お店
    野田版画工房

    野田拓真さん、藍子さん夫妻  緑を含んだ青いうねりと光の具合で文字でも絵でもない紋様が浮かび上がる。しんと静かな日本家屋の中で独特の存在感を 放っている。「野田版画工房」の一室の襖のことである。私の知る襖の柄のどれとも似ていなかった。  襖を装飾するための紙を唐紙(からかみ)と呼ぶ。野田版画工房は唐紙づくりを... 続きを読む

  • 2012年1月13日

    更新する山を目指して! まち・文化
    薪遊庭

    村山英志さん  「薪 売ります」。  旧愛東町の田園地帯にこんな看板が立っている。薪(まき)を専門に販売する「薪遊庭」である。  私の場合、薪は郷愁を誘う。祖父母の家に五右衛門風呂があり、薪割りを手伝うことがあった。実に懐かしい……。薪は思い出の中に存在する。  薪とは燃料となる木材のことを指す。薪遊庭では、... 続きを読む

  • 2012年1月4日

    おいしくバランスよくBENTO.のお弁当 お店
    BENTO.

    八日市のBENTO.  9月、八日市の警察署や役所がある通りに、お店がオープンした。赤茶色のシンプルな建物は、デザイン住宅のようだ。お店の名前は「BENTO.」。上原知子さん(32)、吉田升江さん(36)の手作り弁当の販売店である。店内のテーブルにはおかずが詰められたパックが並び、購入時に温かいご飯を詰めても... 続きを読む

  • 2011年12月16日

    長崎のちゃんぽんと皿うどんの食べ方! お店
    茶袴

    大倉匡勝さんと久子さん  JR能登川駅前にある茶袴(ちゃこ)は、大倉匡勝さん、久子さんが営む居酒屋である。ランチタイムの営業もしていて、お得な日替わりに、ボリュームたっぷりの定食類、丼物がそろう。カウンターにテーブル席、奥には個室の座敷席もあり、ネクタイ姿のサラリーマンや女性グループで賑わっ... 続きを読む

  • 2011年12月14日

    木の生き方に背かない ひと
    工房「木の家具 智」平尾智子さん

    平尾智子さん  約束したその日、平尾智子さん(41)は近江八幡の山から帰ってきたばかりだった。木を伐る専門の人による、伐採現場に同行してきたのだ。ごろごろと楠が軽トラックの荷台に転がっていた。  平尾さんは椅子やテーブル、棚など「木の命を繋ぐ」家具を作る人である。動物などをモチーフに木工彫刻をも手がけている。... 続きを読む

  • 2011年11月30日

    ファブリカ村から始まる…… お店
    ファブリカ村

     能登川にファブリカ村というスペースがある。カフェがあり、ギャラリーがあり、アトリエがあり、ライブスペースがある。そして織機がある。ここは、10年前まで麻製品をつくる北川織物工場という場所だった。  ファブリカ村を運営するのは、北川陽子さん(49)と順子さん(47)姉妹だ。 「創業者の父の死後、操業を停止していま... 続きを読む

  • 2011年11月21日

    赤い花のそば、赤そば! お店
    そば処 赤そばの郷

    赤そばの花  蕎麦はまだ   花でもてなす    山路哉     芭蕉  「蕎麦」は、秋の季語である。ちょうど稲刈りの時期の前後だろうか、田園風景の中にそばの花が咲き乱れているのを見かけることがある。そばの花といえば真っ白い小ぶりなものだとばかり思っていたのだが、赤い花のそばがあるという。赤そばは、赤い... 続きを読む

  • 2011年10月27日

    ジャムベリースタイル お店
    Jam Berry

    クレープショップ「Jam Berry」  近江鉄道市辺駅を降りてすぐのところに、クレープショップ「Jam Berry」はある。ログハウス調のお店でイートインスペースもある。私の中でクレープは、どこか陽気でうきうきとした「ハレ」の日のイメージがあるのだが、そのうきうきした気分をさらに膨らませてくれるのが、大きな... 続きを読む

  • 2011年9月2日

    八日市で出会ったハンカチ王子 お店
    喜多スポーツ店

    社長の喜多高義さん  施設にランドセルなどを寄付する伊達直人(タイガーマスクの主人公)が全国的に話題になっていた頃である。八日市図書館前の道路を走っていると、「喜多スポーツ店」の店先に2メートルはあるだろうか、タイガーマスクが立っていた。「喜多スポーツ店」は野球用具専門店で、野球教室や大会も定期的に開催してい... 続きを読む